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Xperia8の実機レビュー

Xperia8レビューの概要(ポイント)

3万円で手に入る21:9の廉価Xperia

Xperia8は上位版の1や5の思想を引き継ぎながら、ダウングレードすることで大幅に価格を下げて発売されたスマホです。

過去から10万円近くするハイエンドのXperiaが3万円台で手に入ることは驚き。

カメラ性能が弱いなど価格なりのデメリットはありますが、それ以上に持ちやすさや軽さの面で取り回しが良い端末です。

簡易スペック表

CPU Snapdragon 630
RAM 4GB
ROM 64GB
画面 6.0インチ
価格 約3.8万円

Xperia8 実機レビュー目次

忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。

※当モデルはUQモバイルさんより機器を借りて実機レビューしています。

Xperia8の特徴

コンセプトを維持したままの廉価版

Xperia8は、春夏モデルとして登場したXperia1の廉価版と言っても良いモデルです。

 

廉価版なので当然Xperia1のようにハイエンドのSnapdragon855を積んでいるわけではなく、Snapdaragon630にダウングレードされていますが、思想はそのまま維持。

思想は異なりつつ、廉価版となったXperia Aceとは別物です。

 

21:9のディスプレイを搭載

思想を維持していると感じる一番のポイントは21:9のディスプレイです。Xperiaは2019年モデルから縦長になり、2画面をうまく使えるような設計にしています。

 

2画面で使うかどうかはべつにして、スマートフォンでネットを見ることが多くなっているため、縦長のディスプレイは今のネットサーフィンに適しています。

instagramやTwitterは縦に情報更新されるため、使いやすくなることもポイントです。

 

廉価版ながらデュアルカメラ

Xperia8では、広角と望遠の2種類のカメラを搭載しています。

 

2018年秋冬モデルのXperiaXZ3ではシングルカメラだったことを考えれば廉価版でもデュアルカメラを搭載していることは大きな進化と言えるでしょう。

 

公式動画

YouTubeの公式動画はこちらです。改めて見てみると色合いが綺麗ですね。特にブルー、オレンジは今までにない色に感じます。

 

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Xperia8のマシンスペック

マシンスペック

Xperia8のマシンスペックは以下の通りです。

寸法 158×69×8.1mm
重さ 170g
ディスプレイ サイズ 6.0インチ
形式 液晶
画素数 1080×2520
バッテリー 電池容量 2700mAh
ワイヤレス充電 ×
リバースチャージ ×
急速充電 ×
プロセッサ(Soc) Snapdragon630
GPU 公式記載なし
ストレージ(ROM) 64GB
メモリ(RAM) 6GB
外部メモリ 512GB
通信 下り最大 479Mbps
上り最大 公式記載なし
Wi-Fi a/b/g/n/ac
bluetooth バージョン 5.0
最大接続台数 公式記載なし
生体認証 指紋センサー 〇(静電方式)
顔認証 ×
光彩認証 ×
おサイフケータイ
緊急避難速報
防水(お風呂) IPX5/IPX8
防塵 IP6X
ワンセグ/フルセグ ×
赤外線通信 ×
コネクタ USB-C
OS 9.0
SIMサイズ nanoSIM
DSDS ×

対応バンドについて

対応バンドは公式サイトに記載がないため、未記載です。

スペックの解説

Xperia8のスペックは正直微妙な部分はあります。一番悪いところはCPUがSnapdragon630であること。

2019年11月段階でSnapdragonは660まで出ていますが630は一年前くらいのモデル。最新にしないことでコストを落としたと思いますが同じスペックのスマホならもう少し安く買えます。

一方すごく良いところは、軽くて持ちやすいところ。スペック上で見てもわかるほど横幅が小さいです。

その他のスペックは、日本のスマホ事情に準拠したようなモデルとなっています。

通信テスト結果

UQモバイルで通信テストを行った結果は以下の通りでした。どちらも休日に測定しています。タップで拡大できます。UQモバイルは本当に速いのでいいですね。

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Xperia8のカメラスペックと作例

カメラスペック

Xperia8のカメラに関するスペックは以下の通りです。

メインカメラ1
有効画素数 1200万画素
F値 1.8
光学手振れ補正 公式記載なし
電子式手振れ補正 公式記載なし
メインカメラ2
有効画素数 800万画素
F値 2.4
光学手振れ補正 公式記載なし
電子式手振れ補正 公式記載なし
インカメラ※
有効画素数 800万画素
F値 2.0
光学手振れ補正 公式記載なし
電子式手振れ補正 公式記載なし

 

Xperia8で撮影した作例

タップで拡大できます。スマホを横にするとさらに拡大できます。

※陶器の器は上がオート、下は黒い部分にフォーカスを合わせています。

 

光学2倍で撮影

 

 

Xperi8のカメラはあまりきれいな印象はありません。広角カメラで撮影した写真のように白飛びが目立ちます。

一方で接写は比較的強い印象です。2倍ズームで影が映らないように撮影していますが、物の輪郭ボケはあまりないですね。

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Xperia8の外観

Xperia8の後ろはこちら。今回はUQモバイル版を検証していますが、auと同じく型番にSOV42の記載があります。

 

Xperiaのロゴの下にSOV42があります。

 

上部にはデュアルカメラとライトがあります。その下にはおサイフケータイ用のFelica。

 

出っ張りはそれなり。ケース着用推奨です。

 

右サイドには電源ボタンを兼ねた指紋認証。音量ボタンがあります。

 

左側にはSIMスロット。

 

以下はSIMスロットを引き出した様子です。カバーを引き出すとmicroSDカードのスロットが現れます。写真にはありませんが、別途nanoSIMカードスロットがあります。

 

上部にはイヤホンジャックがあります。下部にはUSB-Cとなっています。

サイドの質感を見ていると、富士通のArrowsシリーズと同じような感覚になります。少し安っぽい感じも。

 

ただし、持ってみるとわかりますが表面にざらつきがあるおかげで滑りにくく、落としにくいメリットがあります。

続いて表です。Xperia8は本体カラーによってベゼルの色が変わります。今回はホワイトなので、ベゼルもホワイトです。

スクリーンON状態がこちら。白いベゼルが目立ちます。

 

上部ベゼルはかなり大きめ。最近のスマホとしては珍しく連絡用のライトがあります。

 

下部とサイドベゼルは同じくらいの大きさです。最近のスマホの中でもかなり大きめです。

 

少し気になったのはベゼル部分が黒いこと。ベゼルそのものが白いからかもしれませんが、スクリーンとベゼルの間が黒くなっていることで画面が落ち込んでいるように感じます。

以下は黒部分を意図的に移すためわざと斜めにしています。

 

実際に持ってみた様子がこちら。Xperia8は見てわかるように、とても細いことが特徴。女性でも楽に持てる幅だと言えます。

 

Xperia1もかなり幅が小さかったですが、Xperia8はそれよりもさらにコンパクトですね。写真はXperia1です。

 

最後にカラー。白はかなり綺麗な色合いです。Galaxy S10のように白でも角度が変わると色が変わるパターンではなく、どの角度から見ても白になります。

またカラーはキャリアによって、提供色が異なります。UQモバイルだけ、オレンジとブルーがありません。

au ホワイト、ブラック、オレンジ、ブルー
UQモバイル ホワイト、ブラック
Y!mobile ホワイト、ブラック、オレンジ、ブルー

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Xperia8のメリット・長所

SONYのブランド力

Xperia8の魅力はなんといってもまずはブランド力です。SONYが製造販売しているのは大きいですよね。

そしてブランドだけでなく、Androidの場合はメーカーによってメニューカスタマイズが全く違うので、同じXperiaから移行する場合に使い勝手があまり変わらないこともポイント。

過去Xperiaシリーズを使っている人が同じ感覚で廉価版を使えることは大きなメリットです。

 

Xperiaの基本機能を引き継ぐ

Xperia8は廉価版ながら、Xperia1で搭載されたソフトウェア系の技術が搭載されています。

例えばサイドセンス。スマホ本体の横をタップすることでどのアプリを開いていてもショートカットできる機能です。

 

また2画面化ショートカットも同様。こういったソフトウェアの作り込みは長年発売していることが技術力の高さに直結するため、基本機能が引き継がれていることは魅力度が高いです。

 

縦長ディスプレイの魅力

これまでと違いXperia8はディスプレイが縦に大きく伸びました。おそらく初めて持つと違和感を感じるでしょう。

しかし、縦長ディスプレイになれると他が触れないほどインターネットサーフィン、SNSが快適になります。基本的にUIが縦方向に設計されているからです。

縦に長いと以下のように情報量が増えます。

 

通信接続されている端末で、Twitterを一度開いてみることをおすすめします。また、縦長だと2画面化しても使いやすいです。

 

軽い

Xperia8は重さが170gです。Androidの中でも軽量級で持ち運びが楽なモデルと言えるでしょう。

 

21:9で撮影できる

意外と面白いポイントがカメラで21:9で撮影できるところ。通常16:9と4:3が基本でしたが、新たな比率が選べるようになっています。

 

こちらが通常の4:3撮影です。

 

サイドの指紋認証は非常に便利

昨今のスマホの指紋認証は背面、もしくは前面(静電気、もしくは光学でディスプレイ埋め込み)が基本になっています。

しかし、Xperiaシリーズは過去からサイド指紋認証を採用するモデルがあります。2019年に発売されたXperiaは全て横型指紋認証になっています。

横型の指紋認証は握りながら解除できるので、とても便利です。

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Xperia8のデメリット・欠点

カメラが超広角ではなくズーム

2019年はデュアルカメラが広角と超広角が基本。ところが、Xperia8はとても残念なことにズームと広角の組み合わせになっています。

スマホはシングルカメラでもデジタルズームできますし、仮に光学ズームを搭載していても2倍程度。それ以上のズームが必要なら、コンパクトデジカメを使うでしょうし、あまりメリットを感じません。

iPhone11 Proを使っていて思いますが、超広角は今までと違う画角で撮れるため、メリットが大きいです。

 

カメラの画質が悪い

Xperia8を使っていて、カメラ性能が低いように感じます。オートで撮影すると、室内での光量取り込みが少ないような写真になります。

また、白飛びも多い気がしてなりません。

3万円台で買える廉価版モデルにカメラまで要求するのは酷ですが、そういった意味でカメラ性能と価格帯で比べるなら、Oppo Reno Aの方が良い気がしますね。

 

ベゼル幅が大きすぎる

今回の検証機が白だったこともありますが、ベゼル幅がかなり大きい印象です。さらにサイドがせり出していることもあって、より幅を感じてしまいます。

ベゼル幅が小さいほうが良い人は有機ELモデルを選ぶべきでしょう。

 

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Xperia8の口コミ・評判

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Xperia8
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 3 reviews
 by なんつっておじさん

XPERIA8でPUBG Mobileをプレイしてみましたが全く問題ありませんでした。
前の機種がSDM820だったので性能ダウンは覚悟してましたが、体感的には殆ど変化なしです。

 by だすだすだすだす

UQだけ ソニー純正の ミュージックアプリ対応 がうれしいです。

正直 YouTube musicアプリをダウンロードして使うのは微妙です。
アートワーク 使いやすさは やはり 純正のソニーのミュージックアプリが ずっと上です。

 by SIMPC編集部

廉価版として発売されたXperia8は21:9インチのディスプレイでスマホ時代のサイズ感で縦の情報量が多くて、使いやすい。

広角カメラと光学のデュアルカメラになっているのは残念。できれば、超広角カメラを搭載してほしかったところ。

それ以外はどんな人にもおすすめできる万能型スマホです。

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Xperia8がおすすめのタイプ

万人におすすめ

Xperia8は万人に向いていると感じます。特に日常レベルユーザーで、スマホをメインに使う人は最適な選択肢です。

パソコンでネットサーフィンがベースなら話が別ですが、スマホだけなら縦長ディスプレイの方が情報力が多く、かつスクロールが少なくなるので、スマホ利用が楽になりますね。

 

特に女性に向いている

Xperia8は、昨今のスマホと比較してかなりコンパクトなサイズ感です。

Xperia Aceというさらにコンパクト機種がありますが、こちらは縦横比をそのままにコンパクトにしたモデルです。

持ちやすさは「背面ラウンド」、「横幅」が寄与する傾向が大きいため、手の小さい女性におすすめしやすいスマホと感じます。

 

Xperia8をおすすめしない人

コスパを求める人

Xperia8は安いですが、コスパが良いか?と聞かれると疑問が残ります。

3万円台で買えますが、コストパフォーマンスが良いわけではありません。性能面だけでみれば、もっと良いCPU、大きなメモリを搭載して同じ価格のスマホがあります。

例えば、OPPO Reno Aや、moto g7 plusがそれにあたります。Xperiaブランド料が乗っていることを忘れてはいけません。

 

ハードなゲームユーザー

Xperia8はハードなゲームユーザーにはおすすめできません。理由はいくつかありますが、Snapdragon630では描写が追い付かない可能性が高いです。

それなら5万円以下で手に入るBlack Shark2を購入するほうがメリットが大きいですね。

 

カメラ重視の人

Xperiaシリーズは過去からカメラは綺麗な印象がありますが、Xperia8はあまりきれいとは感じませんでした。

ただし、これは5万円以下のスマホに共通する問題です。2019年はスマホの価格差=写真の差です。そのためカメラ性能(綺麗さ)を求めるなら、お金を出して上位モデルを買いましょう。

参考までにXperia1のカメラ作例を見ていただきたいです。

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Xperia8の実機レビューまとめ

持ちやすさに優れたXperia

結論

廉価版のXperia8ですが、基本設計的な部分は上位版を引き継ぎ、満足度高い端末に仕上がっています。

特に縦長ディスプレイとサイドディスプレイが高評価。

キャリアでXperiaを使いつつ、格安スマホへの移行を考えている人にとって最良に近い選択肢です。

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Xperia8のキャンペーン・安く買うために

Xperia8はいくつかのキャリアで取り扱いをしていますが、一番お得なのはUQモバイルです。もしauやワイモバイルで買う場合は、ウェブからの申し込みで頭金を無料にできることを覚えておきましょう。

 

ライバル機種のレビュー

 

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