後継モデルについて
本機種は2021年に新しいモデルが発売されています。後継機種の実機レビューも合わせてご覧ください。
Surface Pro 7のレビュー概要
第10世代搭載の高性能2in1
Microsoftから発売されている超スタイリッシュなタブレットノートPCです。
Surface Pro 7では第10世代インテルプロセッサを選ぶことができ、最高Core i7-1065G7まで搭載可能。
Core i7を選んでも、Surfaceシリーズと考えると、意外と実勢価格が低いので価格重視でも選んでも良いモデル。
本体重量は800gを切り、12.3インチのため、女性にもお勧めしたいモデルと言えるでしょう。
Surface Pro 7実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人で安く買いたい人はキャンペーンを必ずお読みください。
※本記事はMicrosoftさんからお借りしてレビューしています。
Surface Pro 7の特徴
タブレットPCだが最高クラスの性能
Surface Pro 7は2in1のSurfaceタブレットとして、ハイエンド系に位置する性能を持っており第10世代intelコアプロセッサをCore i7クラスまで選択することができます。さらに、メモリも16GBまで選択可能です。プロセッサ的な優位性だけでなく、4K液晶、Windows Hello搭載、さらに900gを切る本体重量、4096段階の筆圧検知機能など、文句なしの性能を持っています。
さらに、Surfaceシリーズならではのアクセサリーを展開できるため、2in1 PCとしては文句なしの性能を誇っています。
Wi-Fi6対応
Surfaceシリーズはモデルを変更しても見た目があまり変わらないため分かりにくいですが、本モデルからWi-Fi6に対応しています。これにより、Wi-Fi6に対応した無線LANを選べばさらに高速化した環境でネットを使うことが可能になります。
Surface Pro 7のスペック
今回レビューしたSurface Pro 7のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日 | 2019年10月23日 |
サイズ | 292mm×201mm×8.5mm |
CPU | Core i7-1065G7 |
GPU | Iris Plusグラフィックス640 |
メモリ | 16GB |
ディスプレイサイズ | 12.3インチ |
ディスプレイ | 2736×2834 (3:2) |
記録方式 | 256GB SSD |
生体認証 | Windows Hello |
フロントカメラ | 500万画 |
リヤカメラ | 800万画素 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax |
bluetooth | 5.0 |
SIMカードサイズ | なし |
LTEモジュール | 非対応 |
重量 | 790g(本体のみ) |
光学ドライブ | なし |
※詳細仕様はこちら
スペックの解説
今回レビューしたSurface Pro 7はもっとも最上位に位置する第十世代Core i7搭載モデルです。実際に使っていても非常に快適に使えるノートパソコンです。また特徴のところでも書いたように、Wi-Fi6に対応しています。
Surface Pro7に限りませんが、このシリーズにはディスプレイ比が3:2であることに特徴があります。ほとんどのパソコンは16:9ですが、縦長になっているためブラウジングがしやすいメリットがあります。また4KのPixel Displayを搭載しているため、ディスプレイが非常に綺麗です。
Surface Pro 7のベンチマーク
CINEBENCHでの測定結果です。マルチスコアで1600ptsという結果になりました。シングルスコアでは367ptsとなっています。
Surface Pro 7の外観
Surface Pro7の外観はです。ファブレットカバーこそSurfaceの最大の特徴ですね。
開いた様子がこちら。光沢ディスプレイとファブレットキーボードがSurfaceシリーズらしさを演出しています。
背面から見た様子がこちら。無段階で調整可能なキックスタンドで自由な角度に変更可能です。
右から見た様子がこちら。Surface Pro 7の側面にはUSB-C、Surfaceコネクタ、USB-Aを備えています。
逆側には上部にヘッドフォンジャックを備えています。
上側には電源ボタン、音量ボタンがあります。
ディスプレイがこちら。4K液晶であり、非常に美しく映ります。
スピーカーは前面にあります。ステレオとなっており、左右上側に存在します。
なお中央上側にカメラ(Windows Hello用のIRカメラ含む)があります。上部ベゼルがこちら。高級機としてはかなり大きめです。
下側ベゼルがこちら。下側はキーボードと重なるためほぼゼロです。
続いて背面です。Windowsのマークとカメラが搭載されています。
背面上部をよく見てみると、隙間が空いています。おそらくこれが排気口です。
キーボードを取った様子がこちら。映画鑑賞にはもってこいのスタイルに変貌します。
背面のキックスタンドを完全に倒した様子がこちら。ほぼ平面クラスまで落とすことが可能です。
充電器はこちらです。65Wとなっており、手に持てるサイズでコンパクトです。お決まりのSurfaceコネクタを使って充電することが可能です。
Surface Pro 7の通信環境のテスト
光インターネット1Gbpsの環境下で通信テストを行いました。無線LANにはVELOPを用いています。1F、2Fで距離を置いてテストしています。おおよそ縦8.2m、横10.5mで検証しています。実験してみたところ、無線LANの前ではPINGが10ms台と良い結果が出ていましたが、他はほとんど20msを超える結果となっており、思ったより低下が大きい結果となりました。しかし、無線LAN前の環境45Mbpsと比較して最長距離にあたる部屋2で下り速度が35Mbpsと、思ったよりも低下していません。
1F
2F
Surface Pro 7のメリット・魅力
スタイリッシュな見た目
Surface Pro7は過去モデルを踏襲しており、スタイリッシュな見た目になっています。カフェで使っていても恥ずかしくないデザインです。
ハイエンドが選択可能であること
Surface Pro 7はハイエンド構成(Core i7、メモリ16GB)構成を選択することができます。さらにCINEBENCHでも1600ptsとなっており、高性能なベンチ結果となっています。過去タブレットPCは性能が低いものの方が圧倒的に多かったため、ハイエンドが選択できることは非常に大きなメリットです。
4096段階の筆圧検知ペンが利用可能
Surface Pro 7は分離型タブレットPCのため、液タブとしての用途にも向いています。しかもCore i7を搭載できるため、Adobe製品の活用も十分こなすことができます。そこへSurface Penが使える環境があるので、液タブとして使いたいユーザーにとってはジャストミートするパソコンとも言えます。
軽い
Surface Pro 7は本体重量が790g(Core i7)となっています。キーボードカバーを付けても重量はたいしてありませんし、ACアダプタを付けても十分軽いです。
キーボード剛性が高い
実際に使ってみて感じましたが、以前レビューしたSurface Goと比べて、キーボード剛性が高く打ちやすく感じました。ハードパンチャーには厳しいかもしれませんが、それなりのユーザーなら問題なく使えるでしょう。
Windowsタブレットの入力方式が便利
Surface Pro 7のメリットというよりも、システムのメリットですがWindowsタブレットはctrlキーを使うことができます。コピー&ペーストが一台で完結できるメリットは大きいですね。
Surface Pro 7のデメリット・欠点
LTEに非対応
残念なことにSurface Pro 7はLTE非対応です。もしLTE対応のものが欲しい場合は、Surface Go、Surface Pro X、もしくは廃盤になっていますが、ThinkPad X1 Tabletがライバルにあたります。
スピーカーの音は良くない
Surface Laptop3やSurface Studio2のレビューでも書きましたが、このシリーズは基本的に音がとても良いメリットを備えています。しかし、Surface Pro 7はあまり音がよくありませんでした。少し残念なポイントです。
みんなの口コミ
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購入して一月もたたず、動作不良
動きが重すぎて、なにもできない。マイクロソフト改善プログラムや問い合わせ等をしても改善されず。何日もこんなことに時間を費やされたし、サポートセンターの対応も申し訳なさが全くない。
交換の手配もしたが、全て上から目線の対応で最悪。
とにかくかっこよく、さらにモバイル性能が高いタブレットPC。Surfaceシリーズは一般的に値段が高いが、このSurface Pro 7は控えめなので狙い目でもあると思います。
女性目線の口コミ
PanasonicのSZシリーズを利用する妻にSurface Pro 7を使ってもらいコメントをもらいました。
女性目線のコメント
- 軽い
- 出張の時楽そう
- 見た目かっこいい
- キーボード壊しそう
聞いてみて思ったのは、Surface Pro 7ならではのターゲットポイントが明確になっているなと感じました。本体重量が軽いので持ち運びが多い女性にも勧められられるモデルです。
Surface Pro 7がおすすめな人
モバイル性を重視する人
Surface Pro7はやはりモバイル性を重視する人にとって、選ぶ価値のあるパソコンです。軽いだけでなく薄いですし、12.3インチという特殊なサイズなので持ち運びにも向いています。iOSが好きならiPad Proという選択肢もありますが、個人的にはWindowsが使えるということ自体にメリットがあるため、Surface Pro 7を選ぶでしょう。
映画・動画鑑賞をパソコンで楽しむ人
一度使ってみるとわかりますが、映画・動画鑑賞をするうえでキーボードは不要です。ないだけで没入感が高まります。パソコンで全てをこなす人にとってはSurface Pro7は無駄のない使い方ができます。
Surface Pro 7がおすすめではないタイプ
LTEモデルが欲しい人
残念ながら、Surface Pro 7はLTE非対応です。もし、LTE対応のWindows機が欲しいなら、ThinkPad X1 Tablet、もしくはVAIO A12などを候補とすると良いでしょう。
これよりも小さいサイズが欲しい人
Surface Pro7は12.3インチでコンパクトなパソコンですが、これより小さいパソコンが欲しい人もいるかもしれません。その場合はUMPCを選ぶか、Surface Goを選びましょう。
Surface Pro 7の実機レビューまとめ
低価格Ryzen搭載15インチPC
結論
12.3インチで本体800gを切るタブレットでありながら、ハイエンド構成まで組めるノートパソコンです。
キーボードの取り外しができ、さらに4K対応しているため、ビジネス利用だけでなく動画鑑賞といったエンタメ要素でも快適に使うことができるノートPC。
実用性は十分のため、価格が許すなら悩まずに買っていいモデルです。
Surface Pro 7を安く買う方法
Surface Pro 7を含めMicrosoftのパソコンはカスタマイズモデルが少ないため、通販サイトでも選びやすくなっています。そのためポイントを考慮した上で最も安いところを選ぶべきでしょう。ただし、Microsoft公式ページではたまに大きな割引キャンペーンを行います(Officeソフトが安くなるケースもあります)。そのため必ず一度は公式ページを見るようにしておきましょう。
Microsoft製品を安く買う方法については以下のページでまとめているで参考にしてください。
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