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IdeaPad Gaming 370と370iの実機レビュー

IdeaPad Gaming 370のレビュー概要

超コスパのゲーミングPC

IdeaPad Gaming 370は非常に高いコストパフォーマンスを誇るエントリーゲーミングパソコンです。

2022年発売モデルの中ではトップクラスのお得さのため、探している人は必ずチェックして下さい。

こんなタイプにマッチ

  • コスパ重視の人
  • エントリーでもスペックが欲しい人

簡易スペック表

発売日 2022年6月14日
CPU Ryzen5 6600H
Ryzen7 6800H
Core i5-12450H
Core i5-12500H
Core i7-12700H
RAM 8~16GB
ストレージ 512GB~1TB
画面サイズ 16インチ
GPU GeForce RTX3060 Laptop
GeForce RTX3050
GeForce RTX3050 Ti
USB-PD 非対応
LTE・5G通信 非対応
MSオフィス 選択可
重量 2510g
Cinebench R20 4851pts

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

2022年12月23日時点で114,800円(税込)です。現在の価格については公式サイトをご覧下さい。

 

IdeaPad Gaming 370の目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。

 

IdeaPad Gaming 370の特徴

ここではIdeaPad Gaming 370の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

 

値段からは考えられないスペック

IdeaPad Gaming 370は11万円台から購入できるエントリーゲーミングノートパソコン。この値段帯でありながら、Ryzen5 6600HとGeForce RTX3050を搭載しており、非常にコストパフォーマンスの高いPCです。

 

165Hzのリフレッシュレート

リフレッシュレートは165Hzで、エントリーゲーミングノートとしては高い数値になっています(エントリーモデルは120Hzが多い)。

 

16:10のアスペクト比

本モデルは縦長のディスプレイで16:10になっています。ゲーミングの用途だけでなく、書類作成やネットサーフィンを利用する際便利です。

 

余分なライティングはなし

ゲーミングノートパソコンでは虹色に光るケースがほとんどですが、このパソコンはそういったライティング関連は省かれています。

 

IdeaPad Gaming 370の価格とコストパフォーマンス

いくつかのラインナップがありますが、即納モデルは激安と言って良いレベルです。Ryzen5モデルで114,800円、Ryzen7モデルで129,800円(2022年12月14日時点)となっており、非常に高いコストパフォーマンスになっています。

2022年12月23日時点で114,800円(税込)です。現在の価格については公式サイトをご覧下さい。

 

IdeaPad Gaming 370のスペック

今回レビューしたIdeaPad Gaming 370のスペックは以下の通りです。なお、カッコ内はintelモデルで、GPU性能が高くなっています。ベンチマーク結果でも比較しているので参考にしてみて下さい。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2022年6月14日
製品名 IdeaPad Gaming 370
型式 -
サイズ 277.8×359.6×25.9mm
重量(実測) 本体 2510g
電源アダプタ 555g
CPU Ryzen7 6800H
(Core i5-2500H)
GPU GeForce RTX3050 Ti
(GeForce RTX3060Laptop)
メモリ(RAM) 16GB
ストレージ 1st 512GB
2nd -
ディスプレイ サイズ 16インチ
解像度 1920×1200
アスペクト比 8:5
形式 IPS液晶
リフレッシュレート 165Hz
生体認証 指紋 有り
顔認証 無し
フロントカメラ 画素数 1080p
物理シャッター 無し
リヤカメラ 画素数 無し
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth v5.2
LTEモジュール 対応の可否 非搭載
SIMカードサイズ
光学ドライブ 非搭載
バッテリー サイズ 71Whr
公称値 14時間

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

他グレードを見てみる

 

IdeaPad Gaming 370のベンチマーク

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20の測定値は4851pts、シングルコア592ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。Ryzen6000シリーズはマルチコア、シングルコアともに高いパフォーマンスを出しています。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

intelモデルはCore i5ながらRyzenモデルをシングル、マルチ共に上回る結果となりました。

 

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23の測定値は13315pts、シングルコア1546ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

以下はintelモデルです。マルチの結果はあまり変わりませんが、シングルはintelモデルの方が優れています。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。Readの値が3000MB/sを超えており、ノートパソコンとしてはトップクラスの性能です。実使用で不満は全くありません。

 

intelモデルのベンチマーク結果は以下の通りです。

 

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 10920 とても快適
高品質 8684 快適
軽量品質 6194 快適

 

intelモデル(GeForce RTX3060 Laptop)の結果は以下の通りです。

モード スコア 評価
最高品質 11834 とても快適
高品質 10205 とても快適
軽量品質 7858 快適

 

 

CPU-Z

CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。

 

intelモデルのCPU-Zデータは以下の通りです。

 

騒音テスト

騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。

モード 評価
通常時 ファン音が聞こえる
CPUテスト時 かなり大きくファン音が聞こえる
GPUテスト時 かなり大きくファン音が聞こえる

 

IdeaPad Gaming 370のモニター評価(色域・トーンカーブ)

モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。

sRGB

Adobe RGB

 

カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。

カバー率 カバー率 カバー比
sRGB 100 115
Adobe RGB 81.7 85.3

 

トーンカーブの評価結果は以下の通りです。

 

IdeaPad Gaming 370の通信環境(WI-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

※タップで画像を拡大できます。

 

検証結果

スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。

ダウンロード数値比較

ルーター前:598.39Mbps
ポイント②:505.1Mbps
ポイント③:549.94Mbps
ポイント④:535.03Mbps
ポイント⑤:472.03Mbps
ポイント⑥:58.1Mbps

アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。

測定項目 ダウンロード アップロード PING
単位 Mbps Mbps ms
ルーター前 598.39 592.4 14
ポイント② 505.1 559.53 14
ポイント③ 549.94 561.21 15
ポイント④ 535.03 500.88 17
ポイント⑤ 472.03 432.92 17
ポイント⑥ 58.1 227.97 13

 

通信スピードテストの評価

ほぼ全てのエリアで3桁以上の通信速度が得られており、良好な結果となりました。最長距離においてのみ速度が低下する傾向が見られましたが、ゲーミング用途であれば近く、もしくは背面インターフェイスの優先イーサネットコネクタを用いる方が良いでしょう。

 

IdeaPad Gaming 370のUSB-C(PD)による充電テスト

USB-PD充電には非対応です。

 

IdeaPad Gaming 370の外観

天板は至って普通のIdeaPadのものです。Lenovoのマークがあるのみで、ゲーミングの要素はほとんど感じられません。

 

背面はゲーミングらしい大きなスリットが空いたデザインになっています。スピーカー穴部分も少し青いアクセントカラーが入っています。

 

開いた様子です。ベゼル幅は上部、左右ともに狭めになっています。価格帯や165Hzリフレッシュレートであることを考えると十分以上と言えるでしょう。

 

最大開き角は160°程度です。

 

上部ベゼルです。

 

下部ベゼルです。

 

キーボード全体です。IdeaPadの他のモデルと同じで一部キーが隣り合っています。また本モデルはテンキーを搭載しています。

 

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、18.68mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.1mmとなっています。

 

タッチパッド幅を計測したところ、120mmとなりました。

 

本体右側には排熱部とUSB Type-Aポートがあります。

 

本体左側も右側と似ていますが、さらにコンボジャックが搭載されています。

 

背面が最もゲーミングっぽく、鮮やかな青の装飾が施されています。インターフェイスはフルサイズHDMI、フルサイズイーサネットコネクタ、USB Type-C、電源ポートとなっています。

 

本体の重量を測定したところ、2510gとなりました。

 

充電器込みの重量を測定したところ、3065gとなりました。充電器単体では555gとなります。

 

IdeaPad Gaming 370のメリット・魅力

高すぎるコストパフォーマンス

IdeaPad Gaming 370のコストパフォーマンスは非常に高く、この性能をこれほど安く買えるノートパソコンはまずありません。値段だけでも検討するべき価値のあるモデルです。

 

ライティングがない点は人によってメリット

ゲーミングパソコンではほぼ全てに搭載されているライティングインターフェイスは本モデルにはありませんが、これは人によってはメリットにもなると感じました。エントリーモデルということもあり、ゲーミング用途以外で使う人もいると思うので、この特徴が有利に働く可能性があります。

 

エントリーモデルとしては珍しい背面インターフェイス

エントリーゲーミングノートパソコンはほとんどのモデルでインターフェイスが側面にあるものがほとんどですが、本モデルは背面にあります。ディスプレイを拡張したりする際、横からケーブルを出す必要がないため、非常に便利です。

 

16:10のディスプレイは実用性も高い

16:10ディスプレイはネットサーフィンや書類作成に便利。16インチもあることやテンキーまで搭載されているので、作業性が高い点も見逃せません。

 

IdeaPad Gaming 370のデメリット・欠点

16インチのため本体質量は重い

16インチでdGPU搭載のゲーミングパソコンということもあり、本体質量はかなり重めな点に注意して下さい。

 

ファン音が大きい

ベンチマークテスト時には大きなファン音が聞こえました。ヘッドフォンを使うユーザーはあまり気にしないかもしれませんが、そのまま使うユーザーの方は注意するようにして下さい。

 

みんなの口コミ

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IdeaPad Gaming 370
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC

スペックとコストパフォーマンスのバランスが非常に魅力的な一台です。ベンチマーク結果もエントリーとしては十分なので、PCゲームをこれから始めよう(でも、続くかわからない)という人にとってはちょうど良いと感じました。16:10ディスプレイで実務作業性が高い点も注目しておきましょう。

 

IdeaPad Gaming 370がおすすめな人

これからPCゲームを始める人

これからゲームを始めようと思っているユーザーにとっては本当にコストパフォーマンスに優れたモデルです。他にもいくつか機種はありますが、真っ先に検討して欲しいモデルと言えるでしょう。

 

IdeaPad Gaming 370がおすすめではないタイプ

重いPCゲームをする人

コストパフォーマンスに優れるもののGeForce RTX3050ベースなので、重い本格的なゲームではスペックが不足してきます。その場合はデスクトップ、もしくは20万円前後のゲーミングノートまで検討するようにしましょう。

 

IdeaPad Gaming 370のカスタマイズ・モデルの選び方

2022年12月14日時点において、IdeaPad Gaming 370は即納モデルを選ぶべきでしょう。カスタマイズモデルよりも即納モデルの方がコストパフォーマンスが高くなるからです。

公式サイトを見る

 

IdeaPad Gaming 370の実機レビューまとめ

最高クラスのコスパゲーミング

結論

2022年でたくさんのゲーミングノートパソコンを見てきましたが、間違いなくトップクラスの性能を持つゲーミングノートパソコンです。これからPCゲームを始めようとしている人は必ず一度は検討に入れるべきPCと言えるでしょう。

2022年12月23日時点で114,800円(税込)です。現在の価格については公式サイトをご覧下さい。

 

IdeaPad Gaming 370を安く買う方法

IdeaPad Gaming 370に限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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