Essential Phoneレビューの概要(ポイント)
コスパに優れたハイエンド
5万円台で買えるスマートフォンにも関わらずスナドラ800番台を積んだ、コスパの化け物。
Essential Phoneはさらにほぼ素のアンドロイドを積んでいるため、余計なものが入っていない、マニア心をくすぐるスマートフォンです。
さらに、オプションに360°カメラがあり、ワンタッチで接続するだけで簡単に全天球の写真を撮影可能。その場でスマホを通じてチェックすることもできます。
簡易スペック表
CPU | Snapdragon835 |
RAM | 4GB |
ROM | 128GB |
画面 | 5.71インチ |
Essential Phone 実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。
Essential Phoneの特徴
スナドラ835を搭載した化け物コスパスマホ
Essential Phoneは、プロセッサにSnapdragon 835を積んでいます。Xperiaシリーズでいうと、Xperia XZ1が835を積んでいる機種。
日本で発売されるハイエンドスマートフォンと同じレベルのSoCを搭載しながら実売を5万円台でスタートさせたこともあって、化け物感の強いスマートフォンになっています。
セラミックを使った高級感あふれるモデル
中身のさることながら、Essential Phoneのすごいところは高級感あふれるモデルとして、外装にセラミックを使った耐久モデルになっていること。公式では耐久性があることをアピールしていますが、個人的にそれよりも魅力的なのはその質感。
スマートフォンの外装は、プラスチック、ガラス、アルミが基本ですが、セラミックを使っていることで、今まではとは少し違う表情を見せてくれるスマホです。
アタッチメントで広がる機能
Essential Phoneはmoto Zシリーズのように全天球カメラのアタッチメントを装着することによって機能拡張できます。
取り付けも磁石で簡単。自動的にカメラが切り替わるようになっています。手軽にアタッチメントを取り付けるだけで、RICHOのシータのように360°画像を取れるのは、今までのスマートフォンとは少し違った楽しみのあるモデルです。
Essential Phoneのマシンスペック
マシンスペック
Essential Phoneのマシンスペックは以下の通りです。
発売日 | 2018/4/27 | |
寸法 | 142×71×7.8mm | |
重さ | 185g | |
ディスプレイ | サイズ | 5.71インチ |
形式 | QHD液晶 | |
画素数 | 2560×1312 | |
バッテリー | 電池容量 | 3040mAh |
ワイヤレス充電 | × | |
リバースチャージ | × | |
急速充電 | 〇 | |
プロセッサ(Soc) | Snapdragon835 | |
GPU | 公式記載なし | |
ストレージ(ROM) | 128GB | |
メモリ(RAM) | 4GB | |
外部メモリ | 256GB | |
通信 | 下り最大 | 記載なし |
上り最大 | 記載なし | |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | バージョン | 5.0 |
最大接続台数 | 公式記載なし | |
生体認証 | 指紋センサー | 〇(静電方式) |
顔認証 | 〇 | |
光彩認証 | × | |
おサイフケータイ | × | |
緊急避難速報 | 公式記載なし | |
防水(お風呂) | IP54 | |
防塵 | × | |
ワンセグ/フルセグ | × | |
赤外線通信 | × | |
コネクタ | USB-C | |
OS | 9.0 | |
SIMサイズ | nanoSIM | |
DSDS | × |
スペックの解説
Essential Phoneはスナドラ835を搭載しており、比較的高性能なモデルですが、メモリは4GBとなっています。そのため、本当のハイエンドというと少し物足りないかもしれません。そういう人の場合は、ゲーミング特化スマホを選ぶほうが良いでしょう。
もう一つの弱点が、重量が185gもあること。セラミックで耐久性があるためしょうがない仕様。スマホが小さいだけに密度が高く感じる人もいるかもしれません。若干の防水性能ですが、IP54も対応しています。(防水規格に関するPDF)。
Essential Phoneのカメラスペックと作例
カメラスペック
Essential Phoneのカメラに関するスペックは以下の通りです。
メインカメラ1 | |
有効画素数 | 1300万画素 |
F値 | 1.85 |
光学手振れ補正 | × |
電子式手振れ補正 | × |
メインカメラ2 | |
有効画素数 | 1300万画素 |
F値 | 記載なし |
光学手振れ補正 | × |
電子式手振れ補正 | × |
インカメラ | |
有効画素数 | 800万画素 |
F値 | 2.2 |
光学手振れ補正 | × |
電子式手振れ補正 | × |
Essential Phoneで撮影した作例
後日、撮影後追加予定です。
Essential Phoneの外観
Essential Phoneの外観は見ての通り重厚感のあるフォルム。一見するとiPhone4sを思い起こさせるようなデザインになっています。
背面には指紋認証とデュアルカメラを備えています。指紋認証の反応は、スムーズです。
カメラは出っ張りが一切ないため、そのままケースを付けずに運用したくなります。重厚感のあるフォルムがさらにそう思わせてくれますね。右側面には音量ボタンと電源ボタンがあります。
左側面には何もありません。
底面はUSB-Cになっています。急速充電にも対応済みです。
インカメラはノッチ型になっています。
SIMスロットは一つになっています。
セット内容は豪華でセット内容のケーブルも専用のデザインとなっています。
Essential Phoneのメリット・長所
所有するだけで得られる満足感
Essential Phoneの実機を見ると、わかっていただけると思いますが、このスマートフォンは普通と違って、「所有する魅力のあるスマホ」だと感じます。
個人的にはONKYOの「GRANBEAT」を初めて触った時と同じくらいの感覚。最近のスマートフォンは背面に凝った光沢を入れていたり、ガラスをいれて高級感を出していますが、Essential Phoneは「男の持ち物」といってもいいようなダンディズム溢れるスマホ。まさに所有欲が満たされれる一品です。
無骨な見た目からのギミック
上でも書いたように、どちらかというと無骨さのあるEssential Phoneですが、全天球カメラをパチッとハメるだけで、エンターテイメントマシンになります。
僕はRICHO THETAも使っていますが、このEssential Phoneは手間なく全天球カメラを起動できるうえ、事前に充電しておく必要もありません。
個人的にカメラは「サッと取り出してすぐ取れる」ことが、その空気感を写真におさめる上で大事だと思っていますが、それが全天球カメラでできることがEssential Phoneの魅力です。
ディスプレイサイズが絶妙に良い
5.7インチディスプレイを搭載したEssential Phoneは、大きすぎず、小さすぎない、ちょうど良い絶妙なサイズだと感じます。
かなりエッジまで削っているので、コンパクト感もちょうど持ち合わせたようなモデルとして仕上がっています。
Essential Phoneのデメリット・欠点
認知度が低いこと
Essential Phone(PH-1)はこのスマホが日本に入ってきた一代目。そのため認知度が全くありません。キャリアとしては楽天モバイルで取り扱ったため、それなりに有名にはなったのですが、それでもMVNO。一部の人しか知りません。
スマホを使う上で認知度はあまり関係ないとは思いますが、有名であることに越したことはないので欠点として挙げました。
重量がネック
Essential Phoneはコンパクトにもかかわらず重量が185gもあります。この重量はiPhoneXとほぼ同程度。ディスプレイサイズはiPhoneXと同じくらいなので、その程度と想像してもらうと良いでしょう。
正直、これはかなり重いと思います。コンパクトさを活かしてもう少し軽くしてほしかったですが、セラミックだとしょうがないかもしれませんね。
シングルSIMであること
SIMフリースマホでスナドラ835搭載なので、かなり魅力的なモデルですが、残念ながらシングルSIMです。DSDS(DSDV)が使えないのはとても残念です(DSDVについてはこちらを参照)。
Essential Phoneの口コミ・評判
Twitterの良い口コミ
スマホを完全に紛失して
今日新しくしましたGoogleのアカウントさえちゃんと覚えてたらこんなにも復元してもらえるのを知らなかった!
待ち受け画面まで勝手に復元されて最高!
Googleさんに感謝感激!HUAWEIからEssentialPhoneにしました
凄く良い!
うちは、やはり格安じゃなきゃ— hishokomin (@hishokomin) 2019年3月3日
Google純正のスマホ、Pixel3a欲しいなぁって思っていたけど、よく考えたら性能的にも手元にあるEssentialPhoneで十分だったよ
オマケにandroidoneのNokia9もあるしスルー安定でしたわ( ・ิϖ・ิ)
— へるんが (@hellnga) 2019年5月18日
なんでEssential Phoneがこんなに評判悪いのかが使っててわからない。
— おがちゃん (@OGT4321) 2019年2月16日
Twitterの悪い口コミ
ラグマス、まさに「私の求めていたRO2」なんだけど、Essential Phoneと相性悪いのかなぁ… Moto Z2 Playでやってる時と比べてめっちゃ発熱してバッテリー食う
— ぐりもわ (@grimoire_system) 2019年6月9日
携帯で音楽聞くマンなので、essential phone音質悪いの残念
デザインめっちゃいいのになぁ
やはりinfobarか、だがしかしスマホじゃないからアプリ開発に使えないんだよなぁ、ぐぬぬ。最適解はどこだ。— Hayashi Hirotake (@hiroxyy_) 2018年10月29日
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Snapdragon835を搭載しながら、コスパの高いスマートフォン。ただ安いだけでなく、セラミックを使った外装が好印象。
moto Z playのように拡張オプションで360°カメラが使えるのは楽しみの一つ。
素材の問題からか、ちょっと重いことが欠点
Snapdragon835を搭載しながら、コスパの高いスマートフォン。ただ安いだけでなく、セラミックを使った外装が好印象。
moto Z playのように拡張オプションで360°カメラが使えるのは楽しみの一つ。
素材の問題からか、ちょっと重いことが欠点
Essential Phoneがおすすめのタイプ
周りと違うスマートフォンを持ちたい人
個人的に思うEssential Phoneの魅力は、一見して周りと全く違うスマートフォンのデザインです。iPhone、Xperia、Galaxyが多く、似たようなデザインが出る中、Essential Phoneは他と全く違うデザインの印象を与えてくれ、しかも所有欲を満たしてくれるスマホです。
低価格でゲーム用スマホが欲しい人
スナドラ835搭載スマホなので、一通りのゲームは軽くこなすことができます。スマートフォンを2台持って、ゲームを楽しみたい人もいるでしょう。そういった人のサブスマホとして、コスパの良いEssential Phoneはちょうど良い一台です。
カメラ機能を楽しみたい人
アタッチメントの全天球カメラは本当に面白い。カメラをパッと起動するだけで、今までと違う体験ができます。しかもその場で再生も可能。パーティーの写真を撮影したり、子供たちとの家族写真を違った角度で撮影するなら、360°カメラはとても面白いエンタメツールです。
Essential Phoneをおすすめしない人
メーカーに信用を置きたい人
Essential自体が悪いわけではありませんが、このスマホはEssentialが日本に入ってきた一代目のスマホです。また2台目が日本投入もされていません。そのため、メーカーに信用を置きたい人にはあまりおすすめできません。
軽さが欲しい人
Essential Phoneはセラミックを使った頑丈さがウリですが、それのせいで重くなるという欠点も持ち合わせています。このインチ数にしては重いので要注意です。
Essential Phoneの実機レビューまとめ
コスパ良くオプションも楽しい一台
結論
かなり特殊なスマートフォンですが、正統派な部分はきちんと備えています。そのため、普段の使い勝手ではまず困ることがない優れたスマートフォンです。
質感が良いので、あえてケースをつけずに武骨な運用の方が良いでしょう(ケースをつけるとアタッチメントが付かなくなる恐れもあるため)。
Essential Phoneのキャンペーン・安く買うために
Essential Phoneは楽天モバイルの専売でしたが、販売を終了しています。もし手に入れる場合はイオシス、ゲオモバイルなどの中古スマホで探しましょう。