4G LTEに対応したノートパソコンは徐々に増えてきました。しかし、全体から見れば少数派。そのためパソコンのバージョンアップに伴い、使えなくなることが多々あります。
この記事では筆者が過去何回かつながらなくなった経験をもとに、その対策方法を記事にしてみました。簡単に治せる方法から書いているので、順に試してみて下さい。
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パソコンが機内モードになっていないか確認
基本的なことですが、パソコンが機内モードになっていることに気づきません。確認方法は、パソコン右下の電波のマークをクリックして、電波一覧を確認します。
機内モードでは、電波がOFFになっていますと出ているはず。飛行機マークをタップ(クリック)すれば、機内モードが解除になります。
また、パナソニックのパソコンの場合は外にある物理スイッチで電波を制御しているので、パソコンの出し入れで意図せずにオフになっていることがあります。
パソコンのLTE用アンテナのOFFにしてみる
スマートフォンも同じですが、一番最初に試してほしい方法がアンテナのオフです。
パソコンの右下のアンテナマークのところに「携帯ネットワーク」というパネルがあるので、そちらをタッチすると、アンテナがOFFになります。
アンテナがOFFになったら、もう一度押して、改めてONにしてみてください。これで直ることがあります。
機内モードにする(無線LANをオフ)
LTEアンテナをOFFにする方法と似ていますが、こちらはWi-Fi側も遮断する方法です。
先ほど同様、パソコンの右下から飛行機マークの「機内モード」を押すと、いったん一切の電波を受信しないようになります。
OFFになったことを確認の上、改めてONにしてみてください。
再起動する
機内モードで無理なら、再起動で直ることはほぼないのですが、一度は必ず試してください。
プロファイルを入れなおす
繋がらなくなっている原因で、一番問題が多かったのは、こちらの「プロファイル」です。私の場合、ほとんどこれで直っています。
実は、Windows側のアップロードに伴い、プロファイルの入力形式が変わっていることがよくあります。
確認する方法を説明します。まず「ネットワークとインターネットの設定」をクリック。
次に、左側の一覧から「携帯電話」をクリック。さらに「詳細オプション」をクリックします。
ここで、APN設定が出てきます。おそらく格安SIMを最初に設定する際にも使ったと思いますが、こちらを設定します。
特に、Windowsのアップデートが出た時は要注意です。2018年4月17日に入力した方法はこちらなので、よければ参考にしてみてください。
プロファイルの見直しは必ず
プロファイルの入力時に気を付けないといけないのが、入力間違い。
有名どころの格安SIMでも、プロファイルの入力が間違えており、接続ができないということがありました(公式サイトの情報が間違えていたので驚きました)。
かならず、各格安SIMのAPN(プロファイル)ページを確認してください。
主要メーカーのプロファイル
ビルドをダウングレードする
繋がらない場合の最終手段は、ひとつ前のバージョンにダウングレードする方法です(ビルドを落とすとも言います)。
要するに新しいバージョンの更新プログラムが、LTEと合わないので前に戻す、ということです。
あまり聞きなれないかもしれませんが、ビルドのダウングレードの方法はとても簡単。順を追って説明していきます。
まず、ウィンドドウズマークをクリックします。そして設定をクリック。
次に更新とセキュリティをクリック。
さらに「回復」をクリック。
前回アップグレードしてから日にちが立っているため、私のパソコンには「以前のビルドに戻す」の項目がありませんが、本来であればこの右側ににでてきます。
ビルドをダウングレード(以前に戻す)という設定をすれば、前のバージョンに戻すことができます。
4G LTEノートパソコンが繋がらないときの対処法・対策まとめ
いくつか手順は紹介させていただきましたが、実際のところ、ほとんど以下で改善します(中でもプロファイルの入れ直しがほとんど)。
LTE接続を直す方法
- プロファイルの入力のやり直し
- ビルドのダウングレードで対応
パソコンのLTEの設定は、まだまだ発展途上なのか、設定が変わることが多いです。ぜひ、その際にこの記事を参考にしてもらえればと思います。