後継モデルについて
本機種の新しいモデルも評価を行っています。後継機種の実機レビューも合わせてご覧ください。
DAIV 4Nのレビュー概要
コスパの高いGPU搭載軽量14インチ
DAIV 4Nは14インチノートパソコンとしてはほぼ最強のコスパを誇るノートパソコンです。GPU搭載パソコンでありながら、1.09kgで持ち運び性に優れています。
さらに、USB-PDに対応。出先でのモバイル作業の効率を高めつつ、手荷物を減らす環境作りができます。
これだけの軽量・高スペックでありながらDAIV 4Nは15万円を切る価格。メイン機が欲しい人から、サブの出先でも高性能PCで活動したい人にぜひ選んで欲しいノートパソコンです。
DAIV 4N実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。実際に使った感想(主観的な内容)はメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。
※本記事はメーカーからお借りしてレビューしています。
DAIV 4Nの特徴
ここではDAIV 4Nエディションの一般的な特徴に触れています。筆者が使用した感想については、メリット・デメリットからご覧ください。
1.09kgの軽量高性能ノートパソコン
DAIV 4Nは、14インチノートパソコンとしては超軽量な1.09kgしかありません。このクラスはVAIO SX14と、ThinkPad X1 Carbonが覇者でしたが、マウスコンピューターがこのクラスを続々と出し、状況が変わってきています。
DAIV 4Nの場合はCore i7、16GBに加え、Ge Force MX250を載せているため、軽さの特徴があるだけなく、グラフィック性能は先に上げた2機種と比べても上回ります。
USB-PD対応
DAIV 4NはUSB-Cから充電できる「USB-PD」に対応しています。これにより、スマートフォンやタブレットと充電器を共通化でき、モバイル時の荷物を減らせるメリットがあります。
DAIV 4Nの価格とコストパフォーマンス
軽量ノートパソコン、かつ高性能スペックを誇りながら価格はなんと139,800円となっており、低価格。後程外観でも紹介していますが、外部コネクタ類も充実しているため、満足度が高いノートパソコンになっています。
また公式サイトでOffice付きの取り扱いもあります。こちらは16,3800円です。
価格情報について
執筆時時点の情報です。現在の正式な価格はDAIV 4Nの公式ページをチェックして下さい。
DAIV 4Nのスペック
今回レビューしたDAIV 4Nのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2020年1月14日 |
サイズ | 165mm×325mm×376mm |
CPU | Core i7-10510U |
GPU | Ge Force MX250 |
メモリ | 16GB |
ディスプレイサイズ | 14インチ |
ディスプレイ | 1920×1080 |
記録方式 | 256GB SSD |
生体認証 | Windows Hello |
フロントカメラ | 100万画素 |
リヤカメラ | なし |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax |
bluetooth | 5.0 |
SIMカードサイズ | 無し |
LTEモジュール | 非対応 |
重量 | 約1.09kg |
光学ドライブ | なし |
※詳細仕様はこちら
スペックの解説
本機のポイントは、GPUを搭載しつつ軽量であることです。SSD容量が少ないデメリットはありますが、モバイル性重視であればそこまで気になることはないと感じます。自宅やクラウド上にデータフォルダを置くと良いでしょう。
また本機はWi-Fi6対応です。
DAIV 4Nのベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は1040pts、シングルコア386ptsという結果になりました。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。
DAIV 4Nの通信環境(WI-Fi)のテスト
DAIV 4Nの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています(クリックで拡大します)。
測定の結果、全ての部屋で100Mbpsを超えて驚くほど安定した速度で通信できていました。無線アンテナの評価は非常に高いです。
今回はWi-Fi6非対応機器で行っていますが、対応環境で行うとどれくらいの速度が出るか楽しみなモデルとも言えます。
DAIV 4NのUSB-C(PD)による充電テスト
USB-PDを用いて充電テストを行いました。機器にはルートアールのRT-TC3VBKを用いました。まず、Anker PowerPort Ⅲ Neoを用いた18W電源による充電テストです。充電は行われませんでした。
Anker Power Port Atom Ⅲ Slimを用いた30W電源による充電テストです。充電を確認できました。本体側には低速充電の表示は出ませんでした。
DAIV 4Nの外観
外観は非常にシンプルなブラックデザインです。天板にDAIVの文字があります。
背面の排気口は比較的大きめです。下部にスピーカーを二つ備えています。
開いた様子です。画面は非光沢です。
狭ベゼルになっておりコンパクトさが際立ちます。サイドは4.5mmとなっており、14インチパソコンの中では特に狭い部類に入ります。
下部のベゼルは17mmとなっています。
こちらがキーボードです。
バックライトを搭載しています。
キーピッチは17.5mmとなっています。シンワのデップスゲージで測定したところ、1.0mmとなっています。
このキーボードは同じものを搭載しているX4-Bなどにも言えることですが、アルファベットキーボードは比較的静穏ですが、ENTERやスペースキーといった大型キーのみ音が大きくなる欠点があります。
タッチパッドの広さは116mmです、センター位置で使いやすいです。
右サイドです。電源コネクタ、HDMI、USB-A、USB-C(PD対応)を搭載しています。
左側です。セキュリティスロット、イーサネットコネクタ、USB-A×2、ヘッドフォンジャックを搭載しています。
充電器がこちらです。ケーブル太めで扱いづらいタイプです。
本体と比較した様子です。厚みもあり、邪魔です。
DAIV 4Nのメリット・魅力
性能コスパが高すぎる
DAIV 4Nの魅力はなんといってもその性能とコスパです。14万円でこの性能は異常といっていもいいほど。単純なスペックだけでいえば、同じmouseから発売されているK700のようにもっと安いものがありますが、1.09kgという重量を考えれば、一気に珍しくなります。低価格で高い性能のノートパソコンが欲しい人にはぜひ選んで欲しいノートパソコンと言えます。
USB-PDに対応
低価格ノートパソコンになればなるほど、USB-Cによる充電「USB-PD」への非対応が多くなる一方で、本機はUSB-PDにも対応。旅行時などのモバイル環境で手荷物を減らすことができます。以下はANKERの充電器ですが、非常にコンパクトでおすすめです。
Wi-Fi6に対応
次世代のWi-Fi規格である「Wi-Fi6」に対応しています。環境が揃えば、他の同ランク機種よりも速い通信速度を実現することができます。
フルサイズイーサネットコネクタがある
14インチノートパソコンでは珍しいフルサイズイーサネットコネクタを備えています。
Ge Force MX250を持っているので、ノートをベースにディスプレイ接続して使う人がいるはず。有線接続の方が基本速いので、イーサネットコネクタの存在は嬉しいです。また通常時は半カバーされており、目立たないことも利点の一つです。
キーボードデザインが秀逸
DAIV 4Nに限りませんが、mouseのノートパソコンのキーボードトップは非常にお洒落です。可愛いデザインなので、これだけでも選びたくなります。
タッチパッドが大きく便利
DAIV 4Nのタッチパッドは116mmもあります。14インチノートパソコンの中でも広めなので使い勝手の面で優れています。また、mouseのタッチパッドは左上にオンオフキーが付いており、マウス操作時にタッチパッドの反応を無くすこともできるので、快適に使うことができます。
DAIV 4Nのデメリット・欠点
LTEには非対応である
この機種にLTEが付いていれば文句なしだったのですが、残念ながらLTEは非対応です。対応なら、ThinkPad X1 CarbonやVAIO SX14が選択肢になります。
SSDは256GB
本機はカスタマイズモデルがなく、基本構成が決まっています。SSDは256GBしかないため人によっては能力不足になるケースがあります。
カラーが1種類である
DAIV 4Nはブラックの一色のみです。他のカラーバリエーションはありません。
Thunderbolt非対応
本機種はUSB-Cを備えPDにも対応していますが、Thunderbolt非対応になっています。同クラスだとThinkPad X1 CarbonがThunderbolt3くらいです。
みんなの口コミ
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マウスコンピューターDAIV 4Nを実際に使用してみた。可視化ソフトウェアや描画ソフトもGPUのおかげか比較的軽快に動く。有線LANポートがある点もオンライン会議を行う上で不可欠な長所だ。充電器はややかさばるが、サードパーティー製の20cmの短いケーブルを購入するか、USB PDを使えば自宅と職場を自由に持ち運びできる。usb PDは60W以上が必要なのでMacbook pro 13.3インチ付属の充電器でも充電を確認できたが、それ以下だとろくに充電できない点に注意。
惜しい点は、Thunderbolt3, 4に非対応であること。外部ディスプレイ接続はHDMIのみであるため、thunderbolt対応のドッキングステーションやusb-c接続のディスプレイを使用できず、今後の拡張性に限界がある。当然、usb-c to VGAのコネクタも使用不可、旧い規格のプロジェクターを使う場合はHDMI to VGAが必要となる。個人的には値段があがってもthunderboltには対応してほしかった。だが、使わない人には無駄機能なので、そのおかげでコスト削減してると考えれば納得するしかない。
上述の欠点はあるし、2021年現在ではより高性能な11世代cpu搭載のノートPCやM1 macbookも登場しているので、すでに型落ち気味ではある。しかし、持ち運びをするモバイルノートとしてのコストパフォーマンスは依然として抜群。このPCで性能面の不満がでるならデスクトップを使用する業務とみてよさそうだ。
マウスコンピューターのDAIV 4Nを実機レビューしました。サクサクの操作感、かつGPU搭載でクリエイティブソフトも動作可能、かつ1,09kgと文句なしのモバイルノートパソコンです。
女性目線の口コミ
普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- 黒のデザインがすっきりしていて良い
- キーボードトップが可愛い
- 軽い
普段から非常に軽いSZシリーズを使っている妻から見ても、非常に軽いとのコメントを貰いました。またmouseのキーボードトップは女性受けが良いようです。
DAIV 4Nがおすすめな人
持ち運び性と性能を重視する人
14インチのハイスペッククラスは、Core i7、16GB構成が多くなっています。さらにそこからワンランク性能を上げることを考えるとこのDAIV 4Nは非常に良い選択肢になります。モバイル環境でもGPUを搭載し快適に使いたい人にとって、ぜひ選ぶべきパソコンと言えるでしょう。
出先でクリエイティブソフトを使う人
Ge Force MX250を搭載しているので、Photoshopなどのクリエイティブツールもある程度は使うことができます。1.09kgの重量で持ち運びできるクリエイティブパソコンとしては魅力的です。
DAIV 4Nがおすすめではないタイプ
動画編集、ゲームはしない人
クリエイティブ作業、ゲームをしないなら、DAIV 4Nはオーバースペックになる可能性が高いです。価格を抑えて考えるなら、X4-B、もしくはX4-i5を選ぶか、ワンランク上げてX4-i7を選ぶと良いでしょう。X4-B、X4-i5なら10万円以下で購入することも可能です。
モバイルでクリエイティブツールを多用する人
モバイル環境でクリエイティブツールを多用するなら、もう一つの選択肢としてMSI Prestige14を考えておくと良いでしょう。これは、Ge Force 1650を搭載した14インチノートパソコンです。重量は少し重くなり、価格も上がりますが外でもツールを多用するなら一つの選択肢としておくべきでしょう。
DAIV 4Nのカスタマイズ・モデルの選び方
DAIV 4Nはカスタマイズモデルはなく、スペックが決まっています。そのためカスタマイズというよりも、下位モデル(X4シリーズ)と比較しておく方が良いです。このパソコンは性能コスパは非常に高いですが、事務作業やネットサーフィンベースならオーバースペック気味です。
その場合はX4-B、X4-i5を購入することも視野に入れておきましょう。こちらならさらに価格を下げて購入することが可能です。以下のページで実機レビューしているので、参考にしてください。
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DAIV 4Nの実機レビューまとめ
軽量なMX250搭載ノート
結論
Ge Force MX250を搭載し、14インチで1.09kgとまさに弱点無しのノートパソコンです。さらにUSB-PDにも対応しているため、出先での手荷物を減らせることもメリットの一つ。
モバイル環境だからと言って、作業性をあきらめたくない人にぜひ選んで欲しいノートパソコンです。ただし、充電器が重いので、ぜひAnker 30W PD充電器と一緒に持ち運ぶことをおすすめします。
DAIV 4Nを安く買う方法
マウスコンピューターの購入口は楽天、Amazonなどがありますが、基本的に公式サイトが最も安くなります。価格比較も含め、マウスコンピューターを安く買う方法については以下で詳しい解説をしています。ぜひ参考にしてみて下さい。
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DAIV 4Nが1分で分かる動画レビュー
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