Inspiron16 5630のレビュー概要
低価格な16インチノートパソコン
Inspiron16 5630は10万円以下から購入できるノートパソコンでありながら、十分なパフォーマンスを持っている一台です。
また、今まであまりなかった16インチの低価格モデルとなっています。
こんなタイプにマッチ
- 手頃なPCが欲しい人
- 大画面で使いたい人
簡易スペック表
発売日 | 2023年月日 |
CPU | Core i7-1360P Core i5-1335U |
RAM | 8~16GB |
ストレージ | 256GB~1TB |
画面サイズ | 16インチ |
GPU | Iris Xe Graphics |
USB-PD | 対応 |
LTE・5G通信 | 非対応 |
MSオフィス | 非搭載 |
重量 | 1820g |
Cinebench R20 | 3575pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
Inspiron16 5630の目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
Inspiron16 5630の特徴
ここではInspiron16 5630の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
第13世代intelプロセッサ搭載
Inspiron16はintelプロセッサを搭載しており、実用十分なパフォーマンスを備えています。
スタンダードモデルとしては珍しい16インチ
10万円以下から買えるノートパソコンとしては珍しい大画面の16インチノートパソコンとなっています。アスペクト比は16:10の縦長となっており、書類作成、ネット閲覧に向くサイズ感となっています。
Inspiron16 5630の価格とコストパフォーマンス
10万円以下から実用的なモデルを購入することができ、コストパフォーマンスにとても優れたモデルとなっています。
Inspiron16 5630のスペック
今回レビューしたInspiron16 5630のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2023年月日 | |
製品名 | Inspiron16 5630 | |
型式 | - | |
サイズ | 251.7×356.78×15.42〜18.2mm | |
重量(実測) | 本体 | 1820g |
電源アダプタ | 320g | |
CPU | Coew i7-1360P | |
GPU | Iris Xe Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 1TB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 16インチ |
解像度 | 1920×1200 | |
アスペクト比 | 8:5 | |
形式 | 液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | 有り |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | 1080p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | 公式記載なし | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 64Whr |
公称値 | 公式記載なし時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
Inspiron16 5630のベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は3575pts、シングルコア687ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。Cinebench R20のスコアは3500ptsを超えており、ノートパソコンとしては十分なパフォーマンスになっています。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は8597pts、シングルコア1881ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。CrystalDiskmarkの結果は2500MB/sを超えるREADの値を出しており、十分なパフォーマンスといえます。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | - | - |
高品質 | - | - |
軽量品質 | 3005 | 普通 |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
Inspiron16 5630のモニター評価(色域・トーンカーブ)
モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。
カバー率 | カバー率 | カバー比 |
sRGB | 61.8% | 62.9% |
Adobe RGB | 46.6% | 46.6% |
トーンカーブの評価結果は以下の通りです。
Inspiron16 5630の通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 563.47 | 530.06 | 12 |
ポイント② | 274.24 | 224.98 | 12 |
ポイント③ | 591.47 | 546.8 | 19 |
ポイント④ | 581.71 | 558.11 | 12 |
ポイント⑤ | 378.34 | 279.81 | 14 |
ポイント⑥ | 201.79 | 128.92 | 12 |
通信スピードテストの評価
全エリアで200Mbps以上のダウンロード速度となっており、十分なパフォーマンスと言えます。
Inspiron16 5630のUSB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。65W以上は通常の充電が可能で、45W以下では充電はできるものの低速充電警告が出る結果となりました。
USB-PD | 充電の可否 | 検証した充電器 |
20W | △ | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | △ | PowerPort Atom Ⅲ Slim |
45W | △ | PowerPort Atom Ⅲ Slim |
61W | ⚪︎ | RP-PC133 |
100W | ⚪︎ | AUKEY PA-B7 |
Inspiron16 5630の外観
天板はシンプルなシルバーで、DELLのロゴが配置されています。
背面も天板と同系色で、通気口にスリットが設けられています。
開いた様子です。16:10で16インチモデルということもあり、広々とした画面が特徴です。ベゼル幅は普通です。
上部ベゼルです。
下部ベゼルです。
キーボード全体です。他のInspiron同様に一部キーが接合していますが、配置にくせはありません。
ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.17mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.3mmとなっています。
タッチパッド幅を計測したところ、135mmとなりました。
本体右側にはヘッドフォンジャック、USB Type-A、フルサイズSDスロットがあります。
本体左側には電源ポート、フルサイズHDMI、USB Type-A、USB Type-Cが設けられています。
本体の重量を測定したところ、1820gとなりました。
充電器込みの重量を測定したところ、2140gとなりました。充電器単体では320gとなります。
Inspiron16 5630のメリット・魅力
パフォーマンスは十分
今回検証したモデルはCore i7 1360Pを搭載していることもあり、とても高いパフォーマンスを出しています。このモデルでも約12万円と価格面での魅力が非常に大きいと言えるでしょう。
16インチで画面が広く作業性が高い
特徴のところでも書いた通り、16インチのサイズ感が非常に魅力的な一台となっています。特に書類作業やネットを見ることが多いユーザーにとってはとても魅力的と言えるでしょう。
USB PD充電に対応
付属の電源はPD形式ではないものの、本モデルはPD充電には対応しています。
Inspiron16 5630のデメリット・欠点
重さがネック
16インチノートパソコン、かつ低価格帯モデルということもあって、かなり重くなっています。持ち運びには向かないでしょう。
色域カバー率が低め
sRGBカバー率、61.8%とカバー率が低めになっています。ディスプレイの写り方自体が変に見えることはありませんが、色が重要なクリエイティブ関係のユーザーには向きません。
みんなの口コミ
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16インチで安さを求めている人にとっては非常に魅力的なモデル。第13世代intelプロセッサ搭載で安くてもパフォーマンスが高い点は見逃せません。
Inspiron16 5630がおすすめな人
書類作成が多い人
本モデルが最もおすすめなのは書類作成が多いユーザー。第13世代intelプロセッサの高いパフォーマンスと16:10のアスペクト比ディスプレイのおかげで生産性を高められるでしょう。
Inspiron16 5630がおすすめではないタイプ
持ち運びが多いユーザー
Inspiron16は16インチノートパソコンの中でも重めの部類に入ります。持ち運びが普段から多い場合は14インチ以下のモデルを選択する方が無難です。
Inspiron16 5630のカスタマイズ・モデルの選び方
Inspiron15 5630には数多くのモデルがありますが、Core i5-1335Uでメモリ16GBのモデルがおすすめです。2023年9月2日時点で108,000円と10万円を超えてはしまうものの、長く使う視点ではこのモデルが価格バランスが取れた一台と言えそうです。
Inspiron16 5630の実機レビューまとめ
Inspiron16 5630を安く買う方法
Inspiron16 5630に限らず、DELLのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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