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iPhoneXS MAXの実機レビュー

iPhoneXS MAXレビューの概要(ポイント)

全画面iPhoneのMAXモデル

iPhoneXの発売から1年。これまでPlusモデルとして発売してきたiPhoneシリーズに続く大画面モデルとしてiPhoneXS MAXが登場しました。

ハイエンド性能と美しい有機EL大画面を持つことでゲーミングユーザーにおすすめの一台。

またXからカメラ性能が格段に向上していることがポイント。重いことが弱点ですが、使いようによってはそれ以上に魅力のある一台です。

下位モデルのiPhoneXRとSoCの差はありませんが、メモリ数が4GBと1GB増えている違いがあります。

簡易スペック表

発売日 2018/09/12
SoC A13 Bionic
RAM 4GB(※)
ROM 64,256,512GB
画面 6.5インチ
重量 208 g
5G(Sub-6) 非対応
5G(ミリ波) 非対応

※公式非公開のためGeekbench5測定より掲載

iPhoneXS MAX
Apple
iPhoneXS MAXのキャリアでの販売は基本終了しています。中古をお探しください。

本文の前に

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iPhoneXS MAX 実機レビュー目次

使った主観的な感想はメリット・デメリットで紹介しています。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。

※本機は実際にSIMフリー版を購入の上検証しています。

後継機にあたる、iPhone11、iPhone11 Proの実機レビューも行っています。こちらも合わせてご参考ください。

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iPhoneXS MAXの特徴

iPhoneモデル最大レベルの大画面

iPhoneXS MAXでは、6.5インチという最大レベルの大画面になっています。そのため、ブラウジングやSNSがとにかく楽。

 

ネットをみることもそうですが、マンガがより細かく見えますし、instagramでも、細部まで写真が見えて情報量が多く取れるため、とても快適に使うことができます。iPhone8シリーズ以前のように、上下に無駄なスペースがないため、元の大きさを維持したまま、画面が大きくなったのは純粋に大きなメリットですね。

 

高性能なカメラ機能

iPhoneXとiPhoneXSは一見変わっているようには見えませんが、カメラ性能が劇的に違います(作例でも紹介しています)。普段の撮影もさることながら、個人的に一番違いを感じるのは「夜」や「部屋の中」。

カメラ機能がアップしているわけではないものの、光の処理が上手く、ブレが極端に抑えられています。XSシリーズで劇的に良くなったので、カメラで悩むならXSは非常に大きな魅力をもつスマホです。

 

eSIMに初対応したモデル

iPhoneXSシリーズ以降では、内蔵のSIMカード「eSIM」に対応しました。eSIMに対応したことで、DSDVに向けて一つ大きなハードルを越えたと言えます。データ容量に悩む人や海外でスマホを使う人にとっては、大きなメリットです。

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iPhoneXS MAXのマシンスペック

マシンスペック

iPhoneXS MAXのマシンスペックは以下の通りです。

発売日 2018/9/12
寸法 158×77×7.7m
重さ 208 g
ディスプレイ サイズ 6.5インチ
形式 有機EL
画素数 2688×1242
バッテリー 電池容量 公式記載なし
ワイヤレス充電
リバースチャージ ×
急速充電 対応
プロセッサ(Soc) A12 Bionic
GPU 公式記載なし
ストレージ(ROM) 64GB
メモリ(RAM) 4GB
外部メモリ ×
通信 下り最大 公式記載なし
上り最大 公式記載なし
Wi-Fi a/b/g/n/ac
bluetooth バージョン 5.0
最大接続台数 公式記載なし
生体認証 指紋認証 ×
顔認証
光彩認証 ×
おサイフケータイ
緊急避難速報
防水(お風呂)
防塵
ワンセグ/フルセグ ×
赤外線通信 ×
コネクタ Lightning
OS iOS 13
SIMサイズ nanoSIM
eSIM
DSDV

※スペック詳細はこちら

対応バンドについて

4G 1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/14/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/34/38/39/40/41/42/66
3G 850MHz / 900MHz / 1700MHz / 1900MHz/2100MHz

スペックの解説

iPhoneXSは基本性能はそのままに、64GB、256GB、512GBの3種類が発売されています。CPUはA12 Bionicとなっています。ディスプレイサイズは6.5インチで大型。過去のiPhone史上最大サイズです。そして表示形式はOLED。同じ日に発売された廉価版のiPhoneXRは液晶ディスプレイになっています。

有機ELとは?」の記事でも解説していますが、使ってみると有機ELの方が圧倒的に良く、液晶には戻れないほどの体感の違いがあります。その他、防水、Felica(Apple Pay)に対応しているなど、過去のモデルで備えた機能は全て踏襲しています。

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iPhoneXS MAXのベンチマークテスト

GeekBench5

GeekBench5の測定結果は以下の通りです。クリックで画像を拡大することができます。

 

 

iPhoneXS MAXの通信スピードテスト

iPhoneXS MAXの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています(クリックで拡大します)。

 

隣接した部屋では比較的安定した速度が出ているものの、最長距離では速度が26%まで低下する結果となりました。長距離の安定性が低いので、ルーターの一に気を付けるか、メッシュWi-Fiを導入したほうが良いでしょう。

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iPhoneXS MAXのカメラスペックと作例

カメラスペック

iPhoneXS MAXのカメラに関するスペックは以下の通りです。インカメラはiPhoneXS MAXの場合は正式名称をTrueDepthカメラと言いますが、以下ではインカメラと表記しています。望遠ズームは光学で2倍のズームが可能です。

有効画素 F値 手振れ補正
光学 電子式
広角カメラ  1200万 1.8 〇 
望遠カメラ 1200万 2.4
インカメラ 700万 2.2 -

※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。

 

動画撮影能力

アウトカメラは以下の通りです。4Kは30fpsです。

4K 撮影 24,30,60 fps
1080P 撮影 30,60 fps
720P 撮影 30 fps

 

インカメラはのスペックは以下の通りです。

1080P 撮影 30,60 fps

 

iPhoneXS MAXで撮影した作例

標準レンズと光学ズームした時の比較です。5倍ズームはまだ実用性がありますが、10倍ズームは画質が荒れてきています。

オート

5倍ズーム

光学2倍

10倍ズーム

 

フォーカスによるホワイトバランスの変化を検証しました。あまり色の変化は感じませんでした。

黒にフォーカス

緑色の葉にフォーカス

 

接写能力を検証しました。文字にピントが合うことを前提に撮影しています。iPhoneシリーズ全般に言えることですが、接写能力は低いです。

充電器の文字にピント

50に合わせて撮影

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iPhoneXS MAXの外観

iPhoneXS MAXを持った様子がこちら。かなり大きめです。

 

サイドがこちら。iPhoneX同様にアルミが鏡面加工されており、美しくなっています。

 

背面はガラス。落とすと粉々になりそうです。

 

カメラはデュアルカメラでセンターにライトがあります。突起は大きめなので、ケース運用が良いですね。

 

カメラの突き出し量は、シンワのデップスゲージで測定したところ、1.2mmでした。

 

右サイドは電源ボタンとSIMスロットがあります。

 

左サイドは音量ボタンとマナーモードの切り替え。

 

上部には何もありませんが、アンテナのためか、一か所切込みが入っています。下側はLightningケーブルの入り口がありますね。

 

充電器側にはLightningコネクタがあります。

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iPhoneXS MAXのメリット・長所

大画面で楽しむエンターテイメント

やはりiPhoneXSの一番の醍醐味は大画面です。YouTubeや漫画はもちろんAmazonプライムビデオ、マンガワンなども楽しむことができます。私はヘビーユーザーで、ダウンロードコンテンツとしても利用するので嬉しいですね。

 

また、SNSも非常に快適。スマートフォンの大画面は正義だと改めて痛感させてくれる一台になっています。

 

圧倒的に美しくなったカメラ

iPhoneシリーズは過去から画素数を高めることはしていませんが、センサー、加工処理技術を磨くことで美しい写真が撮れるようになっています。

今回のiPhoneXSシリーズは、まさにその実力を感じる所で、とにかく別物のように美しくなっています。特に光の処理が圧倒的な綺麗さで、白飛びがしないようになっています。カメラでiPhoneシリーズを選ぶなら、断然iPhoneXSを選ぶべきです。

 

eSIMの可能性

日本のeSIMの取り扱いはIIJmio楽天モバイルですが、海外では既に使われている地域があります。eSIMは使ってみるとわかりますが、非常に便利で、QRコードを読み込むだけで、一瞬で通信事業者を開通することができます。

IIJmioで使うという選択肢だけでなく、海外でeSIMを使って現地のSIMを安く使うという方法にも目を向けておくべきでしょう。

 

Apple Payが本当に便利

PayPayやLINE Payなどが始まったこともあって、電子マネー戦争が過熱していますが、中でもApple Payの便利さは群を抜いています。また、Suicaも利用できることもあって、Apple Payは手放せない存在です。

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iPhoneXS MAXのデメリット・欠点

200gを超える重量

iPhoneXS MAXの最大のデメリットは重量です。200gとなっていて、かなり重みを感じます。特にiPhoneシリーズはケース運用をする人も多いと思うので、この重量は致命的。リング付きのケースを付けて、重さを分散するなどすると良いでしょう。

 

ただし、リング対策もも重くなる一因なので避けたいところですが、落とすと修理の面で費用がかかるので我慢が必要です。

 

10万円以上と高すぎる

iPhoneXS MAXは一番下のグレードでも、10万円以上しますし、一番上に至っては20万円近くなります。最近はクラウドサービスが発達したおかげでメモリ容量は小さくても事足りますが、それでも10万越えはやはり高いように感じます。

Amazonプライムフォトなどと併用することで、低グレードを選んでも問題ないようにしておくと良いでしょう。

 

iPhoneXからの進化が小さい

iPhoneXS MAXはカメラの面で進化が大きいように感じるものの、はっきりと外観面でわかるような変化が少ない事がデメリットです(MAXは大きさが異なりますが)。

搭載されているCPUも同じく、性能は上がっているものの、外から差がわからないため、一般ユーザーならわからない可能性が高く、明確な差は、所有欲を満たすといった観点欲しかったポイントです。

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iPhoneXS MAXの口コミ・評判

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iPhoneXS MAX
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 by SIMPC編集部

とにかく重い。片手で持つのは厳しいレベル。バンカーリングの同時購入がおすすめ。

iPhoneXからカメラ性能が断然進化しているのが好ポイント。

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iPhoneXS MAXの女性目線の口コミ

普段、iPhone8を使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • ディスプレイが美しい
  • 画面が大きい
  • 見た目の感覚よりも軽い

 

少し驚いたのは3つめの「軽い」と言われたことでした。私は片手持ちが基本なので、両手で持つことがありません。両手で持つことが前提だったため、軽く打ちやすさもほぼ変わらないとの意見でした。

 

iPhoneXS MAXがおすすめのタイプ

大画面でゲームを楽しみたい人

iPhoneXSはMAXでも無印でも、最高性能を誇ります。だからこそ、大画面でゲームを楽しみたい人にはぴったり。特にiPhoneXS MAXでは6.5インチになったため、ゲームをより楽しむことが可能です。

 

SNSを楽しみたい人

大画面はSNS向きとも言えます。カメラ性能が高いので、特にinstagramユーザーにはおすすめです。写真をきれいに撮るだけなけら、Pixel4などのカメラがおすすめなスマホがありますが、「明るい写真が撮りたい」、「人物をポートレートでボカしたい」ということならiPhoneXSは最適な選択肢です。

 

データ通信が変則的な人や海外出張が多い人

データ通信が変則的な人はIIJmioのeSIMをうまく使うことで、超過分を安い価格でコントロールすることができます。月によって、多かったり少なかったりする人に良いでしょう。またeSIMは海外だと日本よりも進んでいるので、海外出張が多く現地のSIMの利用が多い人にもおすすめです。

 

iPhoneXS MAXをおすすめしない人

長時間通勤などで使う人

iPhone XS MAXは長時間使う人には絶対におすすめできません。208gの重量に加え、さらにケースを付けると重量は増加します。肩への負担が大きいため、気を付けておきましょう。

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iPhoneXS MAXの実機レビューまとめ

廉価版ながら十分な実力

結論

2018年にAppleから発売されたiPhoneXS MAXについて実機でレビューを行いました。

大型ディスプレイは欠点こそあるものの、エンターテイメントとして楽しむ分には最高レベル。持ち歩けるタブレットのような端末です。

さらにカメラがきれいに撮れるようになり、更に楽しめるようになっているので、ぜひチャレンジしてみて欲しいですね。

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iPhoneXS MAX
Apple
iPhoneXS MAXのキャリアでの販売は基本終了しています。中古をお探しください。

 

もしSIMフリー版を購入予定の人はこちらで安くできる可能性があるので、必ずご参考ください。

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