Rakuten Miniレビューの概要(ポイント)
楽天モバイル専売の超ミニスマホ
Rakuten miniはMNOとなった楽天モバイルが出す世界最小・最軽量のスマートフォンです(発売時)。小さいながらも手に取ると質感が高く、おもちゃのようなサイズながら、安さを感じない端末になっています。
また、超小型でありながら顔認証、Felicaに対応しているため意外と実用性が高いことも特徴。価格が安く、ポイント還元も充実しているため楽天モバイルを第二回線として使いたい、かつ大きなスマホは2台目を持ち歩きたくない、というニーズにマッチする一台です。
簡易スペック表
発売日 | 2020/1/23 |
SoC | Snapdragon 439 |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
画面 | 3.6インチ |
重量 | 79 g |
5G(Sub-6) | 非対応 |
5G(ミリ派) | 非対応 |
Rakuten Miniの目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。
※本レビューは実機をイオシスにて購入の上レビューを行っています。
Rakuten Miniの特徴
この項目ではRakuten Miniの特徴を中心に記載しています。著者が感じた主観的な内容はメリット・デメリットの項目をご覧ください。
世界最小・最軽量
Rakuten miniは名前の通り、非常に小さいスマートフォンです。2020年1月23日の発売段階において、世界最小・最軽量をうたうモデルとなっています。実際に手に持ってみると、非常に小さいことがわかります。
Felica搭載
小さなボディでありながら、Rakuten miniはFelica(おサイフケータイ)を搭載しています。Google Payだけでなく、Suicaにも対応。小さいながらも日本で必要な用途はしっかりとカバーされています。
価格が安い
Rakuten miniは非常に安く、ポイント還元率が高いことが特徴です。小型のスマートフォンは良くも悪くも、小さくすることにコストが使われ高くなる傾向があることを考えるとRakuten miniの価格設定は非常に魅力的です。
eSIMのみ
Rakuten miniは物理SIMがなく、eSIMという電子SIMカードのみになります。発行から通信できるようになるまでネットで行うことになるので、初心者にはハードルが高いと言えるでしょう。
Rakuten Miniの価格とコストパフォーマンス評価
Rakuten miniは楽天モバイルにおける戦略的な位置づけのモデルであることもあってか、2021年3月24日時点で一括払い18,700円(10%税込)と価格は控えめです。さらに、楽天モバイルのキャンペーンにより非常に高い還元率で提供されており、本体以上のポイントを手に入れることが可能です。
価格情報について
価格については執筆時点の情報です。現在の価格については各サイトをご覧ください。
Rakuten Miniのマシンスペック
マシンスペック
今回レビューしたRakuten miniのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2020年1月23日 | |
製品名 | Rakuten mini | |
型式 | - | |
サイズ | 106.2×53.4×8.6mm | |
本体重量 | 79g | |
ディスプレイ | サイズ | 1280×720 |
アスペクト比 | 16:9 | |
サイズ | 3.6 | |
形式 | TFT液晶 | |
リフレッシュレート | 公式記載なし | |
バッテリー | 容量 | 1212mAh |
ワイヤレス充電 | 無し | |
リバースチャージ | 無し | |
急速充電 | 無し | |
SoC(CPU) | Snapdragon439 | |
GPU | 公式記載なし | |
メモリ(RAM) | 3GB | |
ストレージ | 32GB | |
コネクタ | USB Type-C | |
外部メモリ | 形式 | 非対応 |
最大容量 | 非対応 |
通信速度 | 上り数字 | 150Mbps |
下り最大 | 50Mbps | |
Wi-Fi6 | ー | |
bluetooth | バージョン | v5.0 |
最大接続台数 | 公式記載なし | |
生体認証 | 指紋認証 | ー |
ディスプレイ内指紋認証 | ー | |
顔認証 | 対応 | |
光彩認証 | ー | |
おサイフケータイ | 有り | |
緊急避難速報 | 有り | |
防水 | IPX2 | |
ワンセグ/フルセグ | IP5X | |
赤外線通信 | 無し | |
OS | 無し | |
OS | Android9.0 | |
SIMサイズ | eSIM | |
DSDV | 有り | |
5G通信 | 有り |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
対応バンドについて
キャリアモデルのため公開されていません。
スペックの解説
Rakuten miniの特徴はスペックからも際立つサイズと重さです。70g台はまるでスパイの道具の一つのようで魅力的。しかしながら、その分バッテリー容量は1250mAhと非常に小さくなっています。後述しますが、ここがメインになります。USB-Cに対応しているため、充電器を減らせられるのは大きなメリットと言えるでしょう。
Rakuten Miniのベンチマークテスト
Antutu
Antutuベンチマークのスコアは以下の通り93778となりました。その他の機種比較についてはAntutuベンチマーク測定データまとめと比較下さい。
GeekBench
GeekBench 5の値は以下の通りです。その他の機種比較についてはGeekbench 5測定データまとめをご覧ください。画像はクリックで拡大できます。
Rakuten Miniの通信スピードテスト
Wi-Fi環境テスト
Rakuten Miniの通信環境テストをアプリOoklaを用いて行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています(クリックで拡大します)。
Rakuten miniのWi-Fi能力は弱めです。2部屋離れたところではダウンロード・アップロードともに速度が落ちる傾向が見られており、さらに最長距離である部屋2ではWi-Fiを受信できませんでした。利用する際はメッシュWi-Fi等や中継器を利用するほうが良いでしょう。
Rakuten Miniのカメラスペック
カメラスペック
メインカメラ
カメラスペックは以下の通りです。アウトカメラの最大倍率は公式サイトにも利用中のカメラにも表示・記載がありません。
有効画素 | F値 | 手振れ補正 | ||
光学 | 電子式 | |||
広角カメラ | 1600万 | ー | ー | ー |
※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。
インカメラ
カメラスペックは以下の通りです。
有効画素 | F値 | 手振れ補正 | ||
光学 | 電子式 | |||
広角カメラ | 500万 | ー | ー | ー |
※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。
動画撮影能力
アウトカメラは以下の通りです。
720P 撮影 | 30 fps |
Rakuten Miniで撮影した作例
作例を掲載しています。各画像はクリックで拡大することができます。まず、Rakuten Miniでズーム機能を検証しました。
明るい色、暗い色の花の撮影によるホワイトバランスの変化を検証しました。
接写能力を検証しました。マクロカメラはないため、接写能力は低いです。
前後でピントを調整し撮影しました。ボケ味は弱めです。
夜景テストをしました。比較的正確に色味を捉えています。ただし、フラッシュ無しではノイズが大きいので拡大して使うものにはなりにくい印象です。
屋外で撮影した写真の例です。ズームの検証を合わせて行っています。比較的正確な色合いです。加工による強調も感じません。
Rakuten Miniの外観
今回レビューしたのはホワイトです。まず背面です。シンプルなデザインに好感が持てます。またFelicaマークが見えます。
表面です。UIは通常のAndroidスマートフォンではなく、Apple WatchのようなUIデザインになっています。
右サイドです。電源ボタンと音量ボタンがあります。
左サイドです。こちらがわは何もありません。
上部です。
下部です。USB-Cを搭載しています。
付属品一覧です。
箱外観です。
Rakuten Miniのメリット・長所
とにかく小さく持ち運びに向く
Rakuten Miniはとにかく小さいことが特徴です。
昨今のスマートフォンは大型化している傾向があるので、「小さく持ち運びしやすい」ことが優先されるデザインは少なくなっています。電話機能とLINEだけしか使わないといった用途を限る場合には使い勝手が良くなります。
小型ながらFelica搭載で用途は広い
小型機は機能が限られることも多いですが、Felicaを搭載しているため日本で必要な決済機能をカバーすることができます。
専売モデルゆえ安く手に入る
Rakuten miniは小ささだけでなく、安く手に入ることも特徴です。Rakuten miniの位置づけを考えると、サブのスマートフォンとして使う人も多いと思うので安く変えることは非常に重要です。楽天モバイルのキャンペーンを利用することで本体代金以上の還元率が帰ってくることもあるので、必ずチェックしてください。
Rakuten Miniのデメリット・欠点
バッテリー持ちが悪い
Rakuten miniは本体バッテリーが1250mAhしかありません。ディスプレイが3.6インチと小さいですが、これだけ小さいと使っているうちにみるみる減っていきます。モバイルバッテリーを併用する方がよいでしょう。
指紋認証は非搭載
生体認証は顔のみです。指紋認証がないので注意してください。また顔認証速度がワンテンポ遅い点が気になります。Snapdragon439であることが影響していると予想されます。
顔認証速度がワンテンポ遅い
指紋認証の代わりに顔認証が搭載されていますが、ロック解除がワンテンポ遅い弱点があります。使いたいタイミングですぐ使えないのでストレスに感じる人もいるでしょう。
サングラスをかけると画面が見えなくなる
技術的な理由が分かりませんが、サングラスをかけると画面がブラックアウトして見えなくなりました。持ち運びには便利なのでスポーツ中に使う人もいるかもしれませんが、ランニングなどでサングラスをかけたまま見るとなぜか画面が見えなくなるので注意してください。
純正キーにQWERTYがない
純正のキー設定にQWERTYキーボードがありません。小さなスマートフォンなのでQWERTYは使いにくいでしょうが、純正で選択肢がないこと自体デメリットです。
Rakuten Miniの口コミ・評判
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超コンパクトなスマートフォンで使い道は限られるもののロマンある一台。電話だけで使いたい人などには向いているが、バッテリーの小ささだけが大きな弱点。これさえなければ、サブスマホとして実用性がぐっと上がったであろう一台です。
Rakuten Miniの女性目線の口コミ
普段、iPhone8を使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- 驚くほど小さい
- 可愛くて使いたくなる
Rakuten Miniがおすすめのタイプ
サブスマホとして使う人
Rakuten miniは電話の受け答えをメインとするサブスマホとしてはうってつけの存在です。バッテリーの少なさが問題になることもありますが、実は何もせずに使うなら意外と1日持たすこともできますし、2台使いする人はおそらくモバイルバッテリーを持っていると思います。
テザリング端末として使う人
Rakuten miniはテザリングを使うことができます。楽天モバイルのエリア範囲内であれば、施策によりデータ通信が完全使い放題になっています。小型テザリング端末としては魅力的です。
Rakuten Miniをおすすめしない人
メイン端末にする人
Rakuten miniはメイン端末としては役不足です。特にバッテリーが小さいことが欠点。アプリを立ち上げて使っているとみるみるうちに電池が減っていきます(残量の変化に気づくほど)。メインで使うには不安を感じます。
Rakuten Miniの実機レビューまとめ
使う人は選ぶがトイのようで可愛い一台
結論
世界最軽量・最小をウリにしただけあって、非常にインパクトが強い一方でその分、バッテリーが小さく電池持ちの観点でメインとはなりづらいスマートフォンです。
しかしながら、サブで通話やテザリング端末として利用するということであれば、本体の軽さ、本体価格から考えて非常に魅力的。本体は実質無料で手に入れられる上、楽天モバイルの解除料金がかからないので、試しに契約してみても良いと言えます。
Rakuten Miniのキャンペーン・安く買う方法
Rakuten Miniは楽天モバイルの専売モデルです。ポイント還元が大きく、実質0円(ポイントによりプラス)になるモデルです。購入時には楽天モバイルのキャンペーンページを必ずご確認ください。
また楽天モバイルのキャンペーンについては以下のページで詳しく解説しているので合わせてご覧ください。
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