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HUAWEI P30 Proの実機レビュー

P30 Proレビューの概要(ポイント)

GMS対応のフラッグシップ

HUAWEIから発売されているP30 Proは2019年にキャリア専売モデルとして登場したモデル。ズームで月が撮影できることが話題になり、注目を集めたモデルとなっています。

ファーウェイのフラッグシップモデルとしては、2020年7月9日現在でGoogleサービスを搭載した最後のフラッグシップとなっています。

カメラ性能で見れば2020年モデルの他メーカースマホを凌駕するほどの性能を持っています。中古も含めて検討の余地があるモデルと言えるでしょう。

簡易スペック表

発売日 2019/09/13
SoC Kirin980
RAM 6GB
ROM 128GB
画面 6.5インチ
重量 192 g
5G(Sub-6) 非対応
5G(ミリ派) 非対応
ファーウェイ
docomoオンラインショップでの価格は2020/10/15段階で48,312円と値下がりしています(新規契約時)。現在の価格については公式サイトをご確認ください。

 

P30 Proの目次

忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。

※本レビューは検証機をお借りしてレビューを行っています。

 

P30 Proの特徴

この項目ではP30 Proの特徴を中心に記載しています。著者が感じた主観的な内容はメリットデメリットの項目をご覧ください。

 

カメラ性能に優れる

HUAWEI P30 Proはカメラ性能に優れたスマートフォンです。P30シリーズの中で唯一Leicaレンズを搭載しており、最大50倍までのズームに対応します。ズームができるだけであれば、他機種でも高倍率までできますが、P30 Proは実用性があるレベルまで昇華していることに大きな特徴があります。

 

防水・防塵性能を持つ

海外製スマートフォンの多くが防水・防塵性を持ちませんが、P30 ProはIPX8、IP6Xを持っています。

 

意外にもスタンダード

カメラ性能が取り沙汰されることが多いですが、意外にもその他の機能を高いレベルでバランスさせています。そのため普通のスマートフォンとしても使い勝手に優れた機種となっています。

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P30 Proの価格とコストパフォーマンス評価

P30 Proは2020/7/9時点でMNP乗換による購入であれば、48,312円とかなり安くなっています(定価は10万円以上)。発売から1年以上経っていないことを考慮すると、非常にコストパフォーマンスに優れた機種と言えるでしょう。また中古への流通も増えているので、合わせてイオシスなどの中古サイトへの確認をしておくと良いでしょう。

ファーウェイ
docomoオンラインショップでの価格は2020/10/15段階で48,312円と値下がりしています(新規契約時)。現在の価格については公式サイトをご確認ください。

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P30 Proのマシンスペック

マシンスペック

P30 Proのマシンスペックは以下の通りです。

発売日 2019/09/13
寸法 158×73×8.6mm
重さ 192 g
ディスプレイ サイズ 6.5インチ
形式 OLED
画素数 2340×1080
リフレッシュレート 60Hz
バッテリー 電池容量 4100mAh
ワイヤレス充電
リバースチャージ ×
急速充電 40W
(ワイヤレスは15W)
プロセッサ(Soc) Kirin980
GPU 記載なし
ストレージ(ROM) 128GB
メモリ(RAM) 6GB
外部メモリ NWカード
通信 下り最大 988Mbps
上り最大 75Mbps
Wi-Fi a/b/g/n/ac
bluetooth バージョン 5.0
最大接続台数 公式記載なし
生体認証 指紋認証 〇(ディスプレイ内蔵)
顔認証
光彩認証 ×
おサイフケータイ
緊急避難速報
防水 IPX8
防塵 IP6X
ワンセグ/フルセグ ×
赤外線通信 ×
コネクタ USB-C
OS EMUI 9.1 Android 9
SIMサイズ nanoSIM
DSDV ×

※スペック詳細はこちら

 

対応バンドについて

キャリアモデルのため非掲載です。

 

スペックの解説

Kirin980とメモリ6GB構成でハイエンドといえるスペックになっています。ただし、2019年モデルではメモリが8GB以上のものも登場していることを考えるとハイエンドクラスで比較すると性能は低めと言えるでしょう。

またこのモデルはキャリア専売ということもあり、おサイフケータイや防水防塵にも対応しています。一方で残念なことにSIMフリーモデルはなく、SIMスロットが一つとなっています。

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P30 Proのベンチマークテスト

Antutu

AntutuベンチマークテストはGoogle Playからリジェクトされており、今回はお借りした機種のため実施しておりません。

 

GeekBench

GeekBench 5の値は以下の通りです。

 

CPU-Z

CPU-Zを用いてデバイスチェックを行いました。結果は以下の通りです。

 

 

P30 Proの通信スピードテスト

P30 Proの通信環境テストをアプリOoklaを用いて行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています(クリックで拡大します)。

 

P30 Proは1階では安定した速度が出ていましたが、2階、特に最長距離部分では速度が極端に落ちる現象がありました。長距離利用の場合は、メッシュWi-Fiを入れるなど注意しておいた方が良いかもしれません。

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P30 Proのカメラスペック

カメラスペック

カメラスペックは以下の通りです。アウトカメラのズームに最大倍率は50倍となっており、国内販売されているスマートフォンではトップクラスです。

有効画素 F値 手振れ補正
光学 電子式
広角カメラ 4000万 1.6 - -
超広角カメラ 2000万 2.2 - -
望遠カメラ 800万 3.4 - -
ToFカメラ 搭載 - - -
インカメラ 3200万 2.0 - -

※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。

 

動画撮影能力

アウトカメラは以下の通りです。スローモーション撮影にも対応しており、720pでは960fpsでの撮影が可能です。また、P30 Proでは16:9の撮影だけでなく、1080pと720pでは、21:9の撮影にも対応しています。

4K 撮影 30fps
1080P 撮影 30,60 fps
720P 撮影 30,60 fps

 

P30 Proで撮影した作例

P30 Proでズーム機能を検証しました。P30 Proはズーム機能が強力すぎるため、10倍以上では背面の壁の模様にフォーカスが合うようになります。50倍でも模様が見えるように撮影できています。

0.6倍

標準

2倍

5倍

10倍

30倍

50倍

 

フォーカスによるホワイトバランスの変化を検証しました。かなり色変化が大きい印象です。P30 Proの場合はプロ版で撮影することでホワイトバランスロックできるので、そちらで調整しても良いでしょう。

黒にフォーカス

緑色の葉にフォーカス

 

明るい色、暗い色の花の撮影によるホワイトバランスの変化を検証しました。

明るい花の写真

暗い花の写真

 

接写能力を検証しました。マクロレンズが使えるため、驚くほど近くまで寄ることが可能です。マクロは「その他」欄から選択しないと使えません(自動で切り替わらない)ので、注意して下さい。

充電器の文字にピント

50に合わせて撮影

 

前後でピントを調整し撮影しました。しっかりボケており、フォーカスの違いで写真の描写の引き出しを増やすことができます。

前の明るい花にピント

後ろの暗い花にピント

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P30 Proの外観

背面です。今回の検証機はブラックです。黒ですが、反射が強くあまり黒には感じません。

 

背面のカメラです。3眼が縦に並び、さらにToFカメラがフラッシュの下にあります。3眼の最も下はスマホのカメラとしては珍しく四角形状になっています。おサイフケータイは上部にあります。

 

表面です。OLEDで非常に美しいディスプレイが特徴です。エッジディスプレイですがあまり湾曲は目立ちません。

 

本体上部は水滴ノッチとなっています。

 

下部のベゼルはこちらです。

 

右サイドには音量ボタンと電源ボタンがあります。

 

左サイドには何もありません。

 

上部です。

 

下部です。ヘッドフォンジャックはありません。

 

SIMスロットを出した様子です。

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P30 Proのメリット・長所

カメラの美しさは群を抜いている

やはりP30 Proのカメラ性能は素晴らしく高いです。これほど綺麗に撮影できるスマートフォンは、後継機種のP40 Pro、もしくは若干劣りますがP40 lite 5Gくらいでしょう。食事が美味しそうに撮影できる点も見逃せません。

 

GMS(Googleサービス搭載)モデルで考えると、P30 Proは2020年上半期を終えてもまだ最上位の性能を持っていると感じるほどです(ただし、国内販売モデルに限る)。

 

スタンダードな機種で使いやすい

カメラ性能にフォーカスされることが多いですが、P30 Proは他の面でもスタンダードな機種で高いバランスで性能を向上させたモデルです。アスペクト比も一般的で使いやすいので、他の機種から乗り換えても違和感なく使える一台となっています。

 

指紋認証のスピードは下位モデルを上回る

下位モデルのP30のレビューでは指紋認証の遅さをデメリットとして挙げていますが、P30 Proでは指紋認証の速度はあまり気になりません(一般的にディスプレイ内指紋認証は遅い)。さらに顔認証の併用も可能なため、ロック解除をストレスなく使うことができます。

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P30 Proのデメリット・欠点

スペック的にはトップクラスではない

同じ2019年に発売されたモデルの中で比較するとスペック的にはトップクラスというわけではありません(Galaxy Note 10などの方が性能的には上)。メモリも6GBありますが、2020年には格安スマホでも6GB搭載しているモデルがあることを考えると、物足りない感覚があります。

 

リフレッシュレート60Hzである

2019年のキャリアモデルの多くがリフレッシュレートを60Hzから90Hzにアップグレードしていますが、P30 Proは60Hzです(後継のP40 Proは90Hzです)。

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P30 Proの口コミ・評判

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P30 Pro
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 1 reviews
 by SIMPC

GMS搭載のHUAWEIの中でも2020年7月現在フラッグシップにあたるモデルです。性能面では最新モデルには劣るもののカメラ機能だけに絞れば、他メーカーの2020モデルよりも優れます(特にズームは別格)。

Google Playが使えること、市場的に値落ちしていること、基本性能がスタンダードで使いやすいことを考えれば、市場価格から考えてコストパフォーマンスが高まっている機種と言えるでしょう。

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P30 Proの女性目線の口コミ

普段、iPhone8を使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • 見た目がスクエアでスマート
  • カメラがとても綺麗

 

P30 Proがおすすめのタイプ

カメラを重視する人

P30 Proはカメラを重視する人にはとてもおすすめです。望遠、超広角、そしてマクロまで備えているためほぼすべてのシーンで困ることがありません。

 

お手軽に高性能を買いたい人

P30 Proは型落ちしていることもあり、キャリアでの販売価格が落ちています。結果的に格安スマホを買うよりもコストパフォーマンスが高くなっているので、狙い目と言えるでしょう。

 

P30 Proをおすすめしない人

重さが気になる人

P30 Proの弱点は重さです。本体が192gもありケースを超えるとほぼ確実に200gを超えることになります。長時間スマートフォンを使う人にはおすすめはできません。

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P30 Proの特徴レビューまとめ

2019年の最強カメラフォン

結論

GMS搭載のフラッグシップであるHUAWEI P30 Proは2020年7月時点で見ても非常に魅力的なカメラフォン。

GMS搭載しているため、使い勝手は他のAndroidスマートフォンと一切変わりがなく、性能も高いので満足度の高い一台です。

 

P30 Proのキャンペーン・安く買う方法

P30 Proはキャリア専売モデルのため、ドコモで買うか中古で買うかになります。2020年7月段階において、キャリアでの本体購入がかなり安くなっているため狙い目です。また、それに伴い中古価格も下がっています。まず、両方をチェックした上で購入検討しましょう。

ファーウェイ
docomoオンラインショップでの価格は2020/10/15段階で48,312円と値下がりしています(新規契約時)。現在の価格については公式サイトをご確認ください。

 

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