YOGA S740(14)のレビュー概要
低価格14インチノートパソコン
YOGA S740はIce Lake搭載のノートパソコンで、14インチとしては安い価格帯に位置するノートパソコンです。
少し重めですが薄く、持ち運びに向く点とYOGAならではのしっとりとした打ち心地、そしてUSB-PDに対応していることもあり、著者としては評価の高いパソコンです。
上位モデル、下位モデルともにデフォルトでM.2 SSD対応となっており、高速な読み書きが可能です。
簡易スペック表
CPU | Core i7-1065G7 Core i5-1035G4 |
RAM | 8~16GB |
ROM | 256~512GB SSD |
画面 | 14インチ |
GPU | Iris Plus グラフィックス |
USB-PD | 18W~ 対応を確認 |
LTE | 非対応 |
重量 | 1.4 kg |
CINEBENCH R20 | 1200 pts |
※詳細スペックはこちら
※CINEBENCHの計測はCore-i5モデル
YOGA S740(14)実機レビュー目次
実際に使った感想(主観)はメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。さっと特徴をご覧になりたい方は動画レビューを参考下さい。
※本記事はメーカーからお借りしてレビューしています。
YOGA S740(14)の特徴
ここではYOGA S740(14)の一般的な特徴に触れています。筆者が使用した感想については、メリット・デメリットからご覧ください。
14インチで低価格
S740(14)は8万円台から購入できる低価格なパソコンです。Core i5を搭載し、かつSSDは標準でNVME M.2に対応しているため、性能コスパが高いところも魅力の一台。
上位グレードではCore i7、メモリ16GB、Wi-Fi6搭載になりますが、12万円台で購入可能なため、どちらのグレードを選んでも満足度が高くなるでしょう。
低価格だがプレミアムな外観
YOGA S740(14)に限らず他のYOGAシリーズにも言えることですが、外観に高級感があります。
低価格帯であっても安っぽさを感じない外観なので、満足度が高くなります。
Ice Lake搭載のCPU
YOGA S740(14)は第十世代ICE LAKE搭載のノートパソコンです。Comet LAKEのパソコンに比べてスレッド数は劣りますが、描写能力が高くなっています。グラフィックスはIRIS PLUSとなっています。
USB-PDに対応
公式ではあまりアピールされていませんが、本機はUSB-PD対応です。本ページで実際にテストしていますが、18Wの充電器から対応していることを確認しています。
YOGA S740(14)の価格とコストパフォーマンス
YOGA S740(14)は82,940円(税抜)からで、最上位モデルのRAM16GB、ROM512GB、Wi-Fi6対応で126,555円(税抜)です。色はアイアングレーのみです(2020/03/31段階)。
価格情報について
執筆時時点の情報です。現在の正式な価格はYOGA S740(14)の公式ページをチェックして下さい。安く買う方法はこちらからご覧ください。
YOGA S740(14)のスペック
今回レビューしたYOGA S740(14)のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2019年9月25日 |
サイズ | 322.4mm×212mm×14.9mm |
CPU | Core i5-1035G |
GPU | IrisPlus グラフィックス |
メモリ | 8GB |
ディスプレイサイズ | 14インチ |
ディスプレイ | 1920×1080 |
記録方式 | 256GB SSD |
生体認証 | Windows Hello |
フロントカメラ | 720万画素 |
リヤカメラ | なし |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac |
bluetooth | 5.0 |
SIMカードサイズ | なし |
LTEモジュール | なし |
重量 | 1.4kg |
光学ドライブ | なし |
※詳細仕様はこちら
スペックの解説
本機はCore i5-1035G4でICE LAKEのノートパソコンです。14インチサイズでFHDのIPSパネルとなっており、視野角が広くなっています。
本検証モデルはWi-Fi axには非対応ですが、上位モデルではWi-Fi6に対応しています。14インチパソコンとしては1.4kgあり比較的重い部類に入ります。
YOGA S740(14)のベンチマーク
ベンチマーク結果は以下の通りです。
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の計測値はマルチ1200pts、シングル390ptsとなりました。なおシングルコア計測時の騒音は53db前後でした。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。NVME M.2なので高速です。
YOGA S740(14)の通信環境(WI-Fi)のテスト
YOGA S740(14)の通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています(クリックで拡大します)。
全部屋速度はそれなりに出ていますが、少しでも距離が遠くなるとPINGが下がる傾向がみられました。本機はCore i5モデルで、Wi-Fi6非対応モデルです。
YOGA S740(14)のUSB-C(PD)による充電テスト
USB-PDを用いて充電テストを行いました。機器にはルートアールのRT-TC3VBKを用いました。まず、Anker PowerPort Ⅲ Neoを用いた18W電源による充電テストです。充電を確認することができました。また、低速充電表記も出ませんでした。
Anker Power Port Atom Ⅲ Slimを用いた30W電源による充電テストです。充電を確認できました。本体側には低速充電の表示は出ませんでした。
YOGA S740(14)の外観
天板はマットグレーとなっており、YOGAの文字だけが出ているシンプルなデザインです。
背面には排気用のスリットがあります。ゴム脚があまり高くないため、通気性は悪そうです。
開いた様子です。光沢ディスプレイとなっています。
サイドベゼルは6mmと非常に狭くなっています。
下部ベゼルは広めで12mmです。ただしあまり広くは感じません。
フロントカメラは720万画素カメラとIRカメラを搭載しておりWindows Helloに対応しています。
キーボードです。エンターキー周りのみ変則ですが、あまり影響はありません。YOGAシリーズならではの打ち心地は健全です。
ミツトヨのデジタルノギスで2点間の距離を割り返して計算したところ、キーピッチは17.43mmでした。キーストロークはシンワのデップスゲージで計測した結果、1.0mmでした。
タッチパッドは横幅105mmです。
右サイドはUSB-Aを搭載しています。
左側は電源コネクタ、USB-A、USB-C、ヘッドフォンジャックを搭載しています。USB-CはUSB-PDに対応しています。
充電器は大きめです。ただし、USB-PDに対応しているのでコンパクトなものを利用すればあまり気にする必要はありません。
充電器を手に持った様子です。
YOGA S740(14)のメリット・魅力
価格が安い
YOGA S540は価格が安いことがメリットの一つです。10万円以下でこの質感レベルのパソコンを手に入れられるなら十分だと考えます。またCPU性能とSSD性能が比較的高いため、Core i5でもワンランク上の操作感を味わえるはずです。
Wi-Fi6対応モデルが選べる
上位モデルであれば本機はWi-Fi6に対応しています。自宅でWi-Fi6対応ルーターを利用すれば、ネット環境の高速化が可能です。
USB-PDに対応している
本機はUSB-PDに18Wから対応していることが確認できたため、コンパクトなモバイル環境を構築することができます。
デフォルトでNVME M.2 SSDである
YOGA S740(14)は発売されている2モデルともNVME M.2 SSDを搭載しています。デフォルトで読み書きが速いため、起動スピードや作業効率に差が出ます。
音質が良い
YOGA S740(14)はキーボード側にスピーカーを備えています。
比較的音質も良く、鑑賞に向いています。またLENOVO製品は音響調整が簡単なため、このスピーカーをより活かすことも可能です。
YOGA S740(14)のデメリット・欠点
ライバル勢と比べると若干重い
本機の重量は1.4kgとなっています。14インチは1.1kg以下のハイスペックノートが増えていることもあり、スペック面から見て本機は比較的不利と言えます。
みんなの口コミ
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第10世代Ice Lake搭載で、Core i5ながら快適な使い心地のノートパソコン。14インチで薄く、持ち運びにも便利だが、同クラスのモバイルPCと比較すると少し重め。Core i5よりも上位モデルの方が魅力的。
女性目線の口コミ
普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- アイアングレーの見た目がかっこいい
- 薄いが持ってみると思い
- レッツノートと打ち心地が似ていて使いやすい
YOGA S740(14)は重さ以外の面では非常に高評価でした。男性から見ても見た目がかっこよく10万円以下のパソコンとは思えない出来になっています。
YOGA S740(14)がおすすめな人
軽いクリエイティブ作業したい人
本機はIce Lakeの第十世代intelコアプロセッサを搭載しており、Comet Lakeと比較してグラフィックスに優れる側面があります。軽い作業限定になりますが、クリエイティブ作業するならYOGA S740(14)は選択肢に入れておくと良いでしょう。
持ち運びしたい人
YOGA S740は非常に薄いことがメリットの一つです。カバンの中に入れても邪魔になりにくい形状となっています。またUSB-PDに対応していることも大きなメリットです。
YOGA S740(14)がおすすめではないタイプ
クリエイティブな作業を本格的にしたい人
クリエイティブ作業を本格的にしたいなら、本機はおすすめできません。少し値段は上がってしまいますが、その場合はマウスコンピューターのDAIV-4Nをおすすめします。1.09kgでGe Force MX250搭載の14インチノートパソコンです。
14インチで軽量性を最重要視する
14インチノートパソコンは軽量なモデルがたくさん出ています。低価格帯であれば、X4-B、X4-i5、高級機種であればVAIO SX14が1kgを切っています。
その代わり、鑑賞面では光沢ディスプレイ採用しているため有利となっています。どちらを優先するかを決めて購入しましょう。
YOGA S740(14)のカスタマイズ・モデルの選び方
本機はCore i5とCore i7の2ラインナップとなっています。Core i5は低価格帯として魅力的なモデル、上位はWi-Fi6、メモリ16GB対応と性能面で優れたモデルになっており、どちらを選んでも良いでしょう。
ただし、上位モデルについては価格帯的に他社の上位GPU搭載モデル(DAIV-4N、Prestige 14など)とバッティングすることに注意して選ぶと良いでしょう。
YOGA S740(14)の実機レビューまとめ
低価格14インチのIce Lake
結論
YOGA S740は低価格でIce Lake搭載のパソコンを楽しめ、かつ実用性も高い14インチノートパソコンです。
14インチでオフィスソフトを使ったり、簡単なクリエイティブ作業をしつつ、YouTubeや動画鑑賞をするならジャストな選択肢でしょう。
持ち運びが多い場合は14インチノートパソコンで比較検討すると良いでしょう。
YOGA S740(14)を安く買う方法
YOGA S740(14)を発売しているLENOVOは買う経路によって値段が大きく変わります。できるだけ安く買う方法は以下でまとめています。
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YOGA S740(14)が1分で分かる動画レビュー
本記事のポイントを1分で簡単にまとめています。YouTubeチャンネル登録もどうぞよろしくお願いいたします。
YouTube掲載後、追記します。
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