ASUS Chromebook CM30 Detachableのレビュー概要
2in1の小型Chromebook
ASUS Chromebook CM30 Detachableは10インチサイズの小型で2in1タイプのクロームブックです。
ChromeOSのため、サクサクとした動作感が魅力となっています。ゼロタッチ登録対応で企業向けにも良いでしょう。
こんなタイプにマッチ
- 軽量性を重視する人
- 複数導入する企業
簡易スペック表
発売日 | 2024年 |
CPU | MediaTek Kompanio 520 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB eMMC |
画面サイズ | 10.5インチ |
GPU | 公式記載なし |
USB-PD | 対応 |
LTE・5G通信 | 非対応 |
MSオフィス | アプリで利用可能 |
重量 | 985g |
Octane | 23603 |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
ASUS Chromebook CM30 Detachableの目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
ASUS Chromebook CM30 Detachableの特徴
ここではASUS Chromebook CM30 Detachableの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
動作の軽いChromeOS
本モデルは名前の通り、ChromeOSを搭載したデタッチャブルノートパソコンです。プロセッサのパフォーマンス自体が高いわけではありませんが、OSの軽さもあり、快適に使うことができます。
600g台の軽量性
本体質量は609g、キーボード・スタンドを付属させても1kgを切るため非常に軽くなっています。状況に合わせて取り外しができるため、外出先での対応力が高くなっています。
アクティブペンを内蔵
本モデルの魅力的なところの一つにアクティブペンがあり、なんと本体内蔵できるようになっています。もちろん収納時に充電も可能です。
ASUS Chromebook CM30 Detachableの価格とコストパフォーマンス
本体価格は2024年2月14日時点で69,800円となっています。Chromebookとしては少し高めの部類に入りますが、TFT液晶が用いられていること、軽量であること、アクティブペンまで付属していることを考えると割安のように感じます。
ASUS Chromebook CM30 Detachableのスペック
今回レビューしたASUS Chromebook CM30 Detachableのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2024年 | |
製品名 | Chromebook CM30 Detachable | |
型式 | CM3001DM2A-R70006 | |
サイズ | 169.2×259.5×8.95mm | |
重量(実測) | 本体 | 985g |
電源アダプタ | 175g | |
CPU | Media Tek Kompanio | |
GPU | 公式記載なし | |
メモリ(RAM) | 8GB | |
ストレージ | 1st | 128GB eMMC |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 10.5インチ |
解像度 | 1920×1200 | |
アスペクト比 | 16:10 | |
形式 | TFT液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | 無し |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | 503万画素 |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.2 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 38Whr |
公称値 | 12時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
ASUS Chromebook CM30 Detachableのベンチマーク
Ocatane
Octaneベンチマークを行った結果は以下の通りです。
ASUS Chromebook CM30 Detachableのモニター評価(色域・トーンカーブ)
モニターの評価テストは行っておりません。
ASUS Chromebook CM30 Detachableの通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 78.6 | 118 | 14 |
ポイント② | 60 | 85 | 16 |
ポイント③ | 80.9 | 165 | 14 |
ポイント④ | 81.1 | 109 | 15 |
ポイント⑤ | 59.5 | 40.1 | 15 |
ポイント⑥ | 38.5 | 58.4 | 13 |
通信スピードテストの評価
Wi-Fi6に対応していますが、100Mbps超えがなく、全体的にスピードがあまり出ていない点が気になりました。ただ、ChromeBookということもあり、実質的にそこまでパフォーマンスは必要ではないかもしれません。
ASUS Chromebook CM30 DetachableのUSB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。
USB-PD | 充電の可否 | 検証した充電器 |
20W | 〇 | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim |
45W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim |
61W | 〇 | RP-PC133 |
100W | 〇 | AUKEY PA-B7 |
ASUS Chromebook CM30 Detachableの外観
天板は控えめにASUSのロゴがあり、その下にChromebookのロゴが配置されています。
開いた様子です。タブレットであることを加味してもベゼル幅はかなり広くなっています。
キーボード全体です。カバータイプのため、合成不足感は否めませんが、実用性の上ではあまり問題はありません。
本体右側には何もありません。
本体左側にはUSB Type-C、コンボジャックを備えます。
上部はアクティブペンが収納されています。
本体の重量を測定したところ、985gとなりました。
充電器込みの重量を測定したところ、1160gとなりました。充電器単体では175gとなります。
ASUS Chromebook CM30 Detachableのメリット・魅力
アクティブペンが優秀
本モデルの最大の魅力は手書きと感じました。本体収納できて、かつ同時に充電可能、しかも実際に使うと反応も良いと三拍子揃っています。またソフトウェア側でも工夫があり、入力が自動的に手書きモードになるため初心者でもわかりやすくなっています。
加えて、ChromeOSはAndroidアプリも使えるため、お絵かきソフトなど絵を描く場合にも使っていけるでしょう。
軽量で持ち運びしやすい
特徴でも書きましたが、本体質量が軽いことに加え、細かく脱着できて重さを調整できる点は大きな魅力と言えるでしょう。
ASUS Chromebook CM30 Detachableのデメリット・欠点
ベゼルの広さが残念
昨今のノートパソコンの中ではベゼル幅がかなり広くなっています。一般的なタブレットと比較しても、広いと言わざるを得ません(タブレットは持ち手があるため、ベゼルが少し広くなる傾向がある)。
ベゼルが広いと本体が大きくなることや、単純にデザイン性の魅力が減るところが欠点と言えそうです。
キーボードの打ち心地は好みが分かれそう
キーボードカバータイプのノートパソコンとしては比較的しっかりしている方ですが、打ち返しが少し弱めであったり、剛性感が少し弱いかなと感じることがありました。
カバータイプなので妥協するところかもしれませんが、キーボードはパソコンを使う上で最も触る部分なので一度触って見ることをおすすめします。
みんなの口コミ
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本体が軽く、着脱可能なスタイルになっているため自分の用途に合わせて調整しながら使っていけるモデルです。ChromeOSで動作がサクサクな点もポイントと言えるでしょう。
ASUS Chromebook CM30 Detachableがおすすめな人
ネットサーフィン中心の人
ChromeOSはできることが限られている一方で、その分動作が軽くなっています。ネットサーフィンの場合、動作が軽くなっている恩恵が大きく、非常に使いやすい印象です。
キーボード入力が苦手な人
メリットでも書いた通り、純正のスタイラスペンが内蔵されています。このスタイラスペンを使うとタブレット上で手書き入力ができるようになるため、キーボードを使ってこなかったユーザーにもマッチするようになります。
Androidアプリを使う人
Chromebookの魅力の一つはAndroiアプリを使えることです。もちろん全てが対応しているわけではありませんが、iPhoneでも同じアプリを提供している場合、本モデルでも使うことが可能です。
ASUS Chromebook CM30 Detachableがおすすめではないタイプ
特殊なソフトウェアを使う人
本モデルというよりもChromeOSそのものの注意点として、できることが限られている点が挙げられます。Windowsとできることは異なるので注意をしておいて下さい。
ベゼルの広さが気になる人
本モデルはかなりベゼルが広めです。タブレットメインで使う場合はベゼルが広いこと自体が有利に働くこともありますが、PC使いがメインの人は気になる人もいるかもしれません。
ASUS Chromebook CM30 Detachableのカスタマイズ・モデルの選び方
本モデルのラインナップは1つのみでカスタマイズはありません。
ASUS Chromebook CM30 Detachableの実機レビューまとめ
ASUS Chromebook CM30 Detachableを安く買う方法
ASUS Chromebook CM30 Detachableに限らず、ASUSのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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