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HP EliteBook 1040 G11の実機レビュー

※本記事では日本HPより貸出を受けて、テストを行っています。

HP EliteBook 1040 G11のレビュー概要

ビジネスで活躍する一台

Core UltraのHシリーズを搭載しており、一級品のパフォーマンスを発揮するモデルです。

パフォーマンスだけでなく、モバイル通信に対応していることや、電子プライバシーフィルターを搭載していることなど、ビジネスシーンで活躍する機能をたくさん搭載しています。

こんなタイプにマッチ

  • ビジネスパーソン

簡易スペック表

発売日 2024年
CPU Core Ultra5 125H
Core Ultra 155H
RAM 16~32GB
ストレージ 256~512GB
画面サイズ 14インチ
GPU intel Arc Graphics
USB-PD 対応
LTE・5G通信 対応モデル有り
MSオフィス 選択可能
重量 1470g
Cinebench R20 -pts

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

2024年10月10日時点で208780円(税込)から。現在の価格は公式サイトでご確認ください。

 

HP EliteBook 1040 G11の目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

 

HP EliteBook 1040 G11の特徴

ここではHP EliteBook 1040 G11の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

 

高パフォーマンスが魅力

なんといってもCore Ultra Hシリーズのパフォーマンスが魅力です。ベンチマーク結果で後述しますが、ノートパソコンの中でもトップクラスの性能を持っていると言えるでしょう。

 

モデルラインナップが豊富

本モデルはBTOではないものの、カスタマイズモデルが非常に豊富なモデルです。プロセッサ、メモリ、ストレージを選ぶだけでなく、モバイル通信対応モデルや後述する無制限データサービスが最初からプロダクトに含まれているものもあります。

 

モバイル通信対応モデル有り

EliteBook 630 G11には4G LTE、5G対応モデルを選択することが可能となっています。SIMタイプはnanoSIMもしくはeSIMとなっています。

 

5年間の無料通信サービス

珍しいセットオプションとして購入してから5年間auのデータサービスを無制限で使うことが可能になっています。同スペックで比較すると有無の価格差が約5万円となっているため、5年間フルで使うと年間1万円程度となり、比較的リーズナブルに使えると言えるでしょう。

 

HP EliteBook 1040 G11の価格とコストパフォーマンス

本機種のラインナップは非常に多く、約20万円から70万円までの価格帯がそれを表しています。単純なプロセッサやメモリ量の違いから、モバイル通信対応モデルまでありますが、基本的にコストパフォーマンスとしてはプロセッサ面だけで評価すると低めです。ただし、eSIMによる通信が5年間無料で使えるモデルがあったりと単純に価格だけで評価できないモデルもあり、人によってコスパの感じ方が変わってくるモデルと言えるでしょう。

2024年10月10日時点で208780円(税込)から。現在の価格は公式サイトでご確認ください。

 

HP EliteBook 1040 G11のスペック

今回レビューしたHP EliteBook 1040 G11のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年 2024年
製品名 HP EliteBook 1040 G11
-
サイズ 219.9×313.9×17.55mm
重量(実測) 本体 1470g
電源アダプタ -305g
CPU Intel Core Ultra 155H
GPU Intel Arc Graphics
メモリ(RAM) 32GB
ストレージ 1st 512GB
2nd -
ディスプレイ サイズ 14インチ
解像度 1920×1200
アスペクト比 8:5
形式 液晶
リフレッシュレート 60
生体認証 指紋 有り
顔認証 無し
フロントカメラ 画素数 500万画素
物理シャッター 有り
リヤカメラ 画素数 無し
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth v5.3
LTEモジュール 対応の可否 非搭載
SIMカードサイズ
光学ドライブ 非搭載
バッテリー サイズ 3セル、56Whr
公称値 最大16時間40分時間

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

他グレードを見てみる

 

HP EliteBook 1040 G11のベンチマーク

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23の測定値は8797pts、シングルコア1731ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。READは3500MB/sを超えており、十分なパフォーマンスを持っています。一般的な用途であれば、まずネックになることはないでしょう。

 

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 - -
高品質 - -
軽量品質 4981 やや快適

 

CPU-Z

CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。

 

HP EliteBook 1040 G11の通信環境(WI-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

※タップで画像を拡大できます。

 

検証結果

スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。

ダウンロード数値比較

ルーター前:599.07Mbps
ポイント②:453.06Mbps
ポイント③:454.09Mbps
ポイント④:452.48Mbps
ポイント⑤:289.54Mbps
ポイント⑥:272.29Mbps

アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。

測定項目 ダウンロード アップロード PING
単位 Mbps Mbps ms
ルーター前 599.07 528.48 20
ポイント② 453.06 411.93 15
ポイント③ 454.09 555.8 14
ポイント④ 452.48 450.7 14
ポイント⑤ 289.54 271.89 17
ポイント⑥ 272.29 161.13 15

 

通信スピードテストの評価

どのエリアでも200Mbpsを超えるパフォーマンスを持っており、安定しています。

 

HP EliteBook 1040 G11のUSB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。本体に付属の充電器では65Wではあるものの、30W以上の充電器において高パフォーマンスの充電器推奨の表示が出てきました。

USB-PD 充電の可否 検証した充電器
20W × PowerPort Ⅲ Nano
30W PowerPort Atom Ⅲ Slim
45W PowerPort Atom Ⅲ Slim
61W RP-PC133
100W AUKEY PA-B7

 

HP EliteBook 1040 G11の外観

本体は少しホワイトみのあるシルバーです。天板にはロゴが配置されています。

 

背面はパンチホールの通気口があります。

 

開いた様子です左右と下側のベゼルは狭めですが、上部のベゼルは広めになっています。非光沢ディスプレイであり、ビジネスシーンでも使いやすいと言えるでしょう。

 

上部ベゼルです。

 

下部ベゼルです。

 

キーボードです。独立キーボードとなっており、打ち易さも上々です。

 

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、0.9mmとなっています。

 

タッチパッド幅を計測したところ、120mmとなりました。

 

本体右側にはセキュリティロック、USB Type-A、USB Type-Cが配置されています。

 

本体左側にはフルサイズHDMI、USB Type-Cが2つ、ヘッドフォンジャックを備えています。

 

本体の重量を測定したところ、1470gとなりました。

 

充電器込みの重量を測定したところ、1165gとなりました。充電器単体では-305gとなります。

 

HP EliteBook 1040 G11のメリット・魅力

軽くて持ち運びしやすい

パフォーマンスもさることながら、14インチで比較的軽めであるため持ち運びしやすいメリットがあります。USB PDにも対応しているため、充電周りの手荷物をコンパクトにできる点も嬉しい点です。

 

インターフェイスが豊富

こういった高価格帯ノートパソコンでありがちなUSB Type-AやフルサイズHDMIが搭載されていない問題がありますが、本モデルはその両方とも搭載されており、ビジネスシーンでの使いやすさを前提にされている印象を受けました。

 

キータッチが良い

実際に触ってみて印象に残っているポイントの一つとしてキータッチが上質で打ちやすいことが挙げられます。ビジネスシーンで使うことを想定するとキータイピングはどうしても多くなるため、キータッチが良い点は大きな評価ポイントとなります。

 

タッチパッドが使いやすい

キータッチに加え、タッチパッドも扱いやすい点も魅力に感じました。外出ベースで使うことになるとマウスがないことが想定されるため、タッチパッドの使いやすさは重要なポイントです。

 

ビジネスシーンで活躍する要素が多い

プロセッサの性能や携帯性に加え、プライバシーシャッターや会議で必要なオーディオ性能、さらにカメラの目線自動補正などビジネスシーンで活躍するポイントが数多く搭載されています。また、それらの機能があるにもかかわらず、仰々しくなく普通のノートパソコン然としている点もビジネスシーンで使いやすく感じるポイントと言えるでしょう。

 

HP EliteBook 1040 G11のデメリット・欠点

ビジネス用途以外ではコスパが悪くなる

メリットでも述べた通り、ビジネスシーンで活躍する機能が数多く搭載されています。そのため、逆にビジネスシーンで使わない人にとってはコストパフォーマンスがガクンと落ちてしまいます。例えば、プライバシーシャッターは外出が多いビジネスパーソンにとっては魅力的では自宅で使う場合にはまず役に立ちません。実施に使う機能の見極めも含めて購入時に検討が必要と言えるでしょう。

 

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HP EliteBook 1040 G11
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC

高い性能を持ち、かつ豊富なインターフェイスとビジネス向けの機能を持ち合わせたノートパソコンです。キーボードやタッチパッドなど人が触れる部分のクオリティが高いこともポイントと言えるでしょう。

 

HP EliteBook 1040 G11がおすすめな人

ビジネスシーンで使う人

ビジネスシーンで使うことが多い人にとっては、プロセッサ、本体の機能から考えてまさに求めている人が多いスペックと言えそうです。本体価格は高いですが、それに伴う魅力を十分に備えています。

 

HP EliteBook 1040 G11がおすすめではないタイプ

家庭用途で使う人

ビジネスシーンで使える機能が多い一方で家庭用途であれば、本モデルの良いところを発揮できる機会が少ないかもしれません。

 

HP EliteBook 1040 G11のカスタマイズ・モデルの選び方

ビジネスシーンであっても一般用途(例えばメールや資料作成)が中心であれば最低モデルでも十分にパフォーマンスを発揮します。eSIMを使いたい人など、用途に合わせてモデルを選択すると良いでしょう。

公式サイトを見る

 

HP EliteBook 1040 G11の実機レビューまとめ

ビジネスで大きな魅力を持つモデル

結論

高いパフォーマンスに加えて、ビジネスシーンで活躍する機能を多数備えたノートパソコンです。価格はそれなりにしますが、十分それに見合うだけの性能を持っているノートパソコンと言えるでしょう。

2024年10月10日時点で208780円(税込)から。現在の価格は公式サイトでご確認ください。

 

HP EliteBook 1040 G11を安く買う方法

HP EliteBook 1040 G11に限らず、日本HPのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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