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IdeaCentre 720 ゲーミングエディションの実機レビュー

IdeaCentre720 ゲーミングのレビュー概要

低価格ゲーミングミドルタワー

IdeaCentre 720 ゲーミングエディションはシリーズの中でも最上位にあたるタワー型デスクトップモデルです。

下位モデルには500と300Sがありますが、どちらも小型モデルであるのに対して本機は余裕があり、拡張性があります。

本機の特徴の一つにHDD+Optaneメモリーの組み合わせにがありますが、立ち上がり、各動作は感覚的にSSDよりも少し遅い程度で快適でした。1TBの容量と持ち運びしないことを考えるとこの組み合わせは実用性が高いと再認識しました。

簡易スペック表

CPU Core i5-9400F
Core i7-9700
RAM 8~16GB
ROM 512GB~1TB SSD
画面 -
GPU Ge Force GTX1650
LTE 無し
重量 約9kg
CINEBENCH 2238 pts

※詳細スペックはこちら
※ベンチマークは当サイトのマルチコア計測値です。シングルコアはベンチマーク結果で公開しています。

 

IdeaCentre720 ゲーミング実機レビュー目次

忙しい方はまず特徴をご覧ください。実際に使った感想(主観的な内容)はメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。

※本記事はメーカーからお借りしてレビューしています。

 

IdeaCentre720 ゲーミングの特徴

ここではIdeaCentre720 ゲーミングエディションの一般的な特徴に触れています。筆者が使用した感想については、メリットデメリットからご覧ください。

 

GTX1650搭載のミドルタワーPC

IdeaCentre720 ゲーミングエディションはGPUを搭載したミドルタワーのデスクトップPCです(同じ型番でGPUを搭載していないタイプはゲーミングエディションの名前が付いていません)。

 

HDD+Optaneメモリーの組み合わせで高速化

本機のROMはハードディスクとOptaneメモリの組み合わせになっています。一般的にHDDは低速ですが、Optaneメモリを組み合わせることで、SSDのように高速化することができます(本質的にはSSDには及びません)。

 

Core i7-9700Kとの組み合わせで11万円ちょっと

本機はCore i7-9700KとGTX1650の組み合わせで11万円強で購入することができます。HDD+Optaneメモリなので、SSDの速度メリットの恩恵は受けづらいですが、代わりにHDDならではの大容量恩恵を受けられることが特徴になります。

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IdeaCentre720 ゲーミングのスペック

今回レビューしたIdeaCentre720のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2019年6月
サイズ 165mm×325mm×376mm
CPU Core i5-9400F
GPU Ge Force GTX 1650
メモリ 8GB
ディスプレイサイズ なし
ディスプレイ なし
記録方式 1TB HDD
16GB Optaneメモリー
生体認証 なし
フロントカメラ なし
リヤカメラ なし
Wi-Fi a/b/g/n/ac
bluetooth 4.2
SIMカードサイズ 無し
LTEモジュール 非対応
重量 約9kg
光学ドライブ なし

※詳細仕様はこちら

 

スペックの解説

GTX1650を搭載していること、HDD+Optaneメモリの構成になっていることが特徴です。カスタマイズモデルでは、2TBモデルも存在します。押さえておくべきはBluetoothです。4.2になっているので注意しておきましょう。

上位構成ではCore i7-9700を選択可能です。

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IdeaCentre720 ゲーミングのベンチマーク

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20の測定値は2238pts、シングルコア411ptsという結果になりました。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。HDD並みの速度しかありませんが、Optaneがあるので、体感は速いです。

 

IdeaCentre720ゲーミングのUSB-Cによる充電テスト

本機はUSB-Cを備えていますが、デスクトップPCのためテストしておりません。

 

IdeaCentre720 ゲーミングの外観

ケース・外部出力

まずこちらが正面から見た様子です。DVDドライブのみが見えるシンプルな構造になっています。

 

側面は黒になっています。

 

正面の蓋を開けると7in1のメディアカードリーダー、マイク入力、ヘッドフォンジャック、USB-C、USB-Aが4つ付いています。無線キーボードのUSBを挿しながらクローズできるため、外観の美しさを損ないません。

 

電源ボタンは上にあります。

 

裏側です。GTX1650からHDMIとディスプレイポートが2つ、USBが4つとさらにイーサネットコネクタがあります。本体CPU側にDVIとHDMI出力もあります。

 

付属のマウス、キーボード、電源ケーブルです。ケーブルは太く、取り回しがしづらいです。

 

内部構造と外し方

サイドをオープンしました。様子です。後ろのねじを外し、サイドパネルとフロントパネルを外すだけで簡単にアクセスできます。

 

メモリスロットは2つです。

 

遠近が効いていてわかりにくいですが、Ge Force GTX1650の飛び出しは150mmほどです。

 

電源は最大出力400Wのものが用いられていました。

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IdeaCentre720 ゲーミングの通信環境(WI-Fi)のテスト

IdeaCentre 720 ゲーミングの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています(クリックで拡大します)。

測定の結果、下り速度101.12Mbps、上り速度70.76Mbps、PING15msとなりました。測定は同一部屋で行っています。

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IdeaCentre720 ゲーミングのメリット・魅力

Optaneメモリ搭載で大容量と高速化を実現

本機はHDD+Optane構成のため、安くて速い構成を実現できています。SSD 1TBでは価格が上がってしまうため、コストを抑えたバランス機とも言えます。

 

GTX1650搭載でゲーム用途にも

GPUとしてGTX1650を搭載しているため、ゲーム用途にも向いています(ただし、今回レビューしたモデルは8GBなので、可能なら上位モデルを選択しましょう)。

 

ゲーミングを名乗っているがシンプルな筐体

Lenovoは戦略的にゲーミングをシンプルな筐体に収め、よりターゲット層を広げることを目的としているようです。その一つがこのIdeaCentre。ゲーミングPCにありがちな光が一切ないため、オフィスに置いていても違和感がありません。

Ge Force1650を搭載しているため、Adobe製品や動画編集もこなすことができます。

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IdeaCentre720 ゲーミングのデメリット・欠点

Optaneは速いがSSDには敵わない

CrystalDiskMarkの結果を見るとわかりますが、Optaneは体感はかなり速くなりますが、実測値としては追い付いていません。Optaneは読み込み時にキャッシュを貯める仕組みのため、原理的に書き込みはHDD律速になります。

速さを重視するなら、256GB SSD+1TB HDD構成がベストではないかと考えます。

 

他モデルとの価格差が微妙

筐体の好みの差にもよりますがIdeaCentre T540 ゲーミングが9万円以下でこちらはSSDとHDDの組み合わせモデルになっています(CPU、GPU構成は同じ)。また、LEGION T530もIdeaPad720の上位モデルと差がなくなってしまっています。

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みんなの口コミ

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IdeaCentre720 ゲーミング
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC編集部

Optaneメモリが速くHDDでも満足して使える。ただ、価格帯が微妙にレギオンと被るのが気になるところ・・・レギオンシリーズと比較して検討してみてもいいかも。

 

女性目線の口コミ

普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • シンプルなデザインですっきりしている
  • 前面の入出力がクローズできるのでボコボコしてなくてよい

 

やはり、ゲーミングのような派手な見た目ではないことがメリットの一つと言えそうです。

 

IdeaCentre720 ゲーミングがおすすめな人

スタイリッシュさを兼ね備えたゲーミングが欲しい人

IdeaCentre720のうりはゲーミングらしくないスタイリッシュさです。いかにもなゲーミングパソコンを部屋に置きたくない人、かつエントリーモデルが欲しい人にとってはちょうどいいモデルです。

 

IdeaCentre720 ゲーミングがおすすめではないタイプ

データの書き込みが多い人

HDDとOptaneメモリ構成になっています。この組み合わせでは安く大容量出来るメリットがあります。しかしデメリットでも書いた通り、キャッシュを利かせて高速化する仕組みのため読み込みは高速化できますが、仕組み上書き込みにはSSDには到底及びません。そのため、データの書き込みが多い人にはHDDは向きません。

 

IdeaCentre720 ゲーミングのカスタマイズ・モデルの選び方

大きく分けて、Core i5-9400FとCore i7-9700モデルの2種類があります。自分が使う用途に応じて買うべきですが、一番良いのはコスト控えめで性能を選ぶCore i5の方です。

上位モデルも良いですが、その場合は途中にも書いた通りT540の方がHDD+SSDの組み合わせのためメリットが出てきます。またこれ以上の価格ならLEGIONシリーズも対象に入ってくるはず。これらを踏まえて考えると、コスパの良いGPU搭載パソコンを探している人にちょうどいいモデルでCore i5を買う人向けとなります。

 

IdeaCentre720 ゲーミングの実機レビューまとめ

安い軽量ノートPCが欲しい人に

結論

スタイリッシュに見えて、GPU搭載しゲームも可能なデスクトップPCです。

少し残念なのは同価格帯に同じレノボ近い構成のパソコン(T540)があり、そちらの方が性能的に少し高くなってしまっていること。

ただし、こちらの方が見た目のゲーミング感が薄いので、見た目で決めてしまってもいいかもしれません。

 

IdeaCentre720 ゲーミングが1分で分かる動画レビュー

本記事のポイントを1分で簡単にまとめています。YouTubeチャンネル登録もどうぞよろしくお願いいたします。

 

IdeaCentre720 ゲーミングを安く買う方法

Lenovoのパソコンは、購入経路によって値段が異なります。詳細については以下のページで詳しく解説しているので、購入前に必ずご覧ください。

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