ZenFone Max Pro(M2)レビューの概要(ポイント)
5000mAhの超バッテリー
2019年に発売され、スペックと価格のバランスから、バカ売れているスマホが「ZenFone Max Pro(M2)」。
2018年発売モデルがいまいち売れなかっただけに、ZenFone Max Pro(M2)の勢いはすごく感じますし、このモデルは本当の意味でバランスが取れた機種です。
格安スマホとしての性能に加えて、電池持ちが欲しい人にとっては、最高と言ってもいいレベルのスマートフォンでしょう。
簡易スペック表
CPU | Snapdragon660 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
画面 | 6.3インチ |
ZenFone Max Pro(M2) 実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。
ZenFone Max Pro(M2)の特徴
価格バランスが優れたミドルレンジ
一番のメリットはこの価格バランス。ZenFone Max Pro M2はSnapdragon660番を搭載しつつ、3万円台という低コストスマホ。スナドラ660番台は、簡単に言うと、3Dゲームは厳しいけどそれ以外ならほとんど容易にこなすレベル。
後で使用感を詳しく書いていますが、動作の引っ掛かりはほとんど感じません。
5000mAhの大容量バッテリー
もともとMaxシリーズは、「バッテリーが大容量」の代名詞となるモデル。このMax Pro (M2)でも同様に、バッテリーが5000mAhと異常なほど大きな容量を積んでいます。ミドルレンジスマホでこの容量はまずありません。
通常は3000mAh前後が中心なので、1.8倍程度。実際に使っていても、電池は全然減りません。
Pure Androidである
個人的に、超大歓迎なポイントが「素のアンドロイド」を搭載していること。
ZenFoneには、ZenUIが基本でしたが、珍しくZenFone Max Pro M2ではPure Android。スマホを乗り換えることを前提にすると、ZenUIのような特徴があるものより、プレーンなOSを搭載している方が、個人的には使いやすい。年にスマホを何台も買う人なら、わかってくれると信じています。
ZenFone Max Pro(M2)のマシンスペック
マシンスペック
ZenFone Max Pro(M2)のマシンスペックは以下の通りです。
発売日 | 2018/4/27 | |
寸法 | 158×76×8.5mm | |
重さ | 175g | |
ディスプレイ | サイズ | 6.3インチ |
形式 | IPS液晶 | |
画素数 | 2280×1080 | |
バッテリー | 電池容量 | 5000mAh |
ワイヤレス充電 | × | |
リバースチャージ | × | |
急速充電 | × | |
プロセッサ(Soc) | Snapdragon660 | |
GPU | 公式記載なし | |
ストレージ(ROM) | 64GB | |
メモリ(RAM) | 4GB | |
外部メモリ | 記載なし | |
通信 | 下り最大 | 記載なし |
上り最大 | 記載なし | |
Wi-Fi | b/g/n | |
bluetooth | バージョン | 5.0 |
最大接続台数 | 公式記載なし | |
生体認証 | 指紋センサー | 〇(静電方式) |
顔認証 | 〇 | |
光彩認証 | × | |
おサイフケータイ | × | |
緊急避難速報 | 公式記載なし | |
防水(お風呂) | × | |
防塵 | × | |
ワンセグ/フルセグ | × | |
赤外線通信 | × | |
コネクタ | micro-USB | |
OS | android 8.1 | |
SIMサイズ | nanoSIM | |
DSDS | 〇 |
対応バンドについて
後日、追記します。
スペックの解説
ZenFone Max Pro(M2)はかなり良質なスペックで、価格.comでも売れている理由がよくわかります。根本的に、5000mAhのバッテリーでsnapdragon660なら、普通の人なら「バッテリーが良く持って日常生活に困らない」という用途としてぴったりのスマホ。
一日の外出が多いサラリーマンの人にはぜひおすすめしたいスマホです。残念なポイントは無線が2.4GHz帯にしか対応していないことと、microUSBであること。特に前者は、2.4GHzと5GHzの違いでも書いているように家での快適な利用の面では残念ポイント。
また、日本特有のガラパゴス機能(おサイフケータイ、防水などに対応していないので、この点も人によっては要注意ポイントです。
ZenFone Max Pro(M2)のカメラスペックと作例
カメラスペック
ZenFone Max Pro(M2)のカメラに関するスペックは以下の通りです。
メインカメラ1 | |
有効画素数 | 1200万画素 |
F値 | 記載なし |
光学手振れ補正 | × |
電子式手振れ補正 | × |
メインカメラ2 (深度測定用) |
|
有効画素数 | 500万画素 |
F値 | 記載なし |
光学手振れ補正 | × |
電子式手振れ補正 | × |
インカメラ | |
有効画素数 | 1300万画素 |
F値 | 記載なし |
光学手振れ補正 | × |
電子式手振れ補正 | × |
ZenFone Max Pro(M2)で撮影した作例
ZenFone Max Pro(M2)の外観
外観は一見、3万円台とは思えないほどすっきりとしています。安っぽさが一切ない。
高級感を感じるポイントが、サイドのメタル感。iPhoneXシリーズ以降と同じような感覚を受けます。左側にはなにもなく、よりすっきりとしていますね。
右側には音量ボタンと、電源ボタンがあります。ディスプレイのベゼルの左右はほとんど気にならないレベルですが、下部が大きめのため気になる人はいるかもしれません。
上部はiPhoneXシリーズのような台形ノッチが付いています。
アウトカメラは2眼になっています。突起はあまり大きくないので、そのままで運用してもよさそうです。
指紋認証は円形。どの角度から認証しても認識されるようになっています。コネクタはmicro-USB。こちらは残念ですね。
ZenFone Max Pro(M2)のメリット・長所
低価格とは思えない本体ボディの仕上がり
ZenFoneシリーズはどれも全体的にボディが美しいことがウリですが、ミドルレンジの場合は安っぽくなることもあります。ところが、外観でも書いたように、とても高級感があります。
サイドのメッキ、背面の加工、どれをとっても3万円台とは思えません。これなら、本来高い機種のPixel3の方が安っぽく見えるくらいです。
低価格帯でも十分なカメラ
3万円台で一番犠牲になりやすいのは、カメラ。安っぽく映ったりピントが合いにくくなったり、機種によっては色々な欠点があります。しかし、ASUSはもともとカメラに力を入れているメーカーなこともあって、低価格でもしっかりと写真が撮影できます。
特に、一番良いと感じたのは「ピントスピード」。かなり速い印象を受けます。
また速いからといって甘いという感じもしません。ZenFone Max Pro(M2)はこのあたりに魅力がありますね。
重量設定が素晴らしい
ZenFone Max Pro(M2)は、重量が176g。バッテリーが5000mAhとなっていることを考えれば驚異的。初代ZenFone Maxが同じく5000mAhで202gだったことを考えると数年で劇的に変化していると感じますね。
プロセッサが660
2018年に低価格帯で出してきたスマホとして、スナドラ660を搭載しているのはかなり珍しく感じます。というか、よく出してきたなというイメージ(赤字と勘繰るほど)。前モデル(ZenFone5Q)とのバランスが悪くなっているような気がしなくもないですね(笑)。
ZenFone Max Pro(M2)のデメリット・欠点
5GHz非対応で速度面でマイナス
ZenFone Max Pro(M2)の一番残念なポイントは2.4GHzの対応だけです。2.4GHzと5GHzの違いでも書いていますが、基本的に安定して使えるのは5GHz帯です(2.4GHzだと電子レンジなどと干渉するため)。2.4GHzだけしか使えないのは、速度面で残念です。
microUSBはむこう2年を考えると残念
最近の充電器はUSB-Cが多くなってきています。ZenFoneシリーズでも、上位機種はUSB-Cをすでに搭載しています。パソコンの充電器などなども、USB-Cに統一されてきて便利なこともあって、microUSBが充電器になっていることは残念と言わざるをえません。
ZenFone Max Pro(M2)の口コミ・評判
Twitterの良い口コミ
ZenFone Max Pro M2 交換になったけど、これなかなか良い端末だよ。
— シモン (@3U8FK1CS2KYGQIb) 2019年4月5日
そしてこちらが昨日届いた、
ASUSU Zenfone Max PRO(M2)です。35000円でした。
HUAWEI P9liteからの買い替えになります。
P9lと比べてめちゃサクサク動くし、バッテリー5000mAhだから凄く持ちが良いし、GPSとコンパスの精度が段違いで良いしで、買い替えて正解でした。
これで通勤が楽しくなり嬉しい! pic.twitter.com/IuCSpxJzfk— らいすべあ (@ricebear2017) 2019年5月10日
Twitterの悪い口コミ
やっぱりZenFone Max Pro (M2)売れてるんだなあ
・Wi-Fiが2.4GHzのみ
・USBがmicro-B
この2点を妥協出来るならコスパの高い良い端末だと思う— うめず (@nazeumezu) 2019年6月23日
zenfone max pro M2 買ったけど概ね良い。問題があったのは、フィルムがちっちぇえ。充電USBが未だにMicroUSBで方向期にするからストレスになる。
— ガスキー (@GA_SU_KI) 2019年6月7日
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5万円以下の格安スマホでバッテリーの大きさと性能バランスで選ぶならこれ一択。5000mAhもバッテリーがあるので、全然減らない。
特にDSDVで使っていると、バッテリーの減りが速いので、バッテリー容量が大きいと使い勝手が良いメリットが大きい。
ZenFone Max Pro(M2)がおすすめのタイプ
万人におすすめ
ZenFone Max Pro(M2)は、万人におすすめです。バッテリー、CPU、重さなどのスペック面、外観の高級感など、弱点になる部分がまったくありません。そのおかげもあって、価格コムでも販売上位です。悩んだらこれを買う、それくらいで選んでも良い端末です。
2Dゲームを長時間する人
万人におすすめですが、特に2Dゲームをする人にはこちらがおすすめ。理由はバッテリー。5000mAhを搭載していて、それなりのCPUを積んでいるため、長期間ゲームをする人にとってはぴったりの端末と言えます。
SNSの利用が多い人
スマホってSNSに関係ないのでは?と思う人もいるかもしれません。SNSも割と電池をよく食います。理由は常に通信していること、そしてリロードを何度もするから。SNSヘビーユーザー、複数SNS、複数アカウントを使っている人には特に良いでしょう。
ZenFone Max Pro(M2)をおすすめしない人
カメラを重視する人
ZenFone Max Pro(M2)は弱点が全くないスマホですが、カメラ性能が強いとは言えません。弱いわけでもありませんが、室内撮影したり、ズームを多用するならワンランク上のモデルを選びましょう。
ゲーム性能を重視する人
ZenFone Max Pro M2は大容量バッテリーを搭載し、長時間のゲームにも向いています。ポケモンGOやドラクエウォークには非常に適したスマホです。一方で、PUBGなどのハイエンド系の場合はスペックが足りなくなる恐れが高いためおすすめできません。10万円クラスのハイエンドスマホを選ぶ方が良いでしょう。
ZenFone Max Pro(M2)の実機レビューまとめ
弱点のない中位ZenFone
結論
ミドルレンジスマホとしては、2019年間違いのない一台です。
性能面、重量、質感、どれをとっても最高クラスでよく売れた理由が分かる一台です。
ミドルレンジでバッテリー容量が大きいものがいい!となれば即決で選んでよいSIMフリースマホです。
ZenFone Max Pro(M2)のキャンペーン・安く買うために
ZenFone Max Pro(M2)はいくつかのキャリアで取り扱いをしていますが、あまり割引はありません。ZenFoneは後継機モデルが出ると通販でガクッと値段が落ちることが多いので、通販サイトをチェックするようにしましょう。
ライバル機種のレビュー
以下は、2019年発売の同クラス格安スマホのレビュー記事です。