Surface Laptop3(13.5インチ)のレビュー概要
モバイル性高いLaptop3
MicrosoftのSurfaceシリーズの中でもフラッグシップに位置するLaptop3。
シンプルな見た目で、軽く薄いためモバイル性にも優れたノートパソコンです。高性能グレードを選べるのもポイント。
第10世代を搭載したことで性能が大幅向上し、モバイルながら実用性の高いモデルになっています。
Surface Laptop3(13.5インチ)実機レビュー目次
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※本記事はメーカーからお借りしてレビューしています。
以前レビューした15インチ版のSurface Laptop3はこちらです。合わせてご参考ください。
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Surface Laptop3(15インチ)の実機レビュー
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Surface Laptop3(13.5インチ)の特徴
2モデルのうちのコンパクトタイプ
Surafece Laptop3は同じ名前でモデルが2タイプあり、13.5インチ版と15インチ版があります。こういうサイズ違いは基本性能が同じことが多いですが、Surfaceの場合は違います。
以下は15インチ版です。見た目、コネクタ類は全く同じです。
13.5インチはintel版のCPUを搭載しており、15インチ版はAMD製を搭載しています。どちらも一長一短ありますが、一般的にソフトウェアとの相性では古くから使われているintelの方が良いと言われています。
1.3kg以下で非常に軽い
13.5インチ版のSurface Laptop3は非常に軽いことが特徴です。本体が1.3kg以下となっており持ち運び性に優れます。また、他の14インチノートパソコンと比べてもかなり薄いので、カバンの中での収納性も高くなっています。
13.5インチ版は高性能
Surfaceは2サイズありますが、13.5インチ版の方が機能的には優れています。明確な違いがWi-Fi6への対応。15インチ版は非対応ですが、13.5インチ版は対応しています。Wi-Fi6対応の無線LANを使えば高速化できる可能性があります。
キーボードはアルカンターラ
キーボード側はアルカンターラになっています。アルカンターラの珍しさだけでなく、アルミ製のノートPCの場合は、布地になることでひんやり感が無くせるメリットがあります。女性のコメントでも書いていますが、ひんやり感は気にするポイントのようです。
Surface Laptop3(13.5インチ)のスペック
今回レビューしたSurface Laptop3(13.5インチ)のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日 | 2019年10月23日 |
サイズ | 308mm×223mm×14.5mm |
CPU | Core i5-1035G7 |
GPU | Iris Plus Graphics |
メモリ | 8GB |
ディスプレイサイズ | 13.5インチ |
ディスプレイ | 3840×2160 |
記録方式 | 256GB SSD:TOHIBA KBG40ZNS256G |
生体認証 | 顔認証 |
フロントカメラ | 720万画 (物理シャッター有) |
リヤカメラ | なし |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax AX201 160MHz |
bluetooth | 5.0 |
SIMカードサイズ | なし |
LTEモジュール | 非対応 |
重量 | 1.265kg(本体のみ) |
光学ドライブ | なし |
※詳細仕様はこちら
スペックの解説
Surface Laptop3はCPU、メモリ上のスペックではスタンダードと言えます。特徴はディスプレイ。3840×2160pxで4K以上な上、3:2比率になっており、縦長のためブラウジングに適しています。
また特徴のところでも書いた通り、13.5インチ版はWi-Fi6に対応しています。
Surface Laptop3(13.5インチ)のベンチマーク
CINEBENCHでの測定結果です。マルチスコアで1595ptsという結果になりました。シングルスコアは166ptsとなっています。
以前レビューしたSurface Laptop3(15インチ、Ryzen5)では1252ptsだったため、intel版の方が高性能という結果になりました。
Surface Laptop3(13.5インチ)の外観
まず天板がこちら。Windowsのマークのみのシンプルな外観です。
背面はこちら。背面に排気口がなくシンプルです。
ヒンジ部分に排気口を備えています。
ディスプレイを開けてみた様子がこちら。シンプルですが、キーボードのアルカンターラが目立ちます。
斜めにした様子がこちら。ディスプレイ側、キーボード側の薄さがよくわかります。
最大開き角です。
キーボードです。違和感なく使える配置になっています。タッチパッドが大きいため、カフェ、電車の中などどこでもマウス操作を快適に行えます。
キーボードは灰色のプラスチック製になっています。
ウルトラブックの割に深く押し込めるため、タイピング性能は良好です。
右側です。Surfaceコネクタ用のポートがあります。
左側です。USB-A、USB-C、ヘッドフォンジャックがあります。なおUSB-CはUSB-PDに対応しています。
ディスプレイです。本モデルは3:2表示のため縦表示領域が長くのブラウンジングが楽なモデルになっています。
ベゼルは比較的広めです。
下部ベゼルは上部ベゼルとほぼ同じですが、差はあまりありません。
充電器はSurfaceコネクタです。Surfaceコネクタ側は柔らかく取り回しのしやすいケーブルですが、コンセント側は太くて、取り回しのしづらいケーブルでした。
手に持った様子がこちらです。コンパクト。
USB-Aの充電も可能です。
規格は65Wでした。
Surface Laptop3(13.5インチ)の通信環境のテスト
光インターネット1Gbpsの環境下で通信テストを行いました。無線LANにはVELOPを用いています。1F、2Fで距離を置いてテストしています。おおよそ縦8.2m、横10.5mで検証しています。結果としては「非常に良好」でした。近接距離では100Mbps以上出ていますし、最長距離でも75Mbps以上。低下率では49.8%ですが、これだけの速度が出れば十分です。気になったのはPINGです。2部屋分の距離がある「部屋3」で25msへの低下がみられました。応答スピードを快適にしたい場合は気を付けましょう。
Surface Laptop3(13.5インチ)のメリット・魅力
薄くて持ち運びに優れる
Surface Laptop3の13.5インチ版はとにかく持ち運び性に優れます。サイズ感、重さ、そして薄さが非常に高いレベルでバランスされており、手持ち、カバンに入れる度にその実力を感じます。特に女性で肩掛けトートでカバンを膨らませたくない人にも勧められる一台です。
見た目が良い
見た目のスタイリッシュさは随一と言えるレベルです。ウルトラブックはどのメーカーもかっこいいですが、Surfaceはスタイリッシュさに加えて、Microsoftブランドが分かるマークがその見た目に磨きをかけています。
薄型だが打ちやすい
Surface Laptop3のキーボードは非常に打ちやすいです。MacBook Pro(2016)を所有していますが、キーボードがとにかく打ちにくい。他メーカーでもスタイリッシュさとキーボードの快適さは相反することが多いです。しかし、Surface laptop3は薄型でもしっかりとした打鍵感を持っており、非常に快適にタイピングが出来るモデルになっています。
アルカンターラにより冷えが低減
金属製パソコン全体に言えるデメリットですが、掌が乗る部分(タッチパッド周辺)が金属だと冷えていまい、手がかじかむ問題があります。ぱっと見アルカンターラは異質ですが、冷え対策で考えるとメリットがあります。
タッチパッドが広く使いやすい
Surface Laptop3はタッチパッドが広めの設計です。タッチパッドの広さはモバイル環境で操作の快適さに直結します。Laptop3は広く、とても快適です。
USB-PDに対応
USB-PDによる充電に対応しています。Surfaceコネクタが必要ないため、スマホでUSB-Cを使っている人は共用出来て便利です。
値段が減価償却内で済む
個人事業主、法人向けのメリットです。Surface Laptop3はCore i7モデルでも30万円以下で購入することができます(最上級モデルのみ超えます)。高級モデルだと30万円を超えることも多いので、減価償却内で買えるのは経費の観点で有利です。
Surface Laptop3(13.5インチ)のデメリット・欠点
LTEに非対応
Surface Laptop3は13.5インチ版、15インチ版ともにLTEに非対応になっています。
キーボードトップに改善希望
キーボードは打ちやすいですが、トップのプラが少し安っぽく見えます。打鍵感が良いだけにちょっと残念です。
プレミアムノートパソコンだけあって高価
同じCPU性能で比較すると、プレミアムノートだけあって高価です。Surfaceだから使える機能(例えばSurface PenやSurfaceダイアル)以外では普通のWindowsPCと変わらないので、価格だけで選ぶと厳しくなります。
Ryzen版があると良かった
デメリットより要望になってしまいますが、Ryzen版があるといいなと感じました。AMD製でさらに安価なモデルがあるとSurfaceシリーズがさらに選びやすくなるかな?というのが感想です。
みんなの口コミ
ぜひ口コミをご投稿ください。
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最悪です。1年半で起動しなくなりました。
メーカーロゴか点滅表示されてそのまま起動しません。メーカーに問い合わせると、56000円で有償で交換しかない、と言われました。修理業者にも相談したら修理しにくい、したもしても交換と同額ぐらいかかるのでお勧めしない、とアドバイスもらいました。機種だと断られました。
いいのは見た目と軽さだけでした。
打鍵感がいい。動作軽い。Youtube等の音質もいい
お金を捨てると同時です。本体も充電器からもジジジと大きい異音がして、しかもヤマダ電機で買ったので、返品不可能、後悔ばかりの買い物です
とにかくかっこいい一台。見た目だけでなく、CPUの構成、USB-PD対応、広いタッチパッド、打ちやすいキーボードと非の打ちどころがない。高いのが難点だが、予算さえ許せばぜひおすすめしたい。
女性目線の口コミ
普段Let's Note SZシリーズを使う妻に簡単に使ってもらった感想を聞きました。あくまで短時間、ライトユーザーとして使う人の1意見としてとらえて下さい。
女性目線のコメント
- 見た目かっこいい
- アルカンターラにより手が冷えにくい(ただし最初は冷たい)
- 外で使っても恥ずかしくなさそう
以上4つのコメントをもらいました。私が感じた印象とほとんど同じですが、薄くてカバンに入れやすそうというのは女性が使う上でのポイントかもしれません。女性の場合、バックパックを使う人が少ないため、カバンへの入れやすさは重要視されるポイントです。
Surface Laptop3(13.5インチ)がおすすめな人
かっこいいノートパソコンが欲しい人
Surface Laptop3はかっこいいパソコンが欲しい人におすすめです。持っているだけで所有欲が満たされる一品です。
Surfaceシリーズでまとめたい人
Surfaceシリーズのメリットは共通で使えるアクセサリーが存在すること。Surface Penをはじめ普段使っているデバイスを次のデバイスへそのまま置き換えることも可能。またSurface Studio2など、家ではデスクタイプのSurfaceを使っている人が外でも同じ環境で使えるのは大きなメリットと感じます。
Surface Laptop3(13.5インチ)がおすすめではないタイプ
価格の安いパソコンを求める人
価格の安いパソコンを求める人にはSurface Laptop3は厳しいです。やはりブランドと信頼があるのでやすくはなっていません。もし同じような見た目で安価なモデルを求めるなら、S540(AMD)あたりが良いでしょう。
よく食べ物、飲みモノをこぼす人
アルカンターラデザインは良いですが、布地なのでアルミのように簡単にふき取ることはできません。パソコンをしながら、食べたり飲み物をこぼす人にはおすすめできません。
Surface Laptop3(13.5インチ)の実機レビューまとめ
所有欲と実用性の両立モデル
結論
MicroSoftから発売されている高性能ノートパソコンのSurface Laptop3。
あくまでノートPCで見るとクラムシェルではお手本と言えるようなモデルながら、高い次元でバランスの取れたモデルと言えます。
高価ですが、その分満足度の高い素晴らしい製品です。
Surface Laptop3(13.5インチ)を安く買う方法
Surface Laptop3(13.5インチ)はカスタマイズモデルではなく、いくつかのグレードで商品展開されています。そのため、amazonや他通販でも買いやすい特徴があります。そのため、安く買うためには基本通販サイトを比較しましょう。ただし、Microsoft公式サイトでもとんでもない値引きをたまにすることがあります。ですから、まずはMicrosoft公式サイトをチェックし、その価格をベースに他の通販サイトを見ると良いでしょう。
Surfaceシリーズを購入する場合は以下で安く買う方法をまとめているので合わせてご確認ください。
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