MousePro-NB200のレビュー概要
軽量低価格の14インチノート
マウスコンピューターの法人向けモデルとして出ている「MousePro-NB200」は14インチで1.2kgとしては最廉価クラスにあたります。
また廉価版にもかかわらずベゼル幅が狭く、本体サイズがコンパクトかつ薄型なので機動性が高い一台。
法人向けということもありイーサネットコネクタをはじめ、インターフェイスが充実しているところも魅力の一台です。
簡易スペック表
CPU | Celeron 4205U |
RAM | 8GB |
ROM | 256GB |
画面 | 14.0インチ |
GPU | UHDグラフィックス 610 |
USB-PD | 非対応 |
LTE | 非対応 |
重量(実測) | 1.265 kg |
CINEBENCH R20 | 288 pts |
※詳細スペックはこちら
MousePro-NB200実機レビュー目次
実際に使った感想(主観)はメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。
※本記事はメーカーからお借りしたものを用いて検証しています。
MousePro-NB200の特徴
ここではMousePro-NB200の一般的な特徴に触れています。筆者が使用した感想については、メリット・デメリットからご覧ください。
持ち運びしやすいサイズ感
MousePro-NB200は法人向けの軽量14インチノートパソコンです。本体の重量は1.2kg台でさらに薄くカバンにも入れやすいメリットがあります。
外観で掲載していますが、充電器のサイズが小さいこともモバイル性を高めているポイントです。
低価格で購入できる
14インチノートパソコンの中でも1.2kg台としては非常に低価格で、6万円台から購入することが可能です。他の軽量PCは7万円台からが中心なので比較的割安と言えます。
MousePro-NB200の価格とコストパフォーマンス
14インチノートで、1.2kg台の軽量モデルとしては最廉価クラスになります。CPUのスペックはCore iシリーズに比べて低いので、ハードな作業をするなら他モデルを選ぶ方が良いですが、事務処理のみでモバイル性を重視するなら良い選択肢となります。
後述しますが、NVMe SSDを搭載していることもあり、起動などでストレスを感じることはほぼなかったため、CPUの絶対的な性能を除いてモバイル性と安さを考えるとコスパが高い機種と言えます。
MousePro-NB200のスペック
今回レビューしたMousePro-NB200のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2020年6月9日 | |
製品名 | MousePro-NB200 | |
型式 | MousePro-NB | |
サイズ | 324.9×219.5×19.5 | |
重量(実測) | 本体 | 1265 g |
電源アダプタ | 220 g | |
CPU | Celeron 4205U | |
GPU | UHD 610 | |
メモリ(RAM) | 8GB | |
保存(ROM) | 1st | 256GB SSD |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 14.0インチ |
解像度 | 1920×1440 | |
形式 | TN液晶 | |
光沢 | ノングレア(非光沢) | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | × |
Windows Hello | × | |
フロントカメラ | 画素数 | 100万画素 |
物理シャッター | × | |
リヤカメラ | 画素数 | - |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | 5.0 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | - |
SIMカードサイズ | - | |
光学ドライブ | - | |
バッテリー公称値 | サイズ | - |
JEITAによる基準 | 最大11.0時間 | |
ACアダプタ容量 | 40W |
※詳細仕様はこちら
スペックの解説
スペックとしては、Celeron 4205Uとなっており低いです。Cinebench R20の計測値でも200pts台となっています。ただし、メモリ用容量が大きく、NVMe対応のSSDのため動作面でのストレスは少ないです。
本体は軽量で持ち運び性に優れます。また電源アダプタは40W仕様で非常にコンパクトなため持ち運びに向く特徴があります。液晶はTNタイプなのでIPS液晶に比べて視野角が狭く、色味が確度によって変わることをご注意ください。
MousePro-NB200のベンチマーク(CINEBENCH、動画編集など)
ベンチマーク結果は以下の通りです。
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の計測値は通常時でマルチ288pts、シングル160ptsとなりました。他機種との比較はCINEBENCH R20のデータ一覧をご覧ください。
PASSMARK
PASSMARKのデータは以下の通りです。他機種との比較はPASSMARKのデータ一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。1820MB/sとなっています。性能としては十分です。価格帯を考えればコスパとしても高いと言えそうです。
騒音テスト
PASSMARK計測時に測定を行いました。比較的静かで45~55デジベル前後で非常に静かでした。
ベンチマーク時の熱について
ベンチマーク実行時にキーボード部が若干暖かくなるものの、気になるほどではありません。
MousePro-NB200の通信環境(WI-Fi)のテスト
MousePro-NB200の通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを5GHz帯で用いています(クリックで拡大します)。
全部屋で非常に安定した数値が得られており、Wi-Fi測定の結果はとても優秀でした。
MousePro-NB200のUSB-C(PD)による充電テスト
USB-PDは非対応です。
MousePro-NB200の外観
天板です。マウスのロゴが入っています。指紋が付きやすいので気にされる方は要注意です。
下部です。このクラスにしては比較的大きなスリットが入っています。
開いた様子です。キーボードも含め全体的な質感が統一されており良いです。
最大開き角は180°です。
上部ベゼルです。約7mmとなっています。
下部ベゼルは比較的大きめです。
上部カメラは100万画素となっています。物理シャッターはありません。
キーボードです。一般的な配列ですが、14インチノートの割に幅が狭いためか、エンターキー周りが小さくなっています。
ミツトヨのデジタルノギスによりキーボード2つの距離を計測後、割返しにより算出したキーピッチは17.3mmでした。キーストロークは1.2mmです。跳ね返りは比較的強く、しっかりタイピングしたい人向けです。
タッチパッドは120mmとなっています。比較的大きめと言えます。
右サイドです。電源コネクタ、HDMIケーブル、USB-A、USB-Cがあります。USB-CはPD非対応です。
左側です。ケンジントンロック、有線LAN、microSD、USB-A、電源ボタン、ヘッドフォンジャックを搭載しています。
重量を測定しました。1.265kgで14インチとしては軽量です。
充電コネクタを合わせた重量です。コネクタは小型で220gとなっています。
MousePro-NB200のメリット・魅力
ビジネス向けのシンプルな筐体
MousePro NB200はビジネス向けのシンプルかつ黒で統一されたデザインとなっています。外で使っても目立つことのない、落ち着いたパソコンと言えるでしょう。
Celeronでも比較的快適
CPUはCeleronプロセッサー 4205Uを搭載しており、性能はCore iシリーズと比較すると低いですが、SSD搭載していることもあり起動やネット閲覧で不満に感じることはほぼありませんでした。
14インチで有線LAN搭載
14インチモデルは軽量化や薄肉化のためか、有線LANが省かれるケースが非常に多いです。セキュリティや設備の問題から法人でWi-Fiを引かないケースもあることを考えるとインターフェイスが多いことはプラスに働きます。
MousePro-NB200のデメリット・欠点
指紋が付きやすい
天板、底面、パームレストに同じ素材が使われていますが、指紋が付きやすい印象を受けました。
法人向けにこだわらないならコスパが低い
法人向けにこだわらないなら、マウスコンピューターにはX4-i5という14インチモデルがあります。若干値段は上がりますが、CPU性能がグンとあがるため費用対効果が大きくなります。予算との取り合いともいえる部分です。
みんなの口コミ
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14インチの軽量ノートの中でも価格が際立って安い一台。Celeronなのでハードユースは難しいが、SSDでメモリ8GBあるので意外と事務処理、ネットサーフィンは普通にこなせる一台。
女性目線の口コミ
普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- シンプルな見た目で良い
- キーボードが打ちやすい
MousePro-NB200がおすすめな人
出来るだけ予算を抑えた軽量PCが欲しい人
14インチノートパソコンは2020年において、競争率の高い市場ですが「軽量」と「低予算」を抑えたモデルはあまり存在しません(軽量モデルは全て高い)。そのため、MousePro NB200の軽さと価格は魅力的と言えます。
社員に持ち出し用PCを渡したい経営者
法人向けラインナップということもあり、ビジネスユースを考慮するとNB200の評価すべきポイントは機動性にあります。書類作成しかしない人などの場合は高性能よりも持ち運び性の方が重要。
しかも、MousePro-NB200はSSD搭載でマシンパワーは弱いものの起動などではあまりストレスがありません。そのため、持ち出し用PCを渡したい経営者は一つの案に入れても良いでしょう。
MousePro-NB200がおすすめではないタイプ
性能を求める人
軽量PCで性能を落として価格を下げていることもあり、やはりハードな仕事は難しくなります。その場合はX4-i5の方が良いでしょう。
充電器をスマホとまとめたい人
MousePro-NB200はUSB-PD非対応です。スマホとまとめてしまいたい場合は、こちらもX4-i5を選ぶ方が良いでしょう。
X4-i5については以下でレビューしているので参考にしてください。
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MousePro-NB200のカスタマイズ・モデルの選び方
MousePro-NB200はあまりカスタマイズできませんが、メモリを増設することができます。ただし、それによる価格アップをするならCPUを変更したほうが良いですが、MousePro-NB200にはその選択肢はありません。
そのため、カスタマイズはすることなくそのまま標準で使うことをおすすめします。性能アップしたいなら、スペックアップよりも他機種を選ぶ方が良いでしょう。
MousePro-NB200の実機レビューまとめ
低価格で軽量な14インチノート
結論
低価格、かつ軽量な14インチノートパソコンを求めている人にとってはちょうど良いモデルです。
ただしCPU性能が高くないので、ネットサーフィンや事務作業以上のことをするなら動作が厳しくなります。
その場合は重量を犠牲にするか、プラス2万円ほどだしてX4-i5のようなCore iモデルを選びましょう。
MousePro-NB200を安く買う方法
MousePro-NB200に限りませんが、マウスコンピューターのパソコンはある方法で安く買うことができます。以下で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
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