Galaxy A7レビューの概要(ポイント)
コスパに優れた廉価Galaxy
Galaxy A7は2020年に発売された同メーカーモデルの中でも特にコストパフォーマンスに優れたモデル。本体価格は2020/11/09時点で2万円を切っている上、楽天モバイルでの購入によりポイント還元を受けられるためさらに安く購入することができます。
値段が安いだけでなく、本体性能もミッドレンジとして十分な性能を持っており、かつ静電容量式の指紋認証を搭載することで普段から使いやすいモデルとなっています。
また、6.0インチの大画面な筐体かつ、本体重量が軽いので持ち運びに優れたスマートフォンと言えるでしょう。
簡易スペック表
発売日 | 2019/10/01 |
SoC | Exnos 7885 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
画面 | 6.0インチ |
重量 | 168 g |
5G(Sub-6) | 対応 |
5G(ミリ派) | 非対応 |
※詳細、およびPro版は公式スペック表でご確認ください。
※RAMはGeekBench5で確認
Galaxy A7の目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。筆者が使った主観的な内容については、メリット・デメリットの項目で記載しています。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。
※本レビューはメーカーからお借りして実機レビューを行っています。
Galaxy A7の特徴
この項目ではGalaxy A7の特徴を中心に記載しています。著者が感じた主観的な内容はメリット・デメリットの項目をご覧ください。
バランスの取れた廉価スマホ
廉価系スマートフォンでは何かの性能が省かれていることが多いですが、このGalaxy A7ではCPU性能は上位モデルに劣るものの、大画面、軽量、複数カメラを搭載しており、必要な機能を備えたスマートフォンになっています。中身だけでなく、6インチの大画面に168gの軽量ボディと使いやすい、ちょうど良いスマホになっています。
サイド指紋センサー
ミッドレンジスマホは指紋センサーの種類が機種によっては大きく異なりますが、Galaxy A7ではサイド型指紋センサーを搭載しており、ケースで全面を覆いつつ、ユーザーに負担の少ない静電式指紋認証となっています。
超広角と被写体深度用レンズ
Galaxy A7では超広角レンズと被写体深度用レンズを備えています。広い画角とポートレート撮影に向く構成となっています。
有機ELを搭載
ディスプレイは有機ELを搭載しています。
Galaxy A7の価格とコストパフォーマンス評価
Galaxy A7は2021/3/23時点で大きく値を落としていること、さらに楽天モバイルの専売モデルかつポイント還元率がかなり高いため、かなりお得感の強いスマートフォンになっています。性能面をベンチマークソフトGeelbench5で見ると、3万円クラスのnova lite3+よりも若干低い程度で実質1万円以下で買えるためスマホに性能を求めない(特にゲームをしない)ならマッチするモデルと言えるでしょう。
コスト評価について
価格については2021年3月23日時点の評価です。現在の価格については各サイトをご覧ください。
Galaxy A7のマシンスペック
マシンスペック
Galaxy A7のマシンスペックは以下の通りです。
発売日 | 2019/10/01 | |
寸法 | 159.8×76.8×7.5mm | |
重さ | 168 g | |
ディスプレイ | サイズ | 6.0インチ |
形式 | OLED | |
画素数 | 2220×1080 | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
バッテリー | 電池容量 | 3400mAh |
ワイヤレス充電 | × | |
リバースチャージ | × | |
急速充電 | 公式記載なし | |
プロセッサ(Soc) | Exynos7885 | |
GPU | 記載なし | |
ストレージ(ROM) | 64GB | |
メモリ(RAM) | 4GB | |
外部メモリ | microSD(512GB) | |
通信 | 下り最大 | 150Mbps |
上り最大 | 50Mbps | |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | バージョン | 5.0 |
最大接続台数 | 公式記載なし | |
生体認証 | 指紋認証 | 〇 |
顔認証 | 〇 | |
光彩認証 | × | |
おサイフケータイ | × | |
緊急避難速報 | 公式記載なし | |
防水 | × | |
防塵 | × | |
ワンセグ/フルセグ | × | |
赤外線通信 | × | |
コネクタ | microUSB | |
OS | Android 9.0 | |
SIMサイズ | nanoSIM | |
DSDV | × |
※スペック詳細はこちら
対応バンドについて
キャリアモデルのため未記載です。
スペックの解説
Galaxy A7はミッドレンジスマートフォンの中では一般的から少し低めの性能の位置づけとなるスマホです。気を付けておきたいポイントは、最大通信速度が150Mbsと低い、microUSB充電、nanoSIMスロットが一つのみであることです。外観で撮影していますが、SIMスロットは一つ潰されており、DSDVは利用できません。
Galaxy A7のベンチマークテスト
Antutu
お借りしたスマホのため、Antutuベンチマークは実施しておりません。
GeekBench
GeekBench 5の値は以下の通りです。nova lite3+よりも若干低い性能となっています。その他の機種比較についてはGeekbench 5測定データまとめをご覧ください。画像はクリックで拡大できます。
Galaxy A7の通信スピードテスト
Wi-Fi環境テスト
Galaxy A7の通信環境テストをアプリOoklaを用いて行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています(クリックで拡大します)。
全部屋でダウンロード、アップロード、PINGが全て安定した結果が得られています。
LTE通信テスト
楽天モバイル
楽天モバイル(パートナーエリア)で接続を確認できました。測定結果は以下の通りです。検討されている方は楽天モバイルのキャンペーンも合わせてご確認ください。
UQモバイル
UQモバイルでの接続を確認できました。UQモバイルはAPNの設定が必要だったため、注意して下さい。検討されている方はUQモバイルのキャンペーンも合わせてご覧ください。
Y!mobile
ワイモバイルでの接続を確認できました。測定結果は以下の通りです。APNはプリインされていました。検討されている方はワイモバイルのキャンペーンも合わせてご覧ください。
Galaxy A7のカメラスペック
カメラスペック
メインカメラ
カメラスペックは以下の通りです。アウトカメラのズームに最大倍率は10倍となっています。
有効画素 | F値 | 手振れ補正 | ||
光学 | 電子式 | |||
広角カメラ | 2400万 | 1.7 | ー | ー |
超広角カメラ | 800万 | 2.4 | ー | ー |
望遠カメラ | 500万 | 2.2 | ー | ー |
※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。
インカメラ
カメラスペックは以下の通りです。
有効画素 | F値 | 手振れ補正 | ||
光学 | 電子式 | |||
広角カメラ | 2400万 | 2.0 | ー | ー |
※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。
動画撮影能力
アウトカメラは以下の通りです。8Kにも対応しています。
4K 撮影 | × |
1080P 撮影 | 30 fps |
720P 撮影 | 30 fps |
Galaxy A7で撮影した作例
作例を掲載しています。各画像はクリックで拡大することができます。全体的に暗い映りになっています。
被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。
明るい色、暗い色の花の撮影によるホワイトバランスの変化を検証しました。全体的に暗く、差はあまりありません。
接写能力を検証しました。マクロモードを搭載していないため接写は弱いです。
前後でピントを調整し撮影しました。かなりボケ味は弱めです。
夜景テストをしました。部屋の中で撮影し、差し込んでくる街頭の明かりのみで撮影しています。一見綺麗に見えますが、拡大するとブレているのがわかります。
屋外で撮影した写真の例です。ズームの違いで検証しています。2倍までは実用性がありますが、4倍はノイズが入り荒れています。
Galaxy A7の外観
Galaxy A7の背面です。今回レビューしたのはゴールドです。反射はありますが、ギラギラとしたゴールドではなく、上品な落ち着きのある色合いです。
カメラ部です。Galaxy A7はカメラ高さが低く、そのまま置いてもガタガタとしないことが特徴です。
表面です。ベゼルは上下左右ともに広めの設定になっています。ノッチ無しタイプです。
本体右側です。音量ボタン、指紋認証センサー付き電源ボタンとなっています。
本体左側です。SIMスロットのみとなっています。以下はSIMスロットを出した様子です。microSDとnanoSIMが使えます。日本モデルになっているため、SIMスロットが一つ潰されています。
本体上部です。
本体下部です。3.5mmヘッドフォンジャック、microUSBスロットが付属しています。
本体の箱です。
Galaxy A7のメリット・長所
指紋認証が使いやすい
Galaxy A7はサイドに指紋認証を搭載しており、認証速度が速く使いやすいモデルです。ミッドレンジクラスはディスプレイ内指紋認証もありますが、CPUがネックになるからか、あまり速度が速くないのでGalaxy A7のような静電式がおすすめです。
軽くて薄い
昨今のスマートフォンは重くなる傾向がありますが、Galaxy A7は6インチにもかかわらず168gと非常に軽量です。また本体厚みが薄く、持ちやすいことも特徴です。
カメラバンプが低い
Galaxy A7はカメラの高さが低く背面向きで置きやすいことが特徴です。スマホケースがなくても運用しやすいメリットがあります。
本体のデザイン性が良い
Galaxy A7は落ち着いたデザインで万人受けし安いモデルと感じます。このクラスのミッドレンズ中華スマートフォンはグラデーションがかかった派手なスマホが多いのに対して、Galaxy A7は日本人に合ったデザインとなっています。
Galaxy A7のデメリット・欠点
性能は必要レベルプラスアルファ程度
Galaxy A7は2019年モデルのミッドレンジのため、性能は必要最低限プラスα程度しかありません。GeekBench5での測定結果から見ても、nova lite3+よりも低く、何度かアプリが落ちることもありました。ゲームなど負荷がかかることをするのであれば、他のモデルを選ぶ方が良いでしょう。
おサイフケータイ機能が非搭載
Galaxyシリーズとしては珍しくおサイフケータイが非搭載になっています。
シングルスロットである
残念なことにGalaxy A7はSIMが一つ潰されており、DSDVでの利用ができません。もう一つSIMを追加しようと考えている人はOPPO Reno3 Aなどの他の機種を選んでください。
Galaxy A7の口コミ・評判
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低価格で買えるのに、それなりに使えてしまうスマートフォン。エントリーユーザー向けにお勧め。価格の割にカメラが綺麗なので、初心者の人でも満足しやすいモデルと感じる。ゲームをするには役不足。
Galaxy A7の女性目線の口コミ
普段、iPhone8を使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- 上品なゴールドで良い
- 薄くて持ちやすいしカバンに入れやすそう
Galaxy A7がおすすめのタイプ
とにかく安くスマホを手に入れたい人
Galaxy A7は楽天モバイルの専売モデルとなっており、かつ非常に安い値段で販売されています。ポイント還元もあり、1万円以下で購入できる非常にお得度の高いモデルと言えます。
メール、電話中心の人
Galaxy A7は性能が高くないため、メール・電話中心の人向けのモデルです。
出先でスマホを使うことが多い人
Galaxy A7は168gの軽量モデルのため、持ち運びに向きます。通勤・通学など長時間使うことが多い人におすすめです。
Galaxy A7をおすすめしない人
ゲームをする人
Galaxy A7はCPU性能があまり高くはないため、ゲームを良くする人には不向きです。同じGalaxyなら、Galaxy S10を型落ちで選ぶ方がメリットとしては大きくなるでしょう。
2番号で使う人
Galaxy A7はnanoSImスロットが一つ潰されておりデュアルSIM運用ができないので注意して下さい。
Galaxy A7の実機レビューまとめ
Galaxy A7のキャンペーン・安く買う方法
Galaxy A7は楽天モバイルの専売モデルです。ポイント還元もあるため、必ず公式サイト、およびキャンペーンページを確認するようにしてください。