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ThinkPad X1 YOGA(2019)の実機レビュー

ThinkPad X1 Yoga(2019)のレビュー概要

モバイル性高い2in1パソコン

ThinkPadの2in1系最上位モデルである「ThinkPad X1 Yoga」。最強の性能面で見ても、機能面で見ても最強のノートパソコンです。

2019年モデルから大幅にコンセプトを変えていて、もともとピーチスキン外装だったものが、メタル調の外観になっています。外観の変化はありつつも、キーボードの打ちやすさやタッチパッドの性能の良さは変わらず非常に使いやすいモデル。

なによりも最も重要な軽さと薄さをしっかりと抑えており、優れたモバイル性を持つモデルとなっています。

簡易スペック表

CPU Core i7-8865U
Core i7-1065G7
RAM 16GB
ROM 256GB~1TB SSD
画面 14.0インチ
GPU UHDグラフィックス 620
Iris Plus
LTE 有り
CINEBENCH  1142pts

※詳細スペックはこちら
※ベンチマークは当サイトのマルチコア計測値です。シングルコアはベンチマーク結果で公開しています。

Lenovo(レノボ)
2021年3月26に時点で税込157,300円から。現在の価格は公式サイトでご確認ください。

 

ThinkPad X1 Yoga(2019)実機レビュー目次

忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人で安く買いたい人はキャンペーンを必ずお読みください。

※本記事はメーカーからお借りしてレビューしています。

 

ThinkPad X1 Yoga(2019)の特徴

コンパクト系最上位モデル

ThinkPad X1 YogaはThinkPadシリーズにおいて、機能的な部分で最上級モデルにあたります。軽さだけでいえば、ThinkPad X1 Carbon、性能面ではX1 Extremeがありますが、2in1でペン入力ができるパソコンとしては最強です。

 

2in1モデルでタッチパネルまで備えているにも関わらず軽さは1.36kgと超軽量。第10世代Core i7、16GBを選択できるため、オンボードグラフィックとしては最高性能です。

 

ペンを内蔵した2in1モデル

ThinkPad X1 Yogaの魅力は、以前から搭載している内蔵型スタイラスペンです。無線接続は当然の事、内蔵型なので自動で充電される便利な仕様。

 

2in1形式なので、ペン入力しやすい特徴も備えています。

 

前モデルから大きなデザイン変更

2019年に入って、ThinkPad X1 Yogaは大きくデザインを変更しました。もともとはピーチスキンをベースとした仕様で、ThinkPad X1 Carbonと見分けがつきにくかったですが、2019よりメタル仕様に変更。

これにより高級感が増したデザインになっています。30万円弱が相場のパソコンと考えれば、高級感はマーケット的にちょうど良いのかもしれません。

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ThinkPad X1 Yoga(2019)のスペック

今回レビューしたThinkPad X1 Yoga(2019)のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日 2019年6月25日
サイズ 323mm×218mm×15.5mm
CPU Core i7-8865U
GPU UHD 620
メモリ 16GB
ディスプレイサイズ 14インチ
ディスプレイ 3840×2160
記録方式 512GB SSD:WDC PC SN720
SDAQNTW-512G-1001
生体認証 顔認証、指紋認証
フロントカメラ 720万画
(物理シャッター有)
リヤカメラ なし
Wi-Fi a/b/g/n/ac
Wireless-AC 9560 160MHz
bluetooth 5.0
SIMカードサイズ nanoSIM
LTEモジュール 対応
重量 1.36kg(本体のみ)
光学ドライブ なし

※詳細仕様はこちら

 

スペックの解説

今回レビューしたのは、第8世代のCPUを搭載したモデルです。メモリを16GB積んでおり、CPU性能的には全く不足ないレベルのノートパソコンです。薄型PCというと性能面を気にする人もいるかもしれませんが、ThinkPad X1 Yogaはハイスペックのため、全く力不足は感じません。

本モデルはLTEに対応しているため、パソコンを開くだけでネットにつながる環境を準備することができます。SIMフリーパソコンは非常に便利です。

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ThinkPad X1 Yoga(2019)のベンチマーク

CINEBENCHでの測定結果です。マルチスコアで1142ptsという結果になりました。シングルスコアは366ptsとなっています。

 

 

ThinkPad X1 Yoga(2019)の外観

まず天板がこちらです。これまでピーチスキンでしたが、メタル調に代わっています。ThinkPadロゴはブラックメッキされています。

 

背面はこちらです。こちらもメタルとなっており高級感があります。背面の排気口は左側の1か所のみです。スピーカーはキーボード側に左右2か所あります。

 

開いた様子がこちらです。

 

2in1のため180°開くことができます。

 

タブレット形式にもできます。ペン入力がやりやすくなります。

 

続いて右側です。セキュリティロック、排気口、USB-A、電源ボタン、スタイラスペン収納の構成になっています。

 

左側です。Thunder bolt対応のUSB-C、ドッキングステーション用のインターフェイス(USB-Cを兼ねる)、USB-A、フルサイズHDMI、ヘッドフォンジャックの構成になっています。

 

背面にはSIMスロットがあります。SIMカードを差し込み、本体側でAPN設定をすることでLTEパソコンとして使うことができるようになります。

 

続いてディスプレイです。光沢型になっています。くっきりとしていて動画が見やすいです。

 

上部ベゼルです。比較的大きめ。サイドは狭いです。

 

下部ベゼルです。こちらはかなり大きいです。

 

ディスプレイ上部の中心には720pxのカメラが付いています。そして物理シャッター(ThinkShutter)が付いています。ディスプレイの下側に穴がありますが、こちらはスピーカーではなく排気穴のようです。

 

キーボードはこちら。ThinkPadならではの打ちやすいキーボードになっています。

 

タッチパッドは横幅が大きいタイプ。横には指紋認証が付いています。

 

こちらが充電器です。65Wタイプになっています。比較的大きめ。

 

充電器はUSB-Cになっているため、スマートフォンと同じものが使えて便利です。

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ThinkPad X1 Yoga(2019)の通信環境のテスト

光インターネット1Gbpsの環境下で通信テストを行いました。無線LANにはVELOPを用いています。1F、2Fで距離を置いてテストしています。おおよそ縦8.2m、横10.5mで検証しています。測定した結果、同じ部屋の中では比較的安定した速度が得られています。一方で、1戸建ての対角線(最長距離)では30%近くまで落ちる結果となりました。

 

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ThinkPad X1 Yoga(2019)のメリット・魅力

ハイエンド構成が組める

ThinkPad X1 Yogaシリーズはハイエンド構成が基本です。Core i7、16GB構成がベースとなっており、第8世代と第10世代を選ぶことができます。

 

これ以外で必要なものがない

ThinkPad X1 Yogaの最大のメリットがこちら。ハイエンド構成で、2in1、そして軽く、内臓スタイラスペンがあります。機能的な部分で必要なものはこれ以外ないといっても過言ではありません。ペンは細くて好みが分かれる問題はありますが、内蔵型ですし書きやすいので全く不便は感じません。それくぐらい優れた製品です。

 

キーボードの入力性に優れる

ThinkPadシリーズはとにかく入力性に優れます。タイピングが非常にしやすく使いやすい。テキスト入力の仕事をしているならThinkPadはとにかくおすすめします。

 

軽くて薄い

軽くて使いやすいことも特徴の一つ。2in1は機能面で強度が必要なため、重くなる傾向がありますが、ThinkPad X1 Yogaは1.36kg~という構成です。また本体は非常に薄く、持ち運びしやすいことも一つ。トートバックのような肩掛けカバンでも容量を圧迫せずに持てるメリットがあります。

 

LTEに対応

オプションとして料金が必要になりますが、本モデルはLTEに対応しています。パソコンを開けるだけでネットに接続できる便利さがあります。

 

タッチパッドの主張が弱い

これまでピーチスキンのThinkPadでは黒色のため赤がコントラスト的に主張しており、タッチパッドにインパクトがありました。しかしThinkPad X1 Yoga(2019)ではメタルカラーになったことで、赤の主張が弱くなっています。派手好きなわけではないので、この主張のなさは好印象です。

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ThinkPad X1 Yoga(2019)のデメリット・欠点

軽さだけでいうとシリーズNo.1ではない

ThinkPad X1 Yogaは重さが1.36kg。14インチノートPCとしては、同ThinkPadにX1 Carbonがあり、1.08kgとなっています。また、他メーカーにVAIO SX14もあり、このクラスは軽さを売りにするパソコンがたくさんあります。あくまでも、14インチノートで2in1タッチパネルだと軽いということを視野に入れて選ぶと良いでしょう。

 

下部ベゼルが少し大きい

使ってみて最も気になったのは、下部ベゼルです。高級機としてはかなり大きめのベゼル幅となっており、人によっては気になる可能性があると感じました。

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みんなの口コミ

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ThinkPad X1 Yoga(2019)
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 1 reviews
 by SIMPC編集部

全部入りThinkPadのX1 Yogaはほぼ全て必要なものが入っています。ないものと言えばグラボくらい。外でモバイルノートとして使う分には軽さ、薄さ、打ちやすさの観点で全く全く問題にならないくらい快適なパソコンです。

 

女性目線の口コミ

普段Let's Note SZシリーズを使う妻に簡単に使ってもらった感想を聞きました。あくまで短時間、ライトユーザーとして使う人の1意見としてとらえて下さい。

女性目線のコメント

  • 薄くて、カッコいい
  • ヒンジが古く感じる
  • 2in1が便利そうだが使うシーンが・・・

 

やはりThinkPad X1 Yogaを見た印象はかっこいいということ。ただ、2in1を知らない状態で渡すとヒンジ部分に古めかしさを感じたようです。

また普段テキスト入力がメインなので、スタイラスペンやタッチパネルは便利そうでも用途が見当たらないというコメントをもらいました。

 

ThinkPad X1 Yoga(2019)がおすすめな人

グラボ不要なら最強の一つ

ThinkPad X1 Yogaは14インチノートの中では、軽く必要なものを全て詰め込んだノートパソコンと言えます。グラボが必要となるレベルでなければ、これを買っておけば満足できるだろう、と感じさせてくれるモデルです。

 

ペン入力、キーボード入力の両方を重視する人

2in1でしかも内蔵スタイラスがあるため、ペン入力がキーボードの両方を重視する人におすすめです。注意ポイントをサッと指示するときにスタイラスペンは便利です。

 

ThinkPad X1 Yoga(2019)がおすすめではないタイプ

軽さを最大限追及する人

デメリットでも書きましたが、14インチ級の中では最大限に軽いわけではありません。持ち運び性を重視する(かつタイピング性が良ければよい)という場合にはThinkpad X1 Yogaは選択肢としては省いた方がよいでしょう。その場合は、ThinkPad X1 CarbonVAIO SX14を選びましょう。

 

光沢ディスプレイが嫌いな人

ThinkPad X1 Yogaは光沢ディスプレイです。人に寄りますが、屋外での作業が多い人は反射が強く使いにくい可能性があります。個人的には、光沢ディスプレイの方が画像が綺麗に見えるので好きですが、好みの問題があるので非光沢が好きな人は選ばない方が良いでしょう。

 

ThinkPad X1 Yoga(2019)の実機レビューまとめ

所有欲と実用性の両立モデル

結論

ThinkPad X1 Yogaは必要なものを全て搭載した欲張りな軽量14インチノートパソコンです。

その分かなり値段は張りますが、予算が許して、かつグラボ不要ならぜひ候補に入れて欲しいパソコンです。

2019年モデルから見た目を刷新し、よりスタイリッシュになったので、万人に受け入れやすいモデルになっていますよ。

Lenovo(レノボ)
2021年3月26に時点で税込157,300円から。現在の価格は公式サイトでご確認ください。

 

ThinkPad X1 Yoga(2019)を安く買う方法

ThinkPad X1 Yoga(2019)に限りませんが、Lenovo製品は購入経路によって値段が変わる特殊性があります。安く買うための方法は以下で解説しているため、必ず目を通してください。

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