ThinkPad X280のレビュー概要
コンパクトなSIMフリー機
ThinkPad X280は、SIMフリー対応の12.5インチ型ノートパソコンです。重量は1.13kgと軽く、さらにコンパクトでモバイル性に優れています。
キータッチはThinkPadらしい深い打ち心地になっており、書類作成などのキー操作をたくさん使う人にぴったりのノートパソコンと言える一台です。
ThinkPad Xシリーズの中で低価格なことも魅力あるポイントです。
簡易スペック表
CPU | Core i3-8130U Core i5-8250U Core i7-8650U |
RAM | 4~16GB |
ROM | 128~512GB SSD (上位機種はNVMe) |
画面 | 12.5インチ(1366×768) 12.5インチ(1920×1080) |
GPU | CPU内臓UHDグラフィクス |
ThinkPad X280実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人で安く買いたい人はキャンペーンを必ずお読みください。
※本機はLenovoさんよりお借りした上で実機レビューを行っています。
ThinkPad X280は後継機の発売に伴い発売が終了しています。同ランクの製品を検討される方はThinkPad X390をご検討ください。
-
ThinkPad X390の実機レビュー
ThinkPad X390 実機レビュー目次 忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人で安く買いたい人はキャンペーンを必ずお読みください。 ※本機はレノボさんよりお借りした上で実機レビュー ...
続きを見る
ThinkPad X280の特徴
前モデルから大幅に軽量化
いつもなら、スペックから書いてます。しかし、今回はX280の重量の観点での魅力が大きいので、まずはそちらに触れます。私はThinkPad X1 Carbonを保有していますが、購入した一番の理由は「重量」。2017年モデルは、Xシリーズは3台ありましたが、Carbon以外は200g以上重かったのです。
モデル | 重量 |
X1 Yoga | 1.42kg |
X1 Carbon | 1.13kg |
X270 | 1.49kg |
ところが、X270からX280にモデルチェンジされるに伴い重量が1.13kgになりました。なんと、360gも軽量化。これまで、同じ1.13kgのX1 Carbonを使ってきて、持ち運びに辛さを感じたことはありません。X270とX280で悩むなら、持ち運びのためにSIMフリーモデルを買うのでしょうし、間違いなくX280一択です。
ThinkPadの思想はそのままにコンパクト化
ThinkPad X280では12.5インチでコンパクト。Xシリーズの中でも最もコンパクトな部類に入ります。外観でも紹介しているようにThinkPadの打ち心地はそのままなので、非常に使い勝手が優れていると言えます。
タッチパネルモデルが選べる
コンパクトモデルながら実はタッチパネルモデルが選べます。360°回転ができないためタッチパネルをフルに生かすことはできませんが、ユーザーに応じて選べるのはいいですね。
ThinkPad X280のスペック
今回レビューしたThinkPad X280のスペックは以下の通りです。
マシンスペック
発売年度 | 2018年2月 |
サイズ | 307.7×209.8×17.8mm |
CPU | Core i5-8250U |
GPU | インテルUHDグラフィックス |
メモリ | 8GB |
ディスプレイサイズ | 12.5インチ |
ディスプレイ | 1920×1080 |
記録方式 | 256GB (NVMe) |
生体認証 | 指紋認証 |
フロントカメラ | 720万画素 (IRカメラ搭載と 物理シャッターは排他仕様) |
リヤカメラ | なし |
SIMカードサイズ | nanoSIM |
LTEモジュール | Fibocom L850-GL |
重量 | 1.13kg |
光学ドライブ | なし |
※レビュー製品以外の仕様書はこちら
対応バンドについて
4G | 1/3/8/18/19/26/28/41/42 |
3G | 1/8 |
2G | - |
スペックの解説
Xシリーズということもあり、ハイスペック構成も可能になっています。Core i7、メモリ16GB、ハードディスク512GBでLTEを載せると30万円超えます。注意して欲しいポイントはハードディスク。128GBと256GB以上では転送方式が違います。SSD自体が高速のため体感できるほどの差はあまりありませんが、もし余裕があるなら、256GB以上を選びましょう。
ThinkPad X280の外観
まず、本体全体を見ていきます。天板、背面はともに、lenovoを特徴づけるつや消しブラックのピーチスキンになっています。
シンプルなThinkPadのロゴと合わせてとてもかっこいいですね。次に、背面。一部に排熱用の穴がありますが、割とシンプル。すっきりとしています。
右サイドはこちら。lenovoは、基本的に拡張系が左にあるため、右は排熱ファンとUSBになっています。
拡張系が集まった左側にはUSB-C、HDMI、USB、そしてドッキングステーション用の接続端子を備えています。
X280は、他のThinkPadのモデルと同様にUSB-PD(USB-Cを通じた充電)に対応しています。
MacBookProもUSB-Cで充電できるため、共用出来てとても楽です。X280はlenovoの拡張コネクタ、ドッキングステーションに接続できます。端子はちょっと複雑ですが、左サイドについています。
X280には、有線用LANの接続端子がありません。代わりに、ドッキングステーションに接続するドングルを利用して接続します。
個人的に、ThinkPadは、キーボードだけで買う価値があると思っています。それくらい打ち心地が気持ちいい。
X280もその一つで、しっかりとしたストローク、跳ね返りなど、そこらのパソコンとは比べ物にならない実力を感じるパソコン。
ThinkPadのキーボードは名機東プレのReal Force(リアルフォース)にも負けない実力です。12.5インチということで、これまで使っているX1 Carbonと比べると、キーボード幅は当然狭くなります。
レノボさんもよく考えたなと思うキーボード配置で、キーボードであまり使わないものの幅が狭くなる設計になっています。下の写真で、「れ」と「け」のサイズが違うのがわかって頂けるでしょうか?
X1 Carbonと比べてみるとよくわかります。他にも一部のキーボードがくっつく形になっており、幅が狭くなるデメリットをうまくコントロールしていますね。
左がX280、右がX1 Carbon
他にも、上側のファンクション関係で、右のX1 Carbonは、Endとinsertが独立しているのに対して、左のX280では、Endとinsertが同一になっています。
ThinkPad X280の通信環境のテスト
今回は測定をしておりません。
ThinkPad X280のメリット・魅力
12.5インチのサイズ感
12.5インチは13インチパソコンとは少し違って、さらに気軽に持ち運びできる良さがあります。本体が軽量のため12インチモデルの良さがさらに生きてきています。
大幅に軽量化されたボディ
正直X270は全く魅力的なモデルではありませんでした。理由はやはり重さにあります。X280からはThinkPad X1 Carbonクラスの質量になったためモバイル性が大幅に向上しました。
価格面でのメリット
X280は、ディスプレイが小さいだけでなく実はXシリーズの中でも下位モデルにあたります。そのため、同じ構成でも安く買えるメリットがあります。
ThinkPad X280のデメリット・欠点
変則キーピッチの問題
12.5インチパソコンになっているため、キーボードのエンター側が詰まった形になっています。慣れの問題もありますが複数PCを使う人は注意が必要でしょう。
フロントカメラの物理シャッターが排他仕様
Windows Helloは非常に便利な生体認証で搭載したほうがいいと思っていますが、同時に物理シャッターも欲しいところ。しかし、X280は排他仕様になっています。もし両方とも機能的に使いたい場合は、後継機種のThinkPad X390を選びましょう。
みんなの口コミ
ぜひ口コミをご投稿ください。
Submit your review | |
intel 8000番台のCPUを搭載した12.5インチThinkPad。前モデルと比較して、大幅に軽量化し持ち運びやすくなっています。それでいてThinkPad自身の良さを継承しているため、機動性重視で持ち運びが多い人に薦めたい一台です。
ThinkPad X280がおすすめな人
X280は外出の多いビジネスマン
何度も繰り返し書いていますが、X280は12.5インチで、1.13kgとコンパクトかつ軽量なところが魅力。しかも、最新の第8世代、Corei7まで選択可能で、ビジネス戦闘力は抜群です。出張の多いビジネスマンにぜひ選んでほしい一台です。
価格が安いので、法人向け利用も
個人的には法人での一括購入もありと考えます。理由は、4G LTEを搭載しながらも限定のEクーポンを利用することで15万円以下で購入できる価格。ビジネスと言えばPanasonicのイメージがありますが、Let’s noteのLTEモデルは30万円を超えるものも。半値で買えるThinkPad X280は法人で、社内で支給するパソコンとしてはちょうどいいのではないでしょうか。
ThinkPad X280がおすすめではないタイプ
画面の大きさを求める人
ディスプレイサイズを求める人は、さらに大きなモデルを選びましょう。また本モデルには4Kラインナップがないため、さらに作業領域を広げたいならThinkPad X1 CarbonやVAIO SX14などの機種を選びましょう。
ThinkPad X280の実機レビューまとめ
モバイルと高性能で選ぶ一台
結論
ディスプレイサイズが小さいものを欲しい人にとって、ぴったりのThinkPadシリーズがこのThinkPad X280です。
SIMフリーパソコンは大型なモデルの方が多いので、逆にコンパクトなモデルは珍しいので、サイズ感を重視する人に薦めたいモデルと言えるでしょう。
ThinkPad X280のキャンペーン・安く買うために
ThinkPad X280を安く買う場合は、クーポンの利用がお得です。ただし、どこから購入するかによって値段が大きく変わります。くわしくは以下のページで解説しています。
-
【2024年12月】レノボ公式のネット限定Eクーポンとキャンペーン・セール・学割で最大限安く買う方法・コツ
lenovo(レノボ)のパソコンをできるだけ安く買う方法として、ネット限定の「Eクーポン」、「キャンペーン(セール)」、「学生専用ストア(学割)」があります。 また、あまり知られていませんがレノボの購 ...
続きを見る