ThinkPad E595のレビュー概要
Ryzen搭載15インチノートPC
ThinkPad E595は15インチノートPCでRyzenを搭載する高コスパPCです。
価格に応じて、Ryzen3,5,7を選択することができます。最大メモリは16GBまで搭載可能。
公式サイトでカスタマイズモデルをハイエンドに振り切っても、10万円強で買える低価格さは家庭用だけでなく、事業で事務用に使うPCとしてもちょうど良い選択肢と言えるでしょう。
テンキー付きなので、表計算ソフトなどでも使い勝手の良さを発揮するでしょう。
簡易スペック表
CPU | AMD Ryzen 3 3200U AMD Ryzen 5 3500U AMD Ryzen 7 3700U |
RAM | 4GB~16GB |
ROM | 128~512GB SSD 1TB HDD |
画面 | 15.6インチ |
GPU | AMD Radeon Vega 3 AMD Radeon Vega 8 AMD Radeon RX Vega 10 |
LTE | なし |
CINEBENCH | 1305 pts |
※詳細スペックはこちら
※ベンチマークは当サイトの計測値です
ThinkPad E595実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人で安く買いたい人はキャンペーンを必ずお読みください。
※本記事はLenovoさんからお借りしてレビューしています。
ThinkPad E595の特徴
コスパに優れた15インチ
ThinkPad E595の最大のメリットはなんといってもコスパと言えるでしょう。15インチでは破格クラスに安いノートPCです。通常の用途(Word、Excel程度)なら、8万円強で十分な性能のものが手に入ります。
一応、5万円で買えるモデルもありますが、こちらはRyzen3でメモリが4GBしかないので、長期的に見てコスパが悪い気がします。
Ryzen7、16GBでも10万円ちょっと
やはりこのモデルの魅力は上位機種です。Ryzen7 3700U、16GBを搭載しながらなんと11万円。同じスペックを国産品で買おうとすると、20万円弱はかかるでしょう。
ものにもよりますが、上位機種ならHDD+SSDのダブルストレージなのも嬉しいです。
優れた外部コネクタへの対応性
Thinkpad E595の外観を見て頂くとわかりますが、15インチになると外部コネクタへの対応性が一気によくなります。D-subがないものの、フルサイズHDMIや有線LAN接続が付属するようになります。
ThinkPad E595のスペック
今回レビューしたThinkPad E595のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日 | 2019年5月 |
サイズ | 339.5mm×244mm×14.69mm |
CPU | Ryzen 5 3500U |
GPU | Radeon Vega 8 グラフィックス |
メモリ | 8GB |
ディスプレイサイズ | 15.6インチ |
ディスプレイ | 1920×1080 |
記録方式 | 256GB SSD |
生体認証 | Windows Hello |
フロントカメラ | 720万画素 (物理シャッターなし) |
リヤカメラ | なし |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac |
bluetooth | 5.0 |
SIMカードサイズ | なし |
LTEモジュール | 非対応 ※2 |
重量 | 2.1kg |
光学ドライブ | なし |
※詳細仕様はこちら
スペックの解説
今回レビューしたモデルは、Ryzen 5 3500Uになります。このE595シリーズは全てRyzen搭載モデルとなっており、intelはありません。
スペック面で見て、特に変わったところはありません。15インチノートPCとしてはスタンダードなモデルです。
ThinkPad E595のベンチマーク
CINEBENCHでの測定結果です。1305ptsという結果になりました。
ThinkPad E595の外観
外観を紹介していきます。まずは天板、ThinkPadならではのピーチスキンを生かしたものになっています。
続いて底面です。排気穴は意外と小さく、フラットな印象を受けました。
底面の外側左右にスピーカーがあります。
開いた様子がこちら。キーボードの上の赤ポチがThinkPadの証明です。
ディスプレイは非光沢になっています。なお物理シャッターは付属していません。上部ベゼルはこちら。比較的大きめです。ただし画面サイズが15インチなので意外と目立ちません。
下部ベゼルはこちら。こちらも同様に大きめです。
キーボードはこちら。テンキーがあります。タッチパッドは左寄りです。
キーボードの打ちやすさはさすがのThinkPad、打ち心地も深く満足度が高いです。
このE595ではテンキーの上にファンクションで電卓を即時呼びたしできる機能があります。これは便利と感じました。
右側はイーサネットコネクター、USB-A(2.0)、micro-SDが挿入できます。
左側は順にUSB3.1 Gen1 Type-C、HDMI、USB-3.1 Gem1(Powered USB)、USB3.1 Gen1、ヘッドフォンジャックがあります。
こちらが電源です。15インチクラスノートPCの中ではかなり小さい45W電源でした。Y7000などは100Wを超えるため、それに比べるととてもコンパクトです。
手に持った様子がこちら。見ての通り、コンパクトさが伝わるでしょう。
ThinkPad E595の通信環境のテスト
光インターネット1Gbpsの環境下で通信テストを行いました。無線LANにはVELOPを用いています。まずこちらが無線機の前で行いました。
こちらが一戸建ての2階で行いました。距離が離れると大幅に速度低下しました。
ThinkPad E595のメリット・魅力
ハイエンド構成でも11万円
ThinkPad E595の魅力はなんといっても価格です。Ryzen7、16GBのハイエンド構成にしても11万円となっています。外部コネクタの種類も多くタイピング性能も良いため、「一台ですべてをこなしたい」人で安く済ませたい人には、ちょうど良いモデルと言えます。
2.1kgあるが軽く感じる
ThinkPad E595の公称値は2.1kgとなっていますが、軽く感じます。「大きいわりに軽い」といった印象でしょうか。家庭内の持ち運び程度なら苦も無くこなせそうです。
コンパクトな充電器でUSB-C対応
15インチノートパソコンは大きな充電器を持つものがほとんどですが、ThinkPad E595は45Wのコンパクトな充電器になっており、持ち運び、収納性に優れています。Y7000の外観で紹介しているように15インチハイパワー構成なら大きくなるので、コンパクトさは大きなウリです。
また、USB-C経由での充電に対応しています。スマートフォンでUSB-Cを利用している人にとっては大きなメリットとなるでしょう。
タイピングに優れる
ThinkPad E595に限らず、全てのThinkPadはタイピングに優れます。深さ、跳ね返りどれをとってもノートパソコンとしては一級品。テンキーもあるため、事務作業が多い人にはちょうど良いPCです。
ドルビーアトモスが優秀
ThinkPad E595にはソフトウェアとしてドルビーアトモスの調整機能がついています。音楽プロファイルに合わせて調整できる機能です。自分の好みに合わせて変更することができます。
マイクの指向性調節が可能
ThinkPad E595では変わった機能として、マイクの指向性調節が可能になっています。ソフトウェア上でワンタッチで調節できる便利な機能。スカイプなどの電話機能を使う人は要チェックです。
こちらがソフトウェアです。全方向の会議モードです。
指向性モードがこちら。ソフトウェアで変換できるのは便利でしょう。
ThinkPad E595のデメリット・欠点
タッチパッドがかなり左寄り
ThinkPad E595のタッチパッドはかなり左寄りな印象を受けました。カーソルをよく使う人は、マウスを使うことを前提とした方が良いでしょう。
調節しないと音が弱い
ThinkPad E595は底面にスピーカーがあるせいか、こもったような音の印象を受けます。そのため、調整しないと音が弱い印象を受けました。特に低音側で音の弱さを感じます。
みんなの口コミ
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ビジネス用途・パーソナル用途のどちらでも、素晴らしいPCですね。
X1とかTシリーズ、Eシリーズを利用する際にキー配列は意外に重要。
キータッチが深いと思う方も居ますが、メカニカルキー時代はこの深さがThinkpadの常識だったんです。戻ってくれてうれしく思いますね。
PC不慣れなうちの娘ですら、このキーはx1よりも打ちやすいっていうぐらい。
スピーカーやマイクの性能向上、Dolbyを楽しめるとかの面がよく評価されがちですが、このPCの真の面白さはT550の伝統を受け継いだ、ワークステーション並の拡張性にあります。
メモリ32GBでADOBEばりばり、開発環境としても仮想サーバーを余裕で扱えるTHINKPAD歴代の最高性能ですし、DISKはチューンすれば 4000MB/sぐらいまでの性能を誇ります。
デスクトップでもRYZENを使っていますが、インターフェースBUSの性能はINTELが及ばないほど優秀ですし、DISPLAYもHDR対応でかなり優れものです。
唯一、Realtekの無線LANと有線LANの性能は少し気に入りません。
速度の速い・遅いのレンジが広く 有線は500MB台、無線は200-600とAC 5MHzでは少しもの足らないです。
ネットワークはやっぱりIntelのほうがよく、無線LANを AX200NGWに差し替えて 600-680MBの性能を出しています(AXの最大帯域は2.4GBですが、ノート向けのヂュアルバンドでは1.2GBのリンクスピードで最大は850MBほどでした)。
メモリは32GBに、SSDに SUMSONG 860EVO, M.2には PCIE NVMEという組み合わせにして、SSD側をSUMSONG MAGICIANで高速化します(メモリを1-2GB使用しますけど)。
自前で交換して10万円で収まる、スーパーノートになりました。
データベース・開発・娯楽・ビジネスなどと幅広く使えています。
もちろん、私のノートの中で最強のノートになりました。
やっぱりRYZENはすばらしい。
ちなみに、8in1とかの ポートをUSB3.0電源ポート経由につないで、LAN/HDMI等もすべてカバーしました。
低コストで購入できるThinkPad。15インチでテンキー付きなので、家庭用に低価格で欲しいという人にもおすすめ。ただし、同じLenovoのLEGION Y7000との価格差が少ないので、そこだけが悩みどころ。
女性目線の口コミ
普段、PanasonicのSZシリーズを利用する妻にThinkPad E595を使ってもらいコメントをもらいました。
女性目線のコメント
- 黒くてカッコいい
- キータッチが少し深いかも
- キー間の溝に爪が挟まる
見た目は高評価でしたが、ThinkPadのキーの深さが不評でした。普段Panasonicを使っているので、キーの幅は特に気になったのかもしれません。
ThinkPad E595がおすすめな人
コスパを重視する人
ThinkPad E595はとにかくコスパ重視です。15インチハイエンドを出来るだけ低価格で欲しい人にはもってこいの選択肢。事業用、かつ事務関係の仕事効率化の観点ではかなり良いPCと考えます。
押さえておきたい点
ハイエンドPCとしてはコスパが良い点は間違いありませんが、GPU搭載系15インチならY7000もバランスが取れています。こちらもチェックしておきましょう。
テンキー搭載PCが欲しい人
15インチPCはテンキーの搭載可否が分かれますが、当モデルは搭載。事務作業に適しています。
ThinkPad E595がおすすめではないタイプ
ゲームをするなら
もしゲームをして15インチノートPCが欲しいならLEGION Y7000をおすすめします。少し価格帯は上がりますが、低価格でグラフィックボード搭載の15インチPCを購入できます。
軽さが欲しい人
ThinkPad E595は2.1kgの重さを感じないと書きましたが、重いことには間違いありません。そのためモバイル性は低いです。15インチで軽さ重視なら、同じRyzen搭載のSurface Laptop3が良いでしょう。
派手なパソコンが欲しい人
ThinkPadのパソコンはとてもカッコいいですが、ピーチスキン単色でカラーバリエーションがありません。人によってはカラバリを求めたり、光るPCが良い人もいるでしょう。
カラバリを求めるなら、vivobook S15、光るPCが欲しいならY7000にしておきましょう。
ThinkPad E595の実機レビューまとめ
低価格Ryzen搭載15インチPC
結論
ThinkPad E595は低価格で15インチモデルを探しているならかならず押さえておきたい一台です。
ハイエンド、高コスパ、テンキー搭載なので、事業者(法人)は自分用だけでなく、業務用という考えた方で広げておくと良いでしょう。
ThinkPad E595を安く買う方法
ThinkPad E595を購入する場合、かならずレノボの公式サイトをチェックしてクーポンをチェックするようにしましょう。それだけで、ぐっと値段が下がることがあります。
またレノボは買う方法(申し込み経路)によって、値段が変わります。詳しくは以下で解説しているのでぜひ目を通してください。
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