VivoBook S15のレビュー概要
スタイリッシュ15インチ
個性的な5色のカラーラインラップで登場した15インチモデル。
美しいメタルデザインとバイカラーが所有欲を満足させてくれる一台と言えるでしょう。
デザインだけでなく、上位Core i7モデルで定価15万円を切るためコスト面でも有利なモデルと言えるでしょう。
簡易スペック表
CPU | Core i5-10210U Core i7-10510U |
RAM | 8,16GB |
ROM | 512TB SSD+1TB HDD |
画面 | 15.6インチ |
GPU | UHDグラフィックス |
LTE | 対応モデル無し |
※詳細スペックはこちら
VivoBook S15実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人で安く買いたい人はキャンペーンを必ずお読みください。
※本機はASUS JAPANさんよりお借りした上で実機レビューを行っています。
※プレスに参加しましたのでその内容も併せてお届けします。
VivoBook S15については後継機モデルが発売されています。以下でレビューしていますので参考にしてください。
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VivoBook S15の特徴
自分色を出すことにフューチャーしたモデル
VivoBook S15は、かなり個性的な5つのカラーから選ぶことができるようになっています。オーソドックスな色から、コバルトブルーのようなバイカラーまで。自分に合わせた色を選べるモデルになっています。
こういったモデルは安っぽいことが多いですが、実際にすべてのカラーを見て、そういった印象はありませんでした。特にコバルトブルーが美しいと感じました。
2モデルから選べる
VivoBook S15は第10世代Core i5とCore i7から選ぶことができ、構成はその2つだけのシンプルなラインナップ。
上位モデルでもオフィス搭載なしで15万円を切っており、比較的手に入れやすいモデルとなっています。
テンキー搭載で実用性に優れる
15インチモデルはテンキー搭載しているもの、していないものがありますが、VivoBook S15は搭載済み。
見た目の優れたデザイン性に加えて、数字入力をスピーディに行うためのテンキー入力も兼ね備えた実用派PCとも言えるでしょう。
15インチでは珍しい狭いベゼル
このVIvobook S15は前モデルのS530と比べてさらに狭ベゼル化したモデルとなっています。後ほど外観で紹介していますが、かなり狭い印象。
15インチモデルはディスプレイが大きいだけに、より狭いベゼルが印象的。ベゼルが狭ければ、見た目にもスタイリッシュになりますし、持ち運びサイズが小さくなるので一挙両得です。
VivoBook S15のスペック
今回レビューしたVivoBook S15のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日 | 2019年12月13日 |
サイズ | 357.2mm×230.3mm×18.5mm |
CPU | Core i7-10510U |
GPU | UHDグラフィックス |
メモリ | 16GB |
ディスプレイサイズ | 15.6インチ |
ディスプレイ | 1920×1080 |
記録方式 | 512GB SSD 1TB HDD |
生体認証 | Windows Hello対応 |
フロントカメラ | 92万画素 |
リヤカメラ | なし |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax |
bluetooth | 5.0 |
SIMカードサイズ | 非対応 |
LTEモジュール | 非対応 |
重量 | 1.85g |
光学ドライブ | なし |
※レビュー製品以外の仕様書はこちら
スペックの解説
今回レビューしたVivoBook S15はCore i7-10510U。さらに16GBを搭載し、一般用途としてはフルで使える実力を兼ね備えています。
またWi-FiはAX201を搭載しており、Wi-Fi6にも対応。次世代の超高速インターネットにも使える仕様となっています。
重さは1.85kgとなっており、15インチのノートパソコンとしては若干軽量なクラスに入ります。IRカメラを搭載しています。
スペック表には現れませんが、やはり特徴的なのはカラーです。5色のバリエーションは他のパソコンとは一線を画して目を奪うものがあります。
VivoBook S15の外観
まずこちらが外観です。天板はASUS VivoBookというロゴのみで非常にシンプルな仕様。シルバーカラーは、Thinkbook 13sと似ています。
右サイドは電源コネクタ、HDMI、USB-A、USB-C、イヤホンジャック、miniSDが入る使用になっています。
左側はUSBコネクタが2か所あります。
開けた様子がこちらです。狭ベゼルが特徴です。
まず、上部ベゼルを移した様子がこちら。上も右側もかなり狭くなっています。
続いて下側はこちら。こちらもかなり短いです。
上部にはIRカメラを搭載しています。物理シャッターはありません。
全体像を見た時にベゼルレスとまではいいませんが、かなり没入感のある印象を受けました。続いてキーボードがこちら。打ってみて癖のないキーボード配置になっています。
矢印キーの左側が小さくなっています。テンキーも通常サイズと比べると幅が狭くなっています。
キーボード深さはそれなり(公称値1.4mm)。打鍵感がしっかりとあるので、打ちやすさは上々です。
タッチパッドも広く扱いやすいです。
充電器は小さなタイプで掌に収まります。ASUSのこのACアダプタはいつ見ても優れていると感じます。
最後にA4の紙と比較した様子がこちらです。
VivoBook S15の通信環境のテスト
家庭用の光通信環境でテストを行った結果がこちらです。通信環境はLINKSYS VELOPを用いて1Gbps光インターネット環境で行いました。ただし、Wi-Fi6には対応していないルーターでテストを行っています。
VivoBook S15のメリット・魅力
15インチにありがちな安っぽさのないモデル
どのPCメーカーにも言えますが、15インチモデルはエントリークラスとプロ仕様が入り乱れるゾーンです。
そのため、コスト重視の安っぽいPCかゲーミングをはじめとした派手なPCが多く、「スタイリッシュ」という切り口で見ると実はあまりありません。
その点、VivoBook S15はデザイン性重視です。
外観も5色からインパクトのある色が選べますし、自分の好みに合わせて端末を購入することが可能です。。
端子が充実している
15インチモデルなので当たり前ですが、端子類は充実しています。昨今増えてきたUSB-Cにも対応しています。ただしD-Subピンには対応していません。
フルサイズSDだったらもっといいのにと思いましたが、人によってはあまり関係ない部分かもしれません。
テンキー搭載で実用性高い
15インチモデルはテンキー搭載しているモデルとそうでないモデルがあります。このVivoBook S15の場合はテンキー搭載しており、書類作成などの実用性が高いモデルと言えるでしょう。
タッチパッドが大きく使いやすい
VivoBook S15はタッチパッドが大きく、操作がとても簡便です。タッチ感度自体も悪くなく、使いやすさが際立っています。
充電用ACアダプタが小さい
過去触ってきた15インチモデルの中で、最も小さいのではないかと驚いたACアダプタ。手のひらでつつみ込めるほど小さなサイズになっています。
重量も軽いため、15インチにありがちな「ACアダプタの持ち運びがしんどい」現象からは解放されそうです。
VivoBook S15のデメリット・欠点
金属素材のひんやり感が強い
パームレスト部分が金属素材になっています。そのため、使い始めた時に冷たさを感じます。acbookも同じですが、意外と辛いのでハンカチを引くなりして使いたいところです。
エルゴヒンジリフトは膝パッドで気になる
VivoBook S15はVAIO SX14のようなヒンジ部分が上がるエルゴヒンジリフトを採用しています。ディスプレイ側が本体を持ち上げる構造です。
リフト機構により、キーボードが打ちやすくなること、さらに通気が良くなりパフォーマンスが上がる利点があります。ただし、デメリットもあり膝パッドしたときにエッジ部分に力が掛かり、足に載せた時に気になる問題があります。
検証したところ、VAIO SX14ほどではなかったもののエッジの影響は少なからず感じました。逆に密着しないため熱の力を感じないメリットもあるので、賛否両論ある部分でしょう。
スピーカー音質は低音が弱い
VivoBook S15ではスピーカーとして、harman/kardonを採用しています。期待していたのですが、思ったよりもスピーカーは低かったです。
高音側の音は出ているのですが、低音側が弱いため、シャカシャカ音が強い印象を受けました。もしノートPCで音質にこだわるならSurface Laptop 2を選ぶと良いでしょう。もしくは、プリセットされたオーディオミキサーでの調整をした方が良いと感じました。
みんなの口コミ
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ハイエンドを選んでも15万円以下なだけでなく、安っぽさを全く感じない高級な質感が優れたPC。
一般的な15インチよりは軽いですが、1.85kgもあるのでモバイル性を重視するならもう一回り軽ければ・・・と感じてしまいます。
しかし、それ以外の部分では15インチで求めるものは滑って詰まったモデルと言えるでしょう。
VivoBook S15がおすすめな人
デザイン性を重視する人
「自分色ですすめ」という製品コンセプト通り、5色の特徴的なカラーリングがあり、デザインで選んで後悔しないほど、かっこいいです。メタルがふんだんに使われているため高級感が強く、所有欲を満たしてくれる一品です。
家庭用に一台で済ませたい人
家庭用に一台で済ませたい人には、VivoBook S15はニーズにマッチした一台でしょう。用途に合わせてハイエンドモデルまで選ぶことができます。Core i7搭載のハイエンド系を使えば、向こう4年は安心してずっと使える一台になるでしょう。
表計算ソフトなどテンキーを使う人
あくまで個人的な意見ですが、15インチモデルを購入するならテンキー搭載タイプをおすすめします。テンキーがあるかないかは生産性において重要です。特にエクセルなどの表計算ソフトを使うなら、テンキーは必須にしておきましょう。
VivoBook S15がおすすめではないタイプ
持ち運び性を重視する人
物理的な問題ですが、15インチモデルは重いです。このVivoBook S15も重量があります。15インチで持ち運び性を重要視するなら、LG gramが良いでしょう。
グラフィックス性能が欲しい人
今回レビューしたモデルでは、グラフィックスボードを詰んでいません。もしグラフィックス性能を高めたいのであれば、同じASUSのX571GT-AL203TSを検討してみることをおすすめします。CPUが第8世代なもののGTX1650を搭載した15インチテンキー搭載モデルです。
VivoBook S15を安く買う方法
ASUSの製品は公式サイト以外でも売られています。amazonや楽天市場で売られることもあり、本体がセールしていなくても、通販サイトがセール対象としていることがあります。
そのためVivoBook S15を購入する場合は、必ずすべての通販サイトをチェックの上、値段を検討しておくようにしましょう。
VivoBook S15の実機レビューまとめ
デザインで買っていい一台
結論
15インチモデルの中でもスタイリッシュかつ、比較的低価格で手に入れられるモデルです。
ライトな動画編集、書類作成などといった用途なら十分にこなせるスペック構成。
容量もSSD,HHDのダブル構成で大容量。
見た目重視、しかし実利もきちんと取りたい人にお勧めしたいモデルです。