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HP EliteBook 630 G11の実機レビュー

※本記事では日本HPより貸出を受けて、テストを行っています。

HP EliteBook 630 G11のレビュー概要

スタンダードで使いやすい一台

パフォーマンスの高いCore Ultraプロセッサを搭載しつつ、シンプルなデザインでビジネス用途でも使いやすいモデルです。5年間の通信費が先に含まれている特殊なラインナップも存在する珍しいパソコンです。

こんなタイプにマッチ

  • ビジネスパーソン

簡易スペック表

発売日 2024年
CPU Core Ultra7 155H
Core Ultra5 135U
Core Ultra5 125U
RAM 8~16GB
ストレージ 256~512GB
画面サイズ 13.3インチ
GPU 内蔵グラフィックス
USB-PD 対応
LTE・5G通信 非対応
MSオフィス 非搭載
重量 1240g
Cinebench R20 自動挿入pts

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

2024年10月10日時点で141680円(税込)から。現在の価格は公式サイトでご確認ください。

 

HP EliteBook 630 G11の目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

 

HP EliteBook 630 G11の特徴

ここではHP EliteBook 630 G11の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

 

Core Ultra Uシリーズを搭載

EliteBook 630 G11はCore Ultra Uシリーズを搭載しており、しっかりとしたパフォーマンスを有しています。ラインナップは5シリーズと7シリーズから選択することが可能です。

 

ビジネススタンダードなPC

プロセッサの構成、インターフェイスを考えるとビジネススタンダードなPCと言えるでしょう。仕事で使いやすくするためにマイク機能やフロントカメラの露出補正などの点でも工夫が凝らされています。

 

モバイル通信対応モデルあり

本モデルには単機でモバイル通信に対応しているモデルが存在します。選ぶモデルによって異なりますが、nanoSIMで動くモデルとeSIMで動くモデルが存在します。

 

5年間通信費無料モデルもあり

上位機種の中にはauデータ通信を5年間無制限で使えるプランを組み込んだモデルが存在します。

 

HP EliteBook 630 G11の価格とコストパフォーマンス

搭載しているプロセッサやメモリ、ストレージから考えてコストパフォーマンス的には普通か少し低めと言えるでしょう。ただし、特徴で述べた通りマイクやフロントカメラに工夫が凝らされているため、これらを多用する人にとってはコスパが高く感じられるでしょう。

2024年10月10日時点で141680円(税込)から。現在の価格は公式サイトでご確認ください。

 

HP EliteBook 630 G11のスペック

今回レビューしたHP EliteBook 630 G11のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年 2024年
製品名 HP EliteBook 630 G11
型式 -
サイズ 215.1×303.1×19.9mm
重量(実測) 本体 1240g
電源アダプタ 345g
CPU Core Ultra5 135U
GPU 内蔵グラフィックス
メモリ(RAM) 16GB
ストレージ 1st 256GB
2nd -
ディスプレイ サイズ 13.3インチ
解像度 1920×1080
アスペクト比 16:9
形式 液晶
リフレッシュレート 60Hz
生体認証 指紋 有り
顔認証 無し
フロントカメラ 画素数 500万画素
物理シャッター 有り
リヤカメラ 画素数 無し
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth v5.3
LTEモジュール 対応の可否 非搭載
SIMカードサイズ
光学ドライブ 非搭載
バッテリー サイズ 3セル、48Whr
公称値 最大13時間10分時間

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

他グレードを見てみる

 

HP EliteBook 630 G11のベンチマーク

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23の測定値は8248pts、シングルコア1469ptsという結果になりました。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。READの値が4000MB/sを超えており、ノートパソコンとしては十分なパフォーマンスを持っています。

 

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 - -
高品質 - -
軽量品質 2422 重い

 

CPU-Z

CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。

 

HP EliteBook 630 G11の通信環境(WI-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

※タップで画像を拡大できます。

 

検証結果

スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。

ダウンロード数値比較

ルーター前:460.37Mbps
ポイント②:472.81Mbps
ポイント③:365.12Mbps
ポイント④:352.54Mbps
ポイント⑤:252.34Mbps
ポイント⑥:56.2Mbps

アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。

測定項目 ダウンロード アップロード PING
単位 Mbps Mbps ms
ルーター前 460.37 477 14
ポイント② 472.81 329.54 20
ポイント③ 365.12 339.55 20
ポイント④ 352.54 400.14 22
ポイント⑤ 252.34 257.32 40
ポイント⑥ 56.2 96.14 188

 

通信スピードテストの評価

ほとんどのエリアで200Mbpsを超えるパフォーマンスが出てはいるものの、最長距離での測定においてガクンと通信速度が落ちる結果となりました。また全体的にPINGの値が低い点が気になりました。

 

HP EliteBook 630 G11のUSB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。30W以下では充電そのものができず、45Wでは低速充電表示が出ています。

USB-PD 充電の可否 検証した充電器
20W × PowerPort Ⅲ Nano
30W × PowerPort Atom Ⅲ Slim
45W PowerPort Atom Ⅲ Slim
61W RP-PC133
100W AUKEY PA-B7

 

HP EliteBook 630 G11の外観

本体はシルバーで天板にはHPのロゴが配置されているのみとなっています。余計な装飾がなく、ビジネス然としています。

 

背面にはパンチホール型の通気口が設けられています。

 

開いた様子です。上下左右のベゼルが広めに感じます。

 

上部ベゼルです。

 

下部ベゼルです。

 

キーボード全体です。全てが独立キーボードになっています。また右下に指紋認証を備えています。

 

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.5mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.4mmとなっています。

 

タッチパッド幅を計測したところ、115mmとなりました。

 

本体右側にはセキュリティロック、ネットワークコネクタ、USB Type-Aポートを備えます。

 

本体左側にはフルサイズHDMI、USB Type-Aポート、そしてUSB Type-Cポートを二つ備えています。

 

本体の重量を測定したところ、1240gとなりました。

 

充電器込みの重量を測定したところ、1585gとなりました。充電器単体では345gとなります。

 

HP EliteBook 630 G11のメリット・魅力

許容範囲の重さ

本体質量は約1.3kgとなっており、持ち運びは十分できる質量感です。本体ディスプレイサイズが13.3インチということもあり、比較的コンパクトで鞄への収まりも良いでしょう。

 

インターフェイスが豊富

ビジネスモデルということで最も評価したいポイントがインターフェイス。ビジネスシーンにおいて重要なフルサイズHDMIやUSB Type-Aをきちんと備えていることは重要なポイントです。

 

HP EliteBook 630 G11のデメリット・欠点

キータッチが少し安っぽい

14万円スタートのノートパソコンとしては少しキータッチが安っぽい感じがしました。タイピングが多い人やこだわりがある人は一度現物に触ってみた方が良いかもしれません。

 

ベゼルが広い

昨今のノートパソコンとしては上下左右のベゼルが少し広い気がしました。ベゼルが太いとPC自体が古く見えてしまうため、こだわりがある人は頭に入れておくと良いでしょう。

 

同じ値段でより軽量モデルが買える

2023年ごろから1kg前後のモデルが数多く台頭してきました。プロセッサのパフォーマンスとしてはUシリーズを搭載していることもあり、スタンダードPCと大きく差はありません。持ち運びが多く軽さを重要視する場合は1.1kg以下のノートパソコンを探してみても良いでしょう。14~20万円で探すと同メーカー以外でも数多く出てくるでしょう。

 

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HP EliteBook 630 G11
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC

ビジネス用途のノートパソコンとしては基本を抑えておりしっかりとできています。ただ、Wi-Fiの速度が最長距離でガクンと落ちてしまっていることやキーボードに安っぽさを感じる点はマイナスポイントです。

 

HP EliteBook 630 G11がおすすめな人

ビジネスシーンで使う人

EliteBookのシリーズはインターフェイスが多いことに加え、HP独自のセキュリティにも力を入れています。機密情報を取り扱う人は候補に入れても良いでしょう。

 

テレワークが多い人

本モデルは特徴の部分でも述べた通り、マイクとカメラのパフォーマンスに力を入れています。どちらもテレワークで活躍できる機能と言えます。

 

HP EliteBook 630 G11がおすすめではないタイプ

家庭用として使うユーザー

本モデルはビジネス用途を想定して作られており、コストがそれに使われている印象があります。そのため、家庭用としてこのパソコンを使う場合はそのメリットを享受しづらいと言えるでしょう。

 

HP EliteBook 630 G11のカスタマイズ・モデルの選び方

本モデルはプロセッサ、メモリ、ストレージのカスタマイズの他にモバイル通信オプションが多彩なモデルと言えます。モバイル通信においては人によって必要な領域が異なるため、自分の用途に合わせて選びましょう。またコールセンター専用モデルもあるので公式サイトをチェックするようにしてください。

公式サイトを見る

 

HP EliteBook 630 G11の実機レビューまとめ

ビジネススタンダードPC

結論

ビジネスシーンで使うことを想定すると、値段的にも性能的にも過剰すぎずちょうど良いバランスのモデルと言えます。

ただしビジネス機能のコストが払われている分、家庭用としてはあまりお勧めできない点に注意して下さい。

2024年10月10日時点で141680円(税込)から。現在の価格は公式サイトでご確認ください。

 

HP EliteBook 630 G11を安く買う方法

HP EliteBook 630 G11に限らず、日本HPのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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