Ideapad S540 ゲーミングのレビュー概要
ASUSの超軽量ノートPC
IdeaPad S540ゲーミングは、Lenovoの中でも売れ筋モデルであるS540に外部GPUを搭載することでゲームにも対応できるようにしたモデルです。
ノートPCでありながら、Core i7-8565UにGPUとしてGTX-1650を搭載しているためハイパワー。
さらに本体にゲーミングっぽさが一切なく、ビジネスにも使えるモデルになっています。
最も安いモデルはCore i5とGTX1650の組み合わせで8万円台から買えるのでGPUを重視する場合お買い得と言えるでしょう。
簡易スペック表
CPU | Core i5-8265U Core i7-8565U |
RAM | 8GB~12GB |
ROM | 512GB~1TB SSD |
画面 | 15.6インチ |
GPU | GTX 1650 |
USB-PD | 非対応 |
LTE | 非対応 |
重量 | 1.9 kg |
CINEBENCH R20 | 1475 pts |
※詳細スペックはこちら
※CINEBENCHの計測はCore-i5モデル
Ideapad S540 ゲーミング実機レビュー目次
実際に使った感想(主観)はメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。
※本記事はメーカーからお借りしてレビューしています。
Ideapad S540 ゲーミングエディションの特徴
ここではIdeaPad S540ゲーミングエディションの一般的な特徴に触れています。筆者が使用した感想については、メリット・デメリットからご覧ください。
ビジネスでも使える外観
IdeaPad S540 ゲーミングエディションはもともと一般ラインナップにもあるモデルです。そのため、外観がかなりおとなしく、ゲーミングPCにありがちな派手な外観をしていません。
シンプルで値段の割に高級感のあるデザインのためどこで使っても恥ずかしくないモデルと言えるでしょう。
中身は中級ゲーミング使用
10万円前後のGPU搭載ノートパソコンの場合は、GeForce MX250が搭載されていることが多いですが、このIdeaPad S540ゲーミングエディションの場合は、Ge Force GTX1650となっています。
そのため寄りスペックが必要なゲームでも遊べる仕様になっています。
IdeaPad S540ゲーミングの価格とコストパフォーマンス
ゲーミングエディションはCore i5+GTX 1650なら8万円台から購入することができます。最上位モデルで13万円台となっています。最上位はコスパバランスが悪いですが、Core i5の8万円台ならありと言えるモデルではないでしょうか。
価格情報について
2020/05/14の執筆時時点の情報です。現在の正式な価格はS540の公式ページをチェックして下さい。安く買う方法はこちらからご覧ください。
Ideapad S540 ゲーミングのスペック
今回レビューしたIdeaPad S540ゲーミングエディションのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2019年6月18日 | |
製品名 | Ideapad S540 ゲーミング | |
型式 | 81SW0000JP 81SW001QJP 81SW0001JP 81SW001RJP | |
サイズ | 358×245×18.9 | |
重量 | 本体 | 1.9 kg |
電源アダプタ | 未計測 | |
CPU | Core i7-8656U | |
GPU | GTX 1650 | |
メモリ(RAM) | 12GB | |
保存(ROM) | 1st | 1TB SSD |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
形式 | IPS液晶 | |
生体認証 | 指紋 | 〇 |
Windows Hello | × | |
フロントカメラ | 画素数 | 720万画素 |
物理シャッター | 有り | |
リヤカメラ | 画素数 | - |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | 4.2 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | - |
SIMカードサイズ | - | |
光学ドライブ | - |
※詳細仕様はこちら
スペックの解説
今回レビューしたIdeaPad S540ゲーミングエディションはCore i7を搭載した最も性能の高いモデルです(GPUはGTX1650のみ)。メモリが珍しいことに12GBとなっています。生体認証は指紋を搭載していますが、Windows Helloは非搭載となっています。
Ideapad S540 ゲーミングのベンチマーク(CINEBENCH他)
ベンチマーク結果は以下の通りです。
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の計測値はマルチ1475pts、シングル455ptsとなりました。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。非常に速いです。
騒音テスト
CがINEBENCH時で音は大きくなるものの、ファンが回転する音が気になる程度で一般的な高負荷時PCの騒音程度と感じました。おおよそ40~45デジベル付近でした。
Ideapad S540 ゲーミングの通信環境(WI-Fi)のテスト
IdeaPad S540ゲーミングの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています(クリックで拡大します)。
一戸建てで最長距離でも比較的安定した通信速度が得られています。
Ideapad S540 ゲーミングのUSB-C(PD)による充電テスト
USB-PDを用いて充電テストを行いました。機器にはルートアールのRT-TC3VBKを用いました。RAV Powerの61W USB充電器を用いましたが、充電はできませんでした(以下は接続していませんが、実際に接続して確認しています)。
Ideapad S540 ゲーミングの外観
天板です。シルバーで端にLenovoの刻印があります。
背面は縦方向のスリットが入った形状となっています。
スピーカー穴は下側にあります。
開いた様子です。
完全に開いた様子です。180°まで開くことができます。
サイドベゼルが狭い設計になっています。実測で5.5mmほどでした。
下部ベゼルです。
キーボードです。
キーストロークはシンワのデップスゲージにより1.3mm、ミツトヨのデジタルノギスで2つのキーボードから距離を算出した結果、17.6mmとなりました。
キーボードは変則が多く、キーボード同士が隣接するものがいくつかあります。エンターやバックスペース、シフトが変形しています。
以下はスペースキーが変形しています。
タッチパッドです。105×70mmとなっていました。
右サイドです。USB-A×2とメディアリーダーを備えています。
左サイドです。電源コネクタ、フルサイズHDMI、USB-C、ヘッドフォンジャックを備えています。
充電器です。比較的大きめのサイズになっています。
手に持った様子です。
Ideapad S540 ゲーミングのメリット・魅力
騒音性が低い
本PCのベンチマークを測定したところ、40~45デジベルが中心でした。騒音性が非常に低く、快適に使うことができます。
普通に見えて性能が高い
IdeaPad S540ゲーミングエディションは見た目は普通のパソコンですが、中身はかなり高性能です。Core i7-10510Uの割にCINEBENCHで1400pts台が出ていますし、実際に使っていてもかなり快適。
ゲーミングという名前がついていますが、遊び以外でも実用的に使えるノートパソコンになっています。
テンキー搭載のため事務用にも向く
15インチノートパソコンはテンキー搭載したモデルとそうでないモデルがありますが、IdeaPad S540ゲーミングエディションは搭載しています。事務用の場合はテンキーしている方がエクセルなどで効率的な入力が可能です。
Ideapad S540 ゲーミングのデメリット・欠点
重量がある
IdeaPad S540ゲーミングエディションはかなり重量があり1.9kgとなっています。これは15.6インチのパソコンの中でも比較的重い部類に入ります。
薄型なのでバッグへの収まりは良いですが、持ち運びにはあまり向かないと推測できます。
タッチパッドの感触が安っぽい
私の主観的な感想ですが、タッチパッドの性能が安っぽいです。特にクリックしたときのカチカチ感が大きく、静穏性を求める人には向きません。
みんなの口コミ
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15インチで一見ビジネスでも使えそうな落ち着いたゲーミングノートパソコンです。8万円台でGTX1650を搭載できるため、コスパも良いモデル。
性能テストしてみても良い結果が出ており、事務使い+αの用途ならぜひおすすめしたい一台。ただし重さがあるので、持ち運びするのには不向きです。
女性目線の口コミ
普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- 見た目が落ち着いていて好み
- キータッチが好み
見た目 | |
重さ | |
打ちやすさ |
Ideapad S540 ゲーミングがおすすめな人
見た目がおとなしいゲーミングが欲しい人
ゲーミングノートパソコンはどれもライトが光ったり派手なパソコンが多いですが、本モデルは普通のノートパソコンがベースに作られているのでそういった「目立つ」要素はありません。
それでいて中身はGTX 1650を搭載しているのでグラフィックス系を動かすパワーも持ち合わせています。パソコンでゲームをしたいけど、見た目が派手なのはちょっと・・・という人に向けたモデルと言えるでしょう。
グラフィック性能が欲しい人
Lenovoに限らず、他社の製品群を見た時にCore i5でGTX1650を搭載しているモデルはあまりありません(MXシリーズの搭載モデルが多い)。安くてグラフィック性能が欲しい場合、本製品は8万円台からこの構成で手に入れられるメリットがあります。
Ideapad S540 ゲーミングがおすすめではないタイプ
ゲーム性能をさらに求める人
CPU、GPU性能ともに悪くはないのですが、非常に良いとは言いづらいのがこのモデルの特徴です。特にCPUが影響していて、15.6インチモデルでは、Core i7-9700などのハイパワーモデルも選択肢に上がります。
これを考えると絶対的な性能ではどうしてもIdeaPad S540ゲーミングエディションが弱くなってしまいます。外観のデザインの好みは分かれますが、LEGION Y7000なども選択肢に入れておくと良いでしょう。
Ideapad S540 ゲーミングのカスタマイズ・モデルの選び方
IdeaPad S540ゲーミングエディションはカスタマイズにかなり幅があります。予算にもよりますが、基本的に下位モデル(Core i5)を狙うパソコンと考えます。
もし上位モデルを狙うならこのモデルだけに絞らず、15.6インチのゲーミングノートパソコン(LEGIONなど)とも比較してみることを推奨します。
Ideapad S540 ゲーミングの実機レビューまとめ
低価格14インチのIce Lake
結論
スタンダードノートパソコンである「IdeaPad S540」のゲーミングエディションについて実機レビューを行いました。
本モデルは見た目のおとなしい印象と異なり、中身は比較的尖ったモデルのため、仕事で使うパソコンを少し高性能なもので作業したい人や、基本は事務作業でたまにゲームをしたい人が選ぶべきノートパソコンと言えるでしょう。
Ideapad S540 ゲーミングを安く買う方法
IdeaPad S540ゲーミングエディションを含めLenovoのパソコンは公式サイトで安く買う方法があります。購入検討している人は以下のページを必ずご覧ください。
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