Galaxyは2020年以降、いくつかのシリーズが日本で併売されるようになりそれぞれの違いが分かりづらくなってきています。そこでこの記事ではそれぞれの違いを一覧表にしてまとめました。
また、本記事で紹介しているGalaxyスマートフォンのほとんどは当サイトにて実機レビューをしているため、詳細が知りたい場合は本記事からそれぞれの個別記事でメリット・デメリット等を比較してみてください。
Galaxy(ギャラクシー)のスマートフォン解説目次
先におすすめ端末を知りたい人はまず「Galaxy(ギャラクシー)のおすすめ端末」からお読みください。スペック一覧では、エクセル一覧で詳細スペックを比較できる表を用意しています。
Galaxy(ギャラクシー)のスマホの特徴
大きく分けて4つのグループがある
日本に入ってきているGalaxyには大きく分けて4種類があります。シリーズのモデルによって多少変わる部分もありますが、以下のイメージです。
シリーズ名 | Sシリーズ | Zシリーズ | Noteシリーズ | Aシリーズ |
性能 | ◎ | ◎ | ◎ | ○〜△ |
価格 | ○〜△ | × | △ | ◎〜○ |
ペン対応 | △(一部対応) | × | ○ | × |
折りたたみ | × | ○ | × | × |
望遠カメラ性能 | ◎ | ○ | ◎ | × |
エントリーとはカメラ処理が大きく異なる
Galgaxyシリーズではハイエンドモデルで本体性能が異なる他、カメラの処理が大きく異なり、写りがかなり違います。Galaxyシリーズはビビットで色彩豊かな写真が撮れることが特徴ですが、あくまでも上位モデルでエントリーモデルでは処理があまり強くなく自然な風合いとなります。
ハイエンドの中には特殊モデルがある
Galaxyのハイエンドモデルには一般的なスマートフォンである「Sシリーズ」の他に折りたたみスマートフォンのZシリーズ及び、Noteシリーズが存在します。
初めて登場したGalazy Z Foldは鳴り物入りでしたが、意外と完成度が高く、かつタブレットのように使えることで実用性が高いモデルとなっています。これらについても当サイトでレビューしているので、Galaxyスマートフォンのレビューから合わせてご覧ください。
海外モデルが先行
Galaxyのスマートフォンは一般的に海外発売が先行し、その後日本に入っていきます(数ヶ月遅れるケースがほとんどです)。そのため、海外モデルを先に使いたい場合は、Etorenなどを用いて個人輸入による対応が必要となります。またイオシスではグローバル版の取扱があるため、海外モデルを購入することが可能となっています。
海外モデルはラインナップが大きく異なる
日本で発売しているGalaxyは本国モデルと被っているところもありますが、それ以外にも日本には流通していないモデルがあります。例えば、Galaxy AにはA70シリーズという日本に入ってきていないモデルが存在します。また、Mシリーズというラインナップも存在します。以下が本国のページなので、興味ある方はご覧ください。(韓国語になっています)。
Galaxy公式
限定モデルが多い
Galaxyは他のスマートフォンと違い「スターウォーズエディション」や「オリンピックエディション」「BTSエディション」などのコラボレーションモデルが数多く存在します。これらはキャリアモデルですが、Galaxy Z Fold2では高級なトムブラウンモデル(SIMフリーモデル)が発売されたこともありました。
Galaxy(ギャラクシー)のスマホの選び方
Galaxyには海外モデルも多くありますが、ここでは一般の人がショップやAmazonで簡単に購入できるモデル(技適に対応しているモデル)から選ぶことを前提にまとめています。
映える写真を撮りたいならハイエンド
これまで数多くのGalaxyスマートフォンをレビューしてきましたが、ハイエンド系とそれ以外のスマートフォンにおける最も大きな差は「カメラの写り方」です。以下はハイエンドのSシリーズとAシリーズを比較しています。
同日に撮影したものではないため正確な比較は難しいですが、Sシリーズの方がより深みのある色合いになっています(葉の色や花の色の濃さが異なります)。ハイエンドはよりビビットなコントラスト高めの写り方をするため、インスタグラムなどで映える写真を撮る場合には絶対的にハイエンドのSシリーズ及びZシリーズが良いと言えます。上記は花ですが、明るいところで食事の写真を撮影するとより差が明確になります。
おすすめはSシリーズの無印
日本でGalaxyを購入する場合は基本的に何も迷わずに「最新Sシリーズの無印モデル」を買うことをお勧めします。
Galaxy Sシリーズは現在「無印」、「+」、「Ultra」が販売されていますが、一般人には本体の大きさとスペック、そしてカメラ性能を考えると末尾に何もついていないSシリーズが良いでしょう。
コスパ重視ならAシリーズの最新モデル
普段メールや電話が基本で処理速度、およびカメラの性能を気にしないなら、Aシリーズを選んでください。
Aシリーズはハイスペックではないものの、大きな画面と大容量バッテリーを兼ね備えているものが多くスマホをあまり使わないユーザー向けの配慮がなされています。
ペン入力したいならNoteシリーズを
Galaxyシリーズの中でもファンが多いSペンに対応したNoteシリーズ。このSペンでの入力のしやすさは驚くほど。スケジュールやメモをスマートフォンで手帳のようにまとめておきたいなら非常に魅力的なモデルとなるでしょう。
ただし、Noteシリーズは元値が高い上に中古市場でも供給量が少なく強気の価格設定になっているので購入には勇気がいるモデルです。
コスパを重視しつつカメラ性能を求めるなら中古を
できるだけ安いスマートフォンが良いが、カメラも妥協したくない人はGalaxyの中古モデルを検討して下さい。実はGalaxyは細かくモデルチェンジしていること、さらに日本でメジャーでよく使われるスマートフォンであるが故に中古市場にたくさん出回っています。
そのため、供給が多く、シリーズが型落ちすると一気に価格が下がるケースが多く見られます。特に2代型落ちすると、3万円クラスで買えるようになり格安スマホとほぼ同程度になるため、非常にお得です。まずはイオシスをチェックして下さい。
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スマホキャリアを乗り換えることが前提になりますが、ahamoでは型落ちのGalaxyを新品でかなり安く手に入れることができます。通信量が安くなる人も多いと思うので端末乗り換えと同時に合わせて検討すると良いでしょう。
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Galaxy(ギャラクシー)の機種ラインナップ一覧
この項目では、Galaxyの各ラインナップをシリーズ別に掲載しています。
Galaxy Sシリーズ
Galaxy S21 Ultra | Galaxy S21+ | Galaxy S21 | Galaxy S20 Ultra | Galaxy S20+ | Galaxy S20 | Galaxy S10+ |
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Galaxy S21の最上位モデル。昨年同様、スタンダードモデルとはカメラが別物でより高性能なセットアップになっている。また、S21 UltraはNoteシリーズで使われるSペンにも対応した(オプションでの購入が必要) | Galaxy S21の上位盤。例年+は無印との差があったが今年はディスプレイ、バッテリー以外はなし。カラーバリーエーションはファントムピンクがないことに注意。 | 2021年のスタンダードGalaxy。前年度に引き続き2021年もカメラ部が刷新された。可愛いファントムバイオレット、ファントムピンクがラインナップしたことでどんな人でも選びやすいカラーバリエーションを備えている。 | ネーミングはS20シリーズの上位盤に見えるが完全に別物。下位モデルと異なり、カメラ構造が大きく異なり100倍ズームを搭載している。実機レビューでも掲載しているが、ズームできすぎて元の被写体とピントが合わなくなるほどインパクトの強い一台。 | S20の上位盤モデル。ディスプレイの大型化、アウトカメラにTOFを搭載しつつ、5Gのミリ波にも対応している。 | 2020年発売のGalaxy S20。S10を正当進化させたモデル。ディスプレイが120Hzはイリフレッシュレートに対応した他、5G、Wi-Fi6に対応するなど通信での進化面が大きい一台。 | S10の上位盤モデル。ディスプレイサイズが大きくなっている他、インカメラに被写体深度カメラを搭載したデュアルカメラモデルになっている。バッテリー容量も大型化。 |
2021年4月発売 | 2021年4月発売 | 2021年4月発売 | 2020年7月発売 | 2020年3月発売 | 2020年3月発売 | 2019年6月発売 |
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Galaxy Aシリーズ
Galaxy A52 5G | Galaxy A32 5G | Galaxy A51 5G | Galaxy A41 | Galaxy A21 | Galaxy A7 |
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A51の後継モデル。プロセッサはSnapdragon750Gとなっており、765Gよりもクロック数は微妙にダウンしている。代わりにカメラが進化し、OIS(光学手振れ補正)を備えるようになり、写真が撮りやすくなっています。 | MediaTek Demesity 720を搭載したモデル。位置づけ的にはミドルロー程度だが、ベンチマーク結果もAntutu20満点越えで高く動作にあまり不満はない。本体209gと少し重いことが欠点。 | 中価格帯のスマートフォンでプロセッサにはミドルハイに位置するSnapdragon 765Gを搭載。RAMも大きく、ハイエンドまで不必要だがそれなりの動作速度が欲しい人向け。珍しくマクロカメラを搭載している(ハイエンドでは望遠を利用したマクロモードが使える) | 本体サイズ6.1インチかつ160gと非常に軽いスマートフォン。処理性能は弱めだが軽くて大きいスマホが欲しい人向け。 | Galaxyの低価格スマートフォン。性能は高くないため、とりあえずスマホが欲しい人向け。 | 非常に安いスマートフォンだが有機ELを搭載したモデル。プロセッサは弱め。 |
2021年6月発売 | 2021年2月発売 | 2020年11月発売 | 2020年6月発売 | 2020年10月発売 | 2019年10月発売 |
Galaxy Noteシリーズ
Galaxy Note20 Ultra | Galaxy Note 10+ |
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6.9インチのストレート型で2021年最強のスマートフォン。1500ニトのディスプレイ、120Hzリフレッシュレートディスプレイ、50倍ズームカメラなどを搭載。さらに2021年度からはDexがワイヤレス接続可能になった。 | 基本コンセプトはそのままにより狭ベゼル化され、さらに多眼化したモデル。美しいカラーが特徴。 |
2020年10月発売 | 2019年10月発売 |
Galaxy Zシリーズ
Galaxy Z Fold2 | Galaxy Z Flip | Galaxy Fold |
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2020年登場の折り畳みスマートフォン。初代モデルよりも折り畳み面、外面両方とも狭ベゼル化され、5Gに対応した。 | Galaxyの縦型折り畳みスマートフォン。コンパクトのようにたたむことができる。意外にも使い勝手が良い一台。 | 日本初の折り畳みスマートフォン。見た目のキワモノ感とは別に実際はタブレットとしてかなり使いやすい。中古で値段が比較的落ちているためタブレット用端末として購入するのもあり。 |
2020年11月発売 | 2020年11月発売 | 2019年10月発売 |
Galaxy(ギャラクシー)のおすすめスマホ
最新モデルかつスタンダードならGalaxy S21
Galaxyを購入すること前提で失敗したくないなら、選ぶべきは間違いなくスタンダードなGalaxy S21です。ハイエンドモデルだからこそどんな人でもストレスなく使える性能がありますし、裏を返せば長期間使えるメリットを持っています。
人と違うモデルが持ちたい人はGalaxy Z Flip
人と異なるスマートフォンが持ちたいなら、おすすめはGalaxy Z Flip。ストレートタイプの折りたたみスマートフォンです。一見キワ物には見えますが、実は意外と使いやすく、今までのスマートフォンと同じような感覚で使えることがメリットの一台です。
安さ重視ならA30シリーズ
GalaxyのコストパフォーマンスモデルにはA30シリーズとA50シリーズがありますが、安さ重視で選ぶならA30がおすすめです。A50シリーズも悪くはないのですが、価格面から見ると5~6万円となり中途半端なため、A30の方が魅力的になります。
さらに安さを求めるならGalaxy S10
選び方でも書きましたが、Galaxyは日本でもよく売れているスマートフォンのうちの一つのため、中古市場に数多く出回っています。中古でも良ければ、非常に割安でスマートフォンが手に入るためおすすめと言えるでしょう。
キャリア変更できるならS20も選択肢に
もし購入時にキャリアを変更できるなら、ahamoのGalaxy S20も候補に入れてください。型落ちモデルとはなるものの、廉価グレードのGalaxy A51と同程度の価格で手に入れることが可能となります。オンライン受付となるため、ハードルは高くなりますがネットが得意な方はこちらも検討してください。
公式を見てみる → ahamo公式
Galaxy(ギャラクシー)の発売日・発売価格・スペック一覧
Galaxyから発売されているスマートフォンのスペックをまとめました。この表から抜粋してデータを抜いて頂いても構いませんが、ご利用の場合は必ず当サイトへリンクしてください。
補足
※スマホの場合、スクロールが上手く行かないことがあります。その場合は、再読み込みしてください。
マシンスペック
まとめ
この記事ではGalaxyのラインナップについてまとめました。数が多い分、自分に合ったスマートフォンを選びやすいメーカーとも言えます。ぜひ自分に合ったモデルを見つけるようにしてください。
当サイトでは他のスマートフォンのラインナップ解説記事も用意しています。合わせて参考にしてみて下さい。
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