mouse X4-Bのレビュー概要
mouseの軽量14インチノートPC
X4-Bは以前レビューした「mouse X4-i5」の兄弟機にあたるモデルです。X4-Bでは、CPUにRyzen5を搭載しています。
今回の検証の結果、CINEBENCHは1390ptsとCore i5版を大きく上回る結果が得られています。
ただし、充電器のサイズがCore i5に比べて大きいことやファンの音が比較的大きいことが欠点として挙げられます。
しかし、それを差し引いても1.13kgの重量は非常に魅力的な一台と言えます。
簡易スペック表
CPU | Ryzen5 3500U |
RAM | 8~16GB |
ROM | 256GB~2TB SSD |
画面 | 14.0インチ |
GPU | Radeon Vega 8 Graphics |
LTE | 無し |
重量 | 1.13 kg~ |
CINEBENCH | 1390 pts |
※詳細スペックはこちら
※ベンチマークは当サイトのマルチコア計測値です。シングルコアはベンチマーク結果で公開しています。
mouse X4-B実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人で安く買いたい人はキャンペーンを必ずお読みください。
※本記事はメーカーからお借りしてレビューしています。
本記事はRyzen5版を評価しています。intel版もありますので合わせてご検討ください。
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mouse X4-i5の実機レビュー
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mouse X4-Bの特徴
ここではmouse X4-Bの一般的な特徴に触れています。使用した感想については、メリット・デメリットからご覧ください。
1.13kgの軽量14インチ
mouse X4-Bは軽量14インチのノートパソコンです。あくまで主観ですが、1.2kgを切ると持ち運びは非常に楽になります。mouse X4-Bは重量が1.13kgのため軽く、扱いやすいノートパソコンです。
Ryzen5を搭載したCPU
mouse X4-BにはRyzen5を搭載しています。兄弟機種であるmouse X4-i5、X4-i7では名前の通り、intel製、Core i5、Core i7が搭載されています。以下の写真はX4-i5です。
一般的にRyzenシリーズの方が安いと言われますが、mouse X4シリーズにおいては、もともとの値段が安いこともあってかさほど値段は変わりません。
ド派手な天板
X4-Bではド派手な赤い天板が用いられています。中心に大きなmouseのロゴが配置されており、インパクトがかなり大きいです。
intel製の場合は、ネイビーでシンプルな外観になります。どちらが好みかの問題はありますが、個人的には、X4-Bの方が天板が光沢になっており、高級感があって良いと感じました。
高コスパパソコン
mouse X4-Bは、Ryzen5を搭載して価格は8万円を切っています。14インチだけで見れば、他にも同じAMDでIdeapad S540(14)などの安いパソコンはあります。
ただし、1.13kgの軽量ボディでこの価格は非常に優秀と言えます。前述した通り、1.2kgを切ると持ち運びが楽になるため、モバイルすることが多いなら多少の金額は出す方が良いでしょう。
mouse X4-Bのスペック
今回レビューしたmouse X4-Bのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日 | 2020年1月14日 |
サイズ | 320mm×215mm×17.5mm |
CPU | Ryzen5 3500U |
GPU | Radeon Vega 8 Graphics |
メモリ | 8GB |
ディスプレイサイズ | 14インチ |
ディスプレイ | 1920×1080 |
記録方式 | 256GB SSD KINGSTON製 |
生体認証 | Windows Hello |
フロントカメラ | 100万画素 |
リヤカメラ | なし |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax Intel Wireless-AC 9260 160MHz |
bluetooth | 5.0 |
SIMカードサイズ | 無し |
LTEモジュール | 非対応 |
重量 | 1.13kg(本体のみ) |
光学ドライブ | なし |
※詳細仕様はこちら
スペックの解説
X4-BはCPUにRyzen5を搭載したモデルです。イメージ的にはCore i5クラスと同程度のイメージと思ってもらえれば良いでしょう(詳しい人のために、後ほどCINEBENCHを出しています)。
やはり特徴的なのはサイズ感と重量です。外観写真でぜひ見て頂きたいのですが、ナローベゼルで没入感が深い仕上がりになっています。それにより本体は非常にコンパクト。さらに、1.13kgの重量も相まってモバイル性が非常に高いしノートパソコンとなっています。
欠点としては、LTEに非対応です(intel版も非対応)。価格面を考えればしょうがないかもしれません。
mouse X4-Bのベンチマーク
CONEBENCH R20で測定を行いました。マルチコア1390pts、シングルコア369ptsの結果となっています。参考までにX4-i5はマルチコア955ptsでした。
CINEBENCH計測時に騒音計で音を測定しました。60~63db前後で推移しており、ファンの音がかなり気になりました。通常使用時も比較的大きめでした。
mouse X4-Bの外観
mouse X4-Bの天板です。真っ赤なカラーに中心のロゴが印象的です。
背面です。中央部に大きな排気孔が空いています。スピーカーは左右、手元側にあります。
開いた様子です。ナローベゼルでディスプレイ領域が広いことがわかります。ディスプレイは非光沢です。
前回まで倒した様子がこちらです。180°にはなりませんが、深くまで倒すことが可能です。
上部ベゼルです。上側は10mm、横側は4.5mmとなっています。
下部ベゼルは16mmでした。
ディスプレイ上部にはカメラがついています。IRカメラ搭載でWindows Helloに対応しています。
キーボードです。マウスコンピューターのキーボードはカクカクとした非常に珍しい形をしています。
キーボードにはバックライト搭載しています。
キーボード深さはミツトヨのデジタルノギスで測定したところ約1.1mmでした。キーピッチは17.5mmとなっています。
タッチパッドは横幅117mm、縦幅72mmとなっています。横幅が大きいので楽にパソコンを使うことができます。クリック時はカチカチなるタイプです。
右側にはACアダプタ、フルサイズHDMI、USB-A、USB-Cのインターフェースを備えています。USB-CはPD非対応です。
左側はイーサネットコネクタ、USB-A、ヘッドフォンジャックを備えています。
充電器がこちらです。本体は小さいですが、ケーブルがアース付きの太いタイプになっています。
mouse X4-Bの通信環境(WI-Fi)のテスト
mouse X4-Bの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています(クリックで拡大します)。
最長距離ではPINGが落ちるものの、かなり安定した速度が出る結果となっています。
mouse X4-Bのメリット・魅力
派手な見た目
とにかく派手な見た目がかっこいいです。天板はmouse X4-i5と高級感が全く違います。マットな塗装になっていて、かっこいいですね。
打ちやすいキーボード
mouse X4シリーズは非常に打ちやすい印象を受けました。打鍵感もしっかり(かつしっとり)としており、モバイル環境で文字を打つ人には向いているノートパソコンだと感じています。
気軽に持ち運べる重量とサイズ感
1.13kgしかないため、非常に軽くどこにでも持ち出せる気軽さがあります。またナローベゼルの恩恵で本体サイズもかなりコンパクト。14インチですが、実質、13.3インチサイズなので使い勝手は非常に良いです。
mouse X4-Bのデメリット・欠点
USB-PD非対応
mouse X4-i5はUSB-PDには非対応です。充電器の系統をひとまとめにできると便利ですが、使えないため注意してください。ただし、USB-Cコネクタはあります。
充電器が大きくアース有
X4-Bの大きな弱点が充電器です。USB-PDに対応していないうえ、さらに充電器が大きく、コンセント接続側が太く取り回しにくいケーブルになっています。
モバイル性が優れているのに、充電器が大きく使いにくい、といった少しチグハグな内容になってしまっているので要注意です。
大きなキーの打鍵音が大きい
文字入力キーはあまり気になりませんが、エンター、SHIFT、スペースキーといった大きなキーボードは打鍵音がカチャカチャと強く出る傾向がありました。ハードパンチャーの人は気を付けておいた方が良いでしょう。
みんなの口コミ
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Ryzen5搭載版のmouse X4シリーズ。専用の赤色ボディが目を引きます。CINEBENCHの測定結果ではCore i5よりも性能がよくかつ無線も安定して使えていました。ただし、充電器のサイズが大きいのでマイナス1ポイントです。
女性目線の口コミ
普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて下さい。
女性目線のコメント
- 赤は派手過ぎてちょっと・・・
- マウスコンピューターのキーボードは可愛い
- ディスプレイのエッジ(ベゼルと液晶部分)の処理が綺麗
残念ながら赤は目立ちすぎていることもあって不評でした。一方で開けた時のキーボードの形状やディスプレイベゼルの形が綺麗なのが好印象とのことでした。
mouse X4-Bがおすすめな人
持ち運びする人
mouse X4-Bは軽量のため、持ち運びする人に向いています。本体重量が1.13kgな事に加え、本体サイズがコンパクトなのでカフェや、膝上に載せても使いやすいメリットがあります。
派手な見た目が好きな人
mouse X4-5は天板の見た目がかなり派手です。鮮やかで綺麗な赤色なので、色が気に入るならぜひ選んで欲しい一台と言えます。
イーサネットコネクタが欲しい人
事務所や仕事によって、有線LANで接続することが前提になっている場合があります(セキュリティ的な問題)。14インチは機種によって搭載が分かれますが、mouse X4-Bではフルサイズのイーサネットコネクタを搭載しています。
モバイル環境だけでなく自宅ではあえて有線接続することによって速度重視でネット環境を使う選択肢が取れるメリットがあります。
ワンタッチでタッチパッドのオンオフが可能
mouse X4-i5はタッチパッドの端にボタンがあります。これにより、タッチパッドセンサーを簡単にオンオフすることができます。マウス利用時にタッチパッドが不要な人向けです。ダブルタップでON/OFFが切り替わります。
これにより、キーボード入力している時にタッチパッドに触れる誤動作が起きにくくなるメリットがあります。ただし、タッチパッドOFF時のライトがかなり明るいです。これはもう少し暗くして欲しかったですね。
mouse X4-Bがおすすめではないタイプ
長時間持ち運びする人
持ち運びには向いていますが、長時間には向いていません。理由は「充電器」。充電器のコードが太く取り回しにくいからです。mouse X4-i5は充電器のサイズが異なり、小さくなっています(アースもありません)。
もし長時間持ち運びをするのであれば、mouse X4-BよりもX4-i5を購入する方が良いと考えます。
汎用ソフト以外を使う
CPUにはintelではなくRyzenが用いられているため、相性問題があります。玄人ならRyzenであることを理解して使えると思いますが、素人ならトラブルを起こさないためにintelの方が良いでしょう。
特にWordなどのオフィス系ソフト以外で特殊なソフトを使う場合はintelの方が良いですし、なによりX4-BとX5-i5はさほど値段が変わりません。天板にこだわりがなければ、X4-i5にしておきましょう。
mouse X4-Bのカスタマイズ時のポイント
この項目ではmouse X4-Bをコスパ良くバージョンアップするためのコツについて解説しています。なおこの項目は記事執筆時時点のため、構成が変わっている可能性があるためご注意ください。
メモリは16GBに
mouse X4-Bは+7,800円でメモリを16GBにできます。長く使うつもりなら、ぜひバージョンアップしておきましょう。
M.2 PCI Expressに
SSDは初期設定だと、M.2 SATA3ですが+2,800円でPCI Expressに変更できます(さらに+3,000円で、M.2 PCI Express x4)。大きな容量にするよりも、SSDの速度を上げる方が、コスパはよくなります。
本体容量が足りないのであれば、Amazonドライブなどを活用してパソコンの中身の容量を減らしておく方が安さ、速度の面で有利に働きます。
それ以外は変更なしで
他にもたくさんの選択肢がありますが、基本変更は不要だと感じました。ウィルスソフトは合っても良いと思いますが、価格は必ずamazonと比較するようにして下さい。
mouse X4-Bの実機レビューまとめ
mouse X4-Bを安く買う方法
マウスコンピューターはいくつかの購入経路(公式ショップ)があります、公式、amazon、楽天市場を比較して購入しましょう。基本的には公式が最も安くなりますが、キャッシュレス還元などの割引により、ポイント換算で通販サイトが安くなることがあります。
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