OPPO RENO3 5Gレビューの概要(ポイント)
OPPOが出す5Gミドルレンジスマホ
OPPOから2020年7月に発売となる5G対応のミドルレンジスマホです。CPUにSnapdragon 765Gを搭載し、メモリ8GB構成のためハイエンドに近い構成です。
まだ詳細の価格が明らかになっていませんが、Snapdragon865を搭載していないため、それなりに廉価モデルとして出ることが予想され、価格を抑えた5Gモデルになると考えられます。
チップセットがミドルレンジなだけで、カメラ周りなどはハイエンドに見劣りしない構成です。
簡易スペック表
発売予定月 | 2020/07 |
SoC | Snapdragon765G |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB |
画面 | 6.55インチ |
重量 | 171 g |
5G(Sub-6) | 対応 |
5G(ミリ波) | 非対応 |
OPPO RENO3 5G 実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。
OPPO RENO3 5Gの特徴
この項目ではOPPO RENO3 5Gのメーカーがうたっている特徴を中心に記載しています。著者が感じた主観的な内容はメリット・デメリットの項目をご覧ください。
Snapdragon765G搭載でミドルハイの位置づけ
OPPO RENO3 5Gは5G端末の中で700番台SoCを搭載しており、ミドルハイの位置付けになります。ただし、RAM8GB搭載しており、実質的にほとんどハイエンドの領域といっても過言ではないレベルです。
Sub-6の5Gに対応
OPPO RENO3 5Gはその名前の通り、5Gを搭載しています。ただし、Sub-6のみ対応でミリ波には対応していません。
171gの軽さ
最も魅力的な特徴が軽さです。OPPO RENO3 5Gは6.55インチという大きさでありながら、171gしか重量がありません。Galaxy Sシリーズと似て、高性能軽量Androidとなっています。
Felica対応
OPPO RENO3 5GはFelica対応となっており、おサイフケータイの利用が可能です。
OPPO RENO3 5Gのマシンスペック
マシンスペック
OPPO RENO3 5Gのマシンスペックは以下の通りです。
発売日 | 2020/07 | |
寸法 | 72×159×7.7mm | |
重さ | 171g | |
ディスプレイ | サイズ | 6.55インチ |
形式 | 有機EL | |
画素数 | 2400×1080 | |
バッテリー | 電池容量 | 4025mAh |
ワイヤレス充電 | 〇 | |
リバースチャージ | × | |
急速充電 | VOOC フラッシュチャージ4.0 | |
プロセッサ(Soc) | Snapdragon765G | |
GPU | 公式記載なし | |
ストレージ(ROM) | 128GB | |
メモリ(RAM) | 8GB | |
外部メモリ | なし | |
通信 | 下り最大 | 公式記載なし |
上り最大 | 公式記載なし | |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | バージョン | 5.1 |
最大接続台数 | 公式記載なし | |
生体認証 | 指紋センサー | × |
顔認証 | 〇 | |
光彩認証 | × | |
おサイフケータイ | 〇 | |
緊急避難速報 | ○ | |
防水(お風呂) | × | |
防塵 | × | |
ワンセグ/フルセグ | × | |
赤外線通信 | × | |
コネクタ | USB-C | |
OS | Color 7 (Android 10.0ベース) |
|
SIMサイズ | nanoSIM | |
DSDV | × |
※スペック詳細はこちら
スペックの解説
Snapdragon765GでミドルレンジクラスのSoCであることを除けば、ほぼハイエンドの領域のスペックになっています。RAM 8G、ROM 128GBもあり余裕があります。
5Gには対応していますが、Wi-Fi6には残念ながら対応していません。
OPPO RENO3 5Gのカメラスペック
カメラスペック
OPPO RENO3 5Gのカメラに関するスペックは以下の通りです。メインカメラの画素数が非常に高いです。手振れ補正はメインが光学+電子式、超広角は電子式のみ採用しています。
本機ではマクロ撮影を売りにしていますが、マクロは超広角カメラで撮影を行います。
有効画素 | F値 | 手振れ補正 | ||
光学 | 電子式 | |||
メインカメラ | 4800万 | 1.7 | 〇 | 〇 |
超広角カメラ | 800万 | 2.2 | - | 〇 |
望遠カメラ | 1300万 | 2.4 | - | - |
モノクロカメラ | 200万 | 2.4 | - | - |
インカメラ | 3200万 | - | - | - |
※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。
OPPO RENO3 5Gの外観
表面です。画面占有率は93.4%となっており、見ての通り前面ディスプレイのほとんどが画面です。左上にパンチホールが空いていることが特徴です。
背面はこちらです。昨今の流行りのような角度によって変わるホワイトです。カラーバリエーションはなくミスティホワイト単色です。
OPPO RENO3 5Gのメリット・長所
5G対応端末の中では軽い
発表後最も大きく感じたのはOPPO RENO3 5Gの軽さです。6.55の大画面サイズでありながら171gとなっており、5G端末で同じサイズの「AQUOS R5G」は189gとなっています。
ケースを入れて200gを超えると、肩こりの原因になります。171gという軽さはミドルレンジのエントリークラスだからこそ魅力的に映る人もいるのではないでしょうか。
1チップによる消費電力化とバッテリー容量
OPPO RENO3 5Gでは、1チップによる消費電力化が図られていると報じている記事があります(ソース)。6.55インチの大画面で有機ELになると消費電力が心配ですが、400mAhを超えたバッテリーと1チップによる消費電力化で安心できそうです。
ToFではなくモノクロカメラを搭載
RENO3 5Gは、クアッドカメラですが構成が「メイン・超広角・望遠・モノクロ」となっています。ハイエンド機には4眼目にToFカメラを搭載することが多いですが、OPPO RENO3 5Gはモノクロカメラです。
モノクロカメラとソフトウェア処理により、他のハイエンドにはない黒を強調してくれることに期待がかかります。
OPPO RENO3 5Gのデメリット・欠点
ミリ波には非対応
5GにはSub-6とミリ波がありますが、ミリ波側には非対応です。5Gの全てを活かすという観点ではおすすめできません。ミリ波に対応したモデルを選ぶなら、現時点ではGalaxy S20+、ULTRA、Xperia Proが対象になります。
防水防塵に非対応
キャリア販売機種としては珍しく防水・防塵には非対応となっています。
超広角は800万画素
超広角カメラの画素数は800万となっています。他社メーカーと比較すると画素数は低めです(iPhone 11 Proは1200万画素)。超広角カメラは室内撮りや屋外の高い建物で撮影するときに便利なので画素数はもう少し欲しかったところです。
おそらくリフレッシュレート60Hz
メーカーページには記載されていませんが、おそらくリフレッシュレート60Hzになっていると予想されます。現在60Hzであればあまり気にならないかもしれませんが、5Gの他モデルが高リフレッシュレートを搭載しているので、弱点になります。
Wi-Fi6は非対応
次世代Wi-Fi規格のWi-Fi6には非対応です。
OPPO RENO3 5Gがおすすめのタイプ
5Gを試したいが高いスマホは要らない人
値段が明らかにはなっていませんが、過去の価格帯から推測するにSnapdragon700番台を搭載するRENO3は価格帯が控えめになる可能性が高いです。
特徴でも書いたようにSnapdragon765Gはミドルレンジですが、メモリ数も多く、ほぼハイエンド構成といっても良いレベルなので、5Gエントリークラスとしてはちょうど良い端末と言えるでしょう。
大画面で軽いスマホが欲しい人
6.55インチのサイズで171gは一般的に考えるとかなり軽い部類に入ります。大画面でかつ軽いスマホが欲しい人は候補に入れましょう。
OPPO RENO3 5Gをおすすめしない人
ハードにゲームをする人
Snapdragon765Gの性能がどこまで高いかは現時点では不明ですが、700番台を搭載するMi Note 10で比較的ハイスペックながら引っ掛かりはゼロではありません。ハードなゲームをするなら間違いなくSnapdragon800番台を選ぶべきです。
ポートレートを多用する人
OPPO RENO3 5Gのカメラ構成の4眼目はTOFカメラではなくモノクロカメラです。焦点深度を測定するToFカメラがあるほうが理論的にポートレート精度が上がるため、物や人をボカして撮影したい人にはToFカメラ搭載のスマホを選ぶ方が良いでしょう。
OPPO RENO3 5Gの特徴レビューまとめ
OPPO RENO3 5Gのキャンペーン・安く買う方法
OPPO Reno3はSoftBank専売モデルとなっています。安く買うためにはオンラインで購入するようにしましょう。これにより、初期手数料をゼロ円にすることができます。
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実機レビュー後に追記します。