Legion Pro 7i Gen8のレビュー概要
超高性能ゲーミングノートPC
Legion Pro 7i Gen8はCore i9-13900HXをベースとして、GeForce RTX4090もしくは4080を搭載した最強クラスのゲーミングノートパソコンです。
こんなタイプにマッチ
- 高性能ゲーミングが欲しい人
簡易スペック表
発売日 | 2023年3月24日 |
CPU | Core i9-13900HX |
RAM | 16〜32GB |
ストレージ | 512GB~1TB |
画面サイズ | 16インチ |
GPU | GeForce RTX4080 GeForce RTX4090 |
USB-PD | 非対応 |
LTE・5G通信 | 非対応 |
MSオフィス | 選択可能 |
重量 | 2630g |
Cinebench R20 | 9489pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
Legion Pro 7i Gen8の目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
Legion Pro 7i Gen8の特徴
ここではLegion Pro 7i Gen8の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
最強クラスのゲーミング性能
Legion Pro 7i Gen8は非常に能力の高いゲーミングノートパソコン。プロセッサにCore i9を採用し、最高モデルではGeForce RTX4090を選択することが可能となっています。
240Hzの高リフレッシュレートディスプレイ
ディスプレイのリフレッシュレートは240Hzと一般的なゲーミングノートパソコンと比べてもさらに高くなっています。
豊富なインターフェイス
背面、左右ともにインターフェイスが豊富な点も魅力。本体が高性能な分、ディスプレイを拡張したり
Legion Pro 7i Gen8の価格とコストパフォーマンス
2023年6月4日時点で最低グレードでも30万円を超える価格帯からになっています。ロマン仕様と言えるでしょう。
Legion Pro 7i Gen8のスペック
今回レビューしたLegion Pro 7i Gen8のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2023年3月24日 | |
製品名 | Legion Pro 7i Gen8 | |
型式 | 82WQ0034JP | |
サイズ | 262.2×363.4×22〜25.9mm | |
重量(実測) | 本体 | 2630g |
電源アダプタ | 990g | |
CPU | Core i9-13900HX | |
GPU | GeForce RTX4080 | |
メモリ(RAM) | 32GB | |
ストレージ | 1st | 1TB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 16インチ |
解像度 | 2560×1600 | |
アスペクト比 | 8:5 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 240Hz | |
生体認証 | 指紋 | 無し |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | 1080p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | v5.1 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 99.9Whr |
公称値 | 5時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
Legion Pro 7i Gen8のベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は9489pts、シングルコア706ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。最高峰のプロセッサということもあり、Cinebench R23で9500ptsに迫る驚異的なデータが出ています。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は20949pts、シングルコア1915ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。Readの値は6500MB/sを超えており、非常に高いパフォーマンスとなっています。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | 11267 | とても快適 |
高品質 | 14178 | とても快適 |
軽量品質 | 15498 | 非常に快適 |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
騒音テスト
騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。
モード | 評価 |
通常時 | 比較的静か |
CPUテスト時 | ファン音が大きい |
GPUテスト時 | ファン音が大きい |
Legion Pro 7i Gen8のモニター評価(色域・トーンカーブ)
モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。
カバー率 | カバー率 | カバー比 |
sRGB | 99.4% | 104.1% |
Adobe RGB | 76.8% | 77.2% |
トーンカーブの評価結果は以下の通りです。
Legion Pro 7i Gen8の通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 479.8 | 514.83 | 14 |
ポイント② | 258.94 | 395.15 | 14 |
ポイント③ | 396.41 | 458.85 | 14 |
ポイント④ | 301.13 | 509.49 | 14 |
ポイント⑤ | 130.98 | 229.68 | 14 |
ポイント⑥ | 24.63 | 43.93 | 15 |
通信スピードテストの評価
ほとんどのエリアで十分な速度が得られていますが、最長エリアのみガクンと速度が落ちる結果となりました。
Legion Pro 7i Gen8のUSB-C(PD)による充電テスト
今回は検証を行なっておりません。
Legion Pro 7i Gen8の外観
天板は過去シリーズ同様にLEGIONマークとLenovoのロゴになっています。
背面にはゲーミングPCらしく大きなスリットが設けられています。
開いた様子です。ハイリフレッシュレートディスプレイの割にはベゼルがかなり狭いことが特徴です。
上部ベゼルです。
下部ベゼルです。
キーボード全体です。テンキーもあり、実用性にも優れています。
ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、20.06mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.6mmとなっています。
タッチパッド幅を計測したところ、120mmとなりました。
本体右側にはカメラの電子シャッターとヘッドフォンジャックを備えています。
本体左側にはUSB Type-AとUSB Type-Cポートを備えています。
背面が最もインターフェイスが多く、フルサイズHDMIやUSB Type-C、Type-Aなどがあります。ディスプレイポートはありません。
本体の重量を測定したところ、2630gとなりました。
充電器込みの重量を測定したところ、3620gとなりました。充電器単体では990gとなります。
Legion Pro 7i Gen8のメリット・魅力
ゲーミングノート最強のパフォーマンス
Legion Pro 7i Gen8はゲーミングノートとしては最強クラスのスペックを持ちます。もちろん価格は高めですが、それに見合うだけのパフォーマンスがあるベンチマーク結果となりました。
優れた画面特性
プロセッサ面だけでなく、ディスプレイ性能も非常に高くなっています。240Hzのハイリフレッシュレートだけでなく、色域も比較的広めになっている点がポイントです。
豊富なインターフェイス
Legion Pro 7i Gen8は左右、背面の豊富なインターフェイスを持っています。ゲーミングパソコンは外部機器への接続も多いはずなので、背面はもちろんサイドの選択肢が多いことは大きなメリットと言えるでしょう。
Legion Pro 7i Gen8のデメリット・欠点
重さと価格がネック
高性能であるが故に価格が高くなること、そして質量に転嫁されてしまう点はトレードオフになってしまうポイントです。これらを許容できることが購入時のポイント言えるでしょう。
みんなの口コミ
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妥協なしのハイパフォーマンスPCであり、文句なしのレベルです。もちろん価格は高いですが、それに見合うだけの性能を兼ね備えています。
Legion Pro 7i Gen8がおすすめな人
最高峰のノートPCが欲しい人
本モデルはなんと言ってもスペックが一級。高いパフォーマンスを持つゲーミングノートパソコンが欲しい人に向いています。
Legion Pro 7i Gen8がおすすめではないタイプ
持ち出しをしない人
どうしてもゲーミングパソコンはデスクトップパソコンよりも価格が高くなってしまう傾向があります。そのため、持ち出しをしない(もしくは宅内で移動がない)のであれば、最初からデスクトップ式のパソコンを購入する方がベターです。
Legion Pro 7i Gen8のカスタマイズ・モデルの選び方
Legion Pro 7i Gen8のカスタマイズモデルはグラフィックボードのみで、RTX4080かRTX4090を選択するのみです。自身の予算に合わせて選ぶようにしておきましょう。
Legion Pro 7i Gen8の実機レビューまとめ
Legion Pro 7i Gen8を安く買う方法
Legion Pro 7i Gen8に限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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